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ねこやま

徒然備忘録

ゲド戦記Ⅰ-影との戦い- / ル=クヴィン

2010-12-07 07:48:07 | 海外作家
抜粋

アースシーのゴント島に生まれた少年ゲドは、
自分に不思議な力がそなわっているのを知り、
真の魔法を学ぶためローク学院に入る。
進歩は早かった。
得意になったゲドは、禁じられた呪文を唱えてしまう。





















わたし、翻訳モノ苦手だ。気づいた。
きっと、苦手なんだ。
学校で句点(まる)読みってあったと思う。
この本はそれをやったら確実にブーイングをくうであろう一文の長さ。
読点がちりばめられ、句点にいくまでが長い。
つまり、修飾語だらけってことになるのかな。
描写が長い。
見たことも聞いたこともない世界の話だから、
説明が長くなることも必須。
これ、大人向けの話なんだろうか。
ハマる子供がいるんなんて、すごいなーと思う。
ナルニアの方が物語に入っていきやすい。
わたしには、難しかった。

しかも、一巻は影との戦いでてんやわんや。
内容は深いと思う。
自分の責任を自分で果たす、というか。
しかもその影ってのは、本人でもわからないのだから、
読者もわからないまんまで話は進んでいく。
なんとなぁーく、わかってはいたけど。
それは映画のせいかもしれない。
映画を見たので、原作はどうなっているのかと思って手に取った本。
まったく違う話になってんじゃないか!映画!
アレンなんてどこにでてくるの?
あれ、ゲドの少年期じゃないのか?!
ゲド戦記はあと外伝含めて5冊残っているので、
その中にアレンという少年がでてくるのかな~。
映画では、影とたたかっていたのは少年ゲドではなくて、
アレンだったよね。
やっぱり、映画は別モノと考えた方がいいみたい。

この世界には真の名前というものがあって、
その名前を簡単に他人には明かしてはいけない。
真の名前を知るものはその人間の命を掌中にすることになるからだ。
そういう設定がファンタジーぽくてよかった。
でも、魔法使いが大抵のモノの名前を知っているなんて、
しかもその膨大な量を、普通に勉強して覚えているなんて、
なんだかなぁ~。
魔法使いの素質があって、学校にいけたら誰でも覚えられるんだな。
と思った。
しかし、軽々しく魔法は使ったりはしない。
世界の均衡が崩れてしまうから。
そういうのも、学校で習うらしい。


世界三大ファンタジーの中のひとつ。
深い、深いぞ~


2007.05.24


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