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ねこやま

徒然備忘録

夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦

2010-12-16 07:55:11 | ま行作家
抜粋

鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー!
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、
夜の先斗町に、神社の古本市に、
大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。
二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、
そして運命の大転回だった!

私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。
吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、
銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。
我ながらあからさまに怪しいのである。
そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。
「ま、たまたま通りかかったもんだから」
という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、
彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。
「あ!先輩、奇遇ですねえ!」

天然キャラ女子に萌える男子の純情!
キュートで奇抜な恋愛小説in京都。






























これは独特!!!
ナルホド、キュートでポップ・・・これをそう表現するか。
とにかくぶっとんでいるような奇抜な文体。
初めて読んだから他の本もこんな雰囲気なのかわからないけど、
これは独特だ~。

最初はこの雰囲気がおもしろくてニヤニヤして読んでいたけど、
後半は中だるみ。
結末までもたつくのでやきもきした。
たとえば、パンツ総番長と『象の尻』の女性とか。
もー、早く会わせてやって、って。
最後に先輩がたちの悪い風邪をわずらって、
ひたすら黒髪の乙女の妄想を続けるところとか。
わかったからもう、会わせろ!と何度心の中で叫んだことか。

天狗になれる樋口さんがでてきたり。
不思議な李白じいさんがでてきたり。
これはファンタジーなのだろうか?
だとしたら、いったいどこからどこまでが幻想で、
どこらへんが現実だったのかますますわからない。
とにかく先輩が熱烈に黒髪の乙女に惚れていること以外は。

一歩間違えるとストーカーな男の純愛日記みたいな話だった。
何か、真面目な顔をして冗談をいいまくっているような印象をうける。

ところどころ表現がおもしろくて笑えた。

しばらくわたしの中で流行りそう。

無念だと思った時の念仏。









なむなむ!










呼鳴!それにしてもこの表紙、なんてかわいらしいの❤
表紙を時々見るために本を買ってもいいぐらい素敵だと思う
















余談


ネコヤマ ハ オンダ リク ノ シンカン ヲ テニ イレタ !




ヤッター!



リクエスト ガ トオッタ ノダ !!


2007.08.24


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