日々思うこと

日々の暮らしの中で、心に留めた様々な思いを、書き込みます。

早すぎる死

2013-11-17 23:35:34 | Weblog
買い物をして家に帰ると はがきが一枚届いていた

11月7日突然亡くなり「11日に家族葬を済ませました」とのお知らせだった。

ん?なんで?どうして?あまりにも突然だったので息をのんだ。


彼女とは 手話講習会で知り合い

意気投合し 子育ての悩みや職場のことなど

素直な気持ちで向かいあえた数少ない親友だった

映画のキャンペーンで九州の大分県を舞台にした九重山にも誘ってくれて

普段出かけることが苦手な私が 生まれて初めての旅行もした

その時の写真はどの場面も笑顔全快だったことを思い出した


51歳のころ原因不明の病に倒れ 

それから約10年

ほとんどの現実も過去も忘れてしまったが

時々訪問する私のことだけは覚えていてくれた

こんにちはー!とあかるい声をかけてくれていた


同居している娘さんに「お母さんとお別れがしたい」と電話をしたが

今は未だ誰にも会いたくないとのことだった


7日未明トイレにて心不全だったそうだ



彼女は妊娠8か月で旦那さんが亡くなり

その後一人で働きながら子供を育て

ふれあう人にいつも有難う 有難うと感謝の心を忘れない 素敵な人だった

苦労を微塵とも見せない強い人だった

美人で優しくて私の憧れの人だった



家庭の事情はわからないが・・・

頑張ったんだろうな ぎりぎりまで・・・

自分がわからなくなるまで頑張ったんだろうな

わからなくなることは 神さまのお守りだったんだろうな

もう頑張らなくてもいいよと 神さまが助けてくれたんだろうな

そんな気がする・・・



60歳

早すぎる友の死を夢のような気持ちで受け止めている

また こんにちはと玄関のベルを押しそうな気がする

命の終わりは突然来ることを思い知らされた

大好きな友の死だった。