夢でありたい

せわしく過ぎた3月

ついにこの日がやってきた

何時までも一緒にはいられないものとわかってはいても

今日の日は来てほしくなかったな


60歳を過ぎてのデスクワークは自分なりの挑戦だったが

誘ってくれた人の期待に背かないようにと

私なりの緊張だった


あの日の出会いは感動と感謝だったな

ま新しい机の引き出しには

ボールペンを始めとして　クリップに至るまで

そして駐車場の手続きまで


何から何まで私の不安がどんどん消えていった

なんとか勤まりそうだな？と感じた


あれから4年

どれほどの話をしただろうか　

仕事のことだけでなく

愚痴ったり慰めあったり腹を立てたり


親子ほどの年の違いも感じさせず

私を尊重してくれた

やさしくて厳しくてまっすぐで


本当は甘えん坊の可愛いい女の子でいたいのに

素直に表現できない不器用が可愛くてたまらない


感謝しても感謝しても足りない人だった

もう二度とあの穏やかな楽しい時間は戻らないだろうが

私の65年の人生の中で至宝の時だった

ありがとう！


肩が凝りすぎてしばらくパソコンを打つこともできなかった


今日彼女からおくりものを頂き

ふたを開けて驚いた

なんと携帯のマッサージ器

まるでどこかでみていたようだな

何から何まで心配してくれていたんだなと

ついに涙線が切れてしまった


新しい職場でもきっと活躍するだろうが

無理をせず　周りに振りまわされず

こだわりすぎず　かかわりすぎず

自分らしく頑張ってほしい


何時も私はあなたの味方だよ！

大きな旗を振っているよ


本当にありがとう　また会える日まで

さようなら