「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

「合気道への道」②

2007-03-24 | サークル活動
数日してから、もう一つの体育館(カーリング場も併設)へ
私一人で行ってきました。

まずは・・・私だけ、話しを聞こう。
また、断られたら、みゆが可愛そうだし・・・そう思いました。

その体育館は、主に武道を行う体育館です。

玄関の掲示板に、いろいろなサークルの募集ポスターが掲示されていました。

『剣道』『空手』『少林寺』『なぎなた』『レスリング』『合気道』

合気道・・・・「いつでも見学自由・随時入会可」

合気道なんてやった事はもちろんありませんが、
知り合いのお子さんがやっていたので、
他のものに比べて、少しだけ、みゆにも出来るかも?と、そう思いました。

ちょうど、私が体育館へ足を運んだ日が、稽古に日でした。

2階の合気道の道場へ行くと、白い胴着を着た、
幼稚園から小学6年くらいまでの子供が6人と、
奥では、大人が20人くらい、稽古をしていました。
大人に中には、女性が一人いました。
また、袴を着ている、先生が子供達に丁寧に指導していました。

体育館のギャラリーで、他のお母さんに混じって見学させてもらいました。
小さい赤ちゃんを連れていた、お母さんに、いろいろ聞いてみました。
幼稚園と、小学校の子供を合気道に通わせてるようです。
胴着は、1万以上はするようですが、月謝が千円と安いので、
いいと言っていました。
長く続けるのに、月謝の事も大事な問題です。
子供は、風邪もひかなくなったし、とても楽しんでると言っていました。
また、護身術なので、女のコには、とくにいいよ、とも言われました。

私が見ても、凛とした空気と、礼で始まって、礼で終わる・・・・。

小さい子が大人を簡単に倒しています。
凄い技です。

先生は決して、大きな声で指導はしていません。
優しい言葉と、体を使って、教えています。

すぐ、みゆを電話で呼び出しました。
みゆは、卓球かバトミントンをやりたかったので、
「え・・・合気道?怖いかも」
そう言っていましたが、30分くらい、一緒に見学をしました。

稽古が終わって、先生にみゆの事を正直に話しをして、
お願い出来るか聞いてみました。

「コミュニケーションは出来ますか?運動しても大丈夫ですか?」

と、それだけを聞きました。

「今は、精神面で、病む人が多い時代です。合気道は呼吸法でもあるので、
キモチを落ち着かせて、リラックス出来たらいいと思いますよ。
まずは、1ヶ月でもやってみて、それから、正式に始めたらどうですか?
中3だと・・・同じ年頃の女のコもいるし、友達も増えると思いますよ」

そう、言って頂きました。

ギャラリーに座ってるみゆに先生は近づいて

「少しやってみるか?心を強くしよう。宜しくね」

「はい。宜しくお願いします」


この日から、合気道が始まりました。

日・月・木・・・週3回です。

最初は、なかなか体が動かず、苦笑いばかりのみゆでしたが、
今は、少しづつ体が動いています。

開始の18時半には、一人で体育館まで行きます。
帰りは、仕事終わりの私がみゆを見学しながら、迎えに行きます。

決して、無駄な話もなく、先生の声・子供達の返事・・・
あとは、畳の音だけです。

みゆは始めて、3週間が過ぎましたが、4月から正式に入会します。
先生の薦めで胴着も注文しました。
今は、トレパンで稽古をしていますが、ちゃんと胴着を着たら・・・・。

きっと、ますますみゆのやる気が増しそうです。

一緒に稽古をしている、小学生の子供達とも
少しだけ話をしています。
それは、とても嬉しい光景です。

また、一つ、みゆの居場所が出来ました。


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