「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

セカンドオピニオン

2011-12-12 | 定期検診
先週、新しい病院で、みゆを診て頂きました。

病院から紹介状を持って行きました。
事前に、病院のサイトを見て、先生のお顔は確認済みです。
今までは、女性のおばあちゃん先生だったので、今度の先生は男性です。
ちょっと怖そうな顔もしていて、みゆは、少し緊張気味でした。

どんな病気の時でも、初めて行く病院は緊張します。
どんな先生なのか、どんな看護婦さんなのか、受付の人は、いい人なのか?
そんな思いは、きっとみゆより私の方が強いような感じがします。

待合室をキョロキョロ見て回りました。
今、通ってる病院よりは、多少古さはありますが、受付の人も、看護師さんたちも、感じが良かったです。


「○○みゆ様」そう、様付けで呼ばれました。
まず、ベテランの中年の看護師さんが、みゆの血圧を測りました。
それから、身長・体重を聞きました。

いよいよ、新しい先生と、ご対面です。

持ってたイメージとは、全く違って、優しい声で、優しい目でみゆに接して下さいました。

病気の事より、学校での生活や、サークル活動の内容や、介護実習の話などいろいろ雑談をしました。
みゆの緊張もほどけて、楽しく会話は弾みます。
そんな何気ない会話から、みゆの状態を読み取ったのかも知れません。

就職の話しもしました。
みゆは、一般企業の事務を希望しています。

先生は、せっかく介護の勉強を2年もしたので、もったいない、と言いました。
そう、言われると、気持ちは揺れますが、みゆに、自信がないみたいなんです。
介護の職場は、自動車免許が必要です。
みゆは、免許がありません。
車の運転が怖いようです。私もみゆには、車の運転はして欲しくないです。

車の免許の話しも、先生に相談しました。
それは、悩む必要はないと、言われました。
自分に自信がないなら、無理はする必要はないと、言われて、少し気持ちが楽になりました。

先生は、60過ぎでパソコンを始めたらしく、みゆの話しを聞きながら、ゆっくりですが、入力していました。
みゆが、教えてあげたら、ニコニコ笑っていました。

こんなゆったり、優しい雰囲気で、先生と話をできた事が、おそらくは初めてかもしれません。
今の病院は、とにかく混んでいて、2時間待って、みゆの診察は、2分程度です。
ほとんどが、私からの話しを聞いて終わりなのです。
過去に何度か、みゆが相談しても、答えがなく、それからみゆは、何も話さなくなりました。

今日のみゆを診察して、就職の相談をするようです。

どんな判断が出るのか、結果待ちですが、よい先生との出会いが、みゆと私の未来に光を与えました。


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