歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

まるでこの世の果てに来たような気分だけれど…。

2018-11-08 | 旅行
予約の部屋はホテルのロビーから一旦外に出た建物の中にあった。雨がパラつきはじめたので傘をさし掛けてくれた。母屋の裏にあたる位置にその建物はあった。コンクリートの打ちっ放しの様な味も足下もなかった。部屋はその建物に入って右側。ドアがやたらと重かった。右側にクローゼットがあり正面が浴室で湯船は円形。ジャグジー孔があってゆったりと風呂に漬かれそうだった。浴室の右側が寝室で二十畳ほどのスペースがあった。窓の外では雨音が激しくなってきた。夕食の時間を7時と伝えて案内係を追い出し風呂に浸かる準備を始めた僕はお湯がバスタブに溜まるまでの時間ベッドに横になってしまった。
それが間違いだった。
窓に雨があたる音が激しく女の啜り泣く声を聞き逃してしまった。