歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

音楽は人と人を引寄せ合うのだろうか…?

2017-06-28 | 音楽
ビルの谷間を流れる風の音。
クルマのクラクション。
幼児の泣き叫ぶ声。
公園の噴水。流れる水の音。

そう街には、音が溢れている。

僕にとっては騒音としか思えない。

でも、この騒音と呼ばれる音の洪水が

人の呼ぶ声に聞こえたり、
その呼び声がメロディとなって
僕の耳に届いたら…どうなんだ?

いつの間にか笑顔になってるかもしれない。懐かしい会いたい人の呼ぶ声だったら、そりゃ〜もうたまらない。その声のする方に駆け出して行くに決まってる。そして僕の耳に届くメロディをギターで弾く。思いのままに指が、感じるままに足がリズムを刻んだとしたら。きっと周りの人たちは感動してくれるかもしれない。
こころの耳でしか聴くことができない音は確かにある。
それを聴くには、きっと求めてないければいけないんだ。年がら年中、四六時中。求めてないと降ってこない。こころの中にね。

奇跡のシンフォニーって映画がウチのテレビに録画されていたんだ。
眠りがやって来るには少し早すぎる時間だったからつい見ちゃったんだ。

映画の結末は想像した通りとわかっていた。
しかし、引寄せられてしまった。


儚すぎるのは世のつねだと知りつつも…

2017-06-14 | 音楽
名古屋へ仕事で行った。

この街には他の街にはない空気が流れていて

僕は落ち着きをなくして、

自分を見失ってしまう。

そうなんだ。

先週の土曜日のライブのことが頭をよぎった。


何年ぶりだろう?

40人ほど集まってくれたライブは…

自分をロストしたライブ。

モチベーションが突然低下し

何もかもが投げやりになってしまった。

もう充分だよ。

こんな演奏になんの意味もない。

悪魔の囁きが聞こえた。

それは、

自信の無さから発する弱音。

あれだけ練習したのに間違いはない。

そんな傲慢さが何処か心の片隅にあったから。

悔しいとか情けないとか

そんな謙虚な気持ちすら無くなって

総て投げ出したくなる。


名古屋に来るとそんなふうに思う。

突き放され、惨めな気分は逃げ場をなくして

内に向かう。

多分それでいいんだ。

責め苛む時間は必要だ。


たちあがる他ない事態に追い込まれて

ひとは初めて気が付き先を向く。

しかし、もう残された時間は少ない。

余りにも少ない時間のなかで

何ができるのか…?

行動しかないのかもしれない。

そう我を忘れる。

のだ。


ヨリを戻したって何も生まれはしないんだ。それよりも…

2017-06-08 | 映画
カフェ・ソサエティを見た。

そうウッディ・アレン。

とても好きなんだ。

彼の映画が。

でも、今回は主人公が、いい奴過ぎた。

一歩間違えれば単なる青春映画になった。

しかし、ちょっとシニカルで残酷な映画だった。

ハリウッドに憧れもないのに大好きな

ニューヨークを捨てた青年が恋に破れ、

再起する話しなんだ。

ニューヨークに戻って

クラブ経営者として成功を収め、

もっとも唾棄すべき人間になってしまう。

詩人になれなかった。

だから、仕方ないので金儲けでもするか…

そんな調子。

逆境をバネになんかするものではない。

失敗から学ぶことなど何もない。

どうしてかって?

だってそうだろう?

してはいけないことを幾ら身につけた所で

成功しないからだ。

成功するための方法を知らない限り

成功は手に入らない。


そんなことはどうでもいいんだ。

僕がいやだったのは、

フラれた相手に尻尾を振る。

そんな事は死んでも嫌だからだ。

友達でいよう。?

ただ寝ないけれど、愚痴は聞いて欲しい。

セックスはとても重要だったりする。

でも、其れが総てではない。

でも相手を思いやれる方法としては

とても効果的だと思う。

どうだろう?

で、ヨリを戻すること嫌悪するのは

今の彼女を思いやれないからだ。

完璧に忘れないと悪いと思うからだ。

夢中になってないといけない。

ハンパな気持ちでかっての恋人と付き合ってたり

すると、ひょんなことでセックスしちゃうかも…

お互いそんな隙間を狙ってる。

そんな気持ちがイヤなんだ。

だから、目一杯無理して会わない方がいい。

この映画にはそんな女々しい気持ちを込めて

アレンは作ったんだろう。

エンドロールが流れ終わるころには

うらはらに昔を思い出したりしている

そんな女々しい自分に気付かされてしまう。

旅は旅でしかなくて…

2017-06-02 | 旅行
ディランは歌っていた。

帰る家がない。

そんな気分ってことはどうなんだい…?

そりゃ〜不安だろう。

自分の居場所がはっきりしないってことはね。

そう思ってた。あの頃は。

いい歳になって、なんとなく分かってきたんだ。

この言葉の意味が。


帰る場所なんて何処にもないんだ。

誰もがね。

まるで調子に乗りまくって、僕のことなんて

放ったらかしにしていた彼女も

お祭りが終わって、夜が明けたら

誰もが自分のことに精一杯になって

気遣いもしなくなってしまう。

自分で作った祭りだったらいいけど、

他人の作った祭りに乗っかってたら

もう、数時間まえをふり返っても

跡形もない。


時はだれも待たない。


だから、帰る家なんてものはないんだよ。

家では無くて、それは人なんだよ。

満たされたいと願うより

満たしてあげられたらいい

そんなことを思えれはいい。


家なんてなくても、生きて行けるよ。