歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

時が過ぎればすべて解決できるわけでもなくて・・・・

2015-12-30 | 日記

2015年もあと少しで終わるんだよ。

振り返ることなんか何もない。

過ぎてしまったことをとやかく言っても仕方ないしね。

いまのいまを懸命に生きた・・・なんてコト、あるわけないんだ。

ただ時の過ぎるのを待って、嫌なことが通り過ぎていくのを待つだけ

そんな事だけかもしれいんだしね。

 

たとえば、長年思いを寄せていた女がいたとして、

少しは気分良く過ごせた夜があったとして、

朝になれば、全く違う女になっていた。

 

そんなことだってある得るんだ。

 

いつまでもずっ~と愛しているわ・・・なんて言い続けられるはずはないしね。

たとえ、言い続けているとしたら、

それは多分、計算しているんだろうしね。

生き延びていくためには誰とナニが必要なのか、瞬間的に判断できてしまうのが女というイキモノなのかもしれないしね。

 

そんなことを世迷言のように言うのもなんだけれど・・・・

最近は強く感じてしまうんだ。

 

まあ、それで幸せならそれでいいわけだし、僕は他に望むことはないわけだし、

ただ、少しだけでも僕の言った言葉に正直に応えてくれれば、それだけでいいんだ。

望む答など何もないんだから、今の僕にはね・・・・

 

男も女も、そう、明日なんかどうなったって構わない!

そう思えてしまう瞬間がきっとあるんだよ。

水が砂に何の抵抗なく吸い込まれていくみたいに、

冬ざれた夕暮れが瞬間的に暗闇に変わってしまうように、

明日なんかいらない。

すべてのタイミングが合ってしまう。

それはきっと誰かが僕を前に進ませようとする時のような気がするんだ。

何もかもが腑に落ちるってわけだよ。

 

納得ではない何かが、許すなんて傲慢な気持ちではなく・・・・ね。

素直に忘れ去ってしまえるんだ。

記憶が消えるわけじゃないんだ。

 

関心と執着が無くなってしまうんだ。

 

過ぎ去ってしまったことに執着するでもなく記憶に残しておいて、

今の自分がその時の自分を評価するんだと思うよ。

正しいか悪いかではないんだ。

よくやったかやらなかったか・・・・自分の考え通りできたかどうかなんだ。

自己評価は。

 

他人の評価ほどあてにならないものはない。

気にしてばかりいるとできそうなことばかりをやってしまって

甘い評価のなかで自己満足を得てしまう。そんことばかりやっていると疲れちゃうんだ。

 

もう振り回されるのゴメンなんだ。

キミを喜ばすだけのタメに僕は生きているんじゃない。

できれば共に歩いていければいいと思っているだけだよ。

 

とてもとても素直な気持ちで寄り添っていたいと念じているんだよ。

この窓の外はとても寒いんだ。

だから、少しづつ身体を温めながら暮らしていこうと思っているよ。

キミとね・・・・・・。

 


いまさらナニを言えばいいのだろう・・・・

2015-12-27 | 日記

人の感情の起伏は時には低く、時には高くなったりする。

なんでもないことに急にムカッ!なんて来ることはなかった。

嘗てはね・・・・

歳を重ねると、どうなんだろうて思うぐらい、怒りのハードルが低くなるのだろうか。

それはきっと、今までに抑圧されていたものから解き放たれたのだからだろうか・・・・

社会的な関わりが稀薄になってしまったからなんだろうか。

そう、守るべきものの為に耐え忍ぶ・・・そんな我慢のしどころを喪失してしまったのかもしれない。

 

喜怒哀楽。

喜びや怒りや楽しさは他人と共有しやすいのかもしれないね。

人の怒りや楽しさは伝染しやすい。特に「怒り」はね。。。

 

同じように腹を立ててくれれば嬉しかったりするものなのだ。

共通の敵を見いだせれば連帯感となって一緒に戦おう!なんて口々に叫びだしたりする。

愉しさも、同調してくれれば高揚度増すばかりだしね。

 

しかし、どうなんだろう?

「哀」は・・・・・・・

なかなか共有するには難しい。

それは「哀」には複雑なパターンがあるし、個人差は大きいしね、

ヘタに慰めようものなら反発を買い、余計に落ち込ませてしまったりする。

厄介なのだ。

応えられないんだ。誰もがその苦しみにはね。

ほっといて!と叫ぶしかないんだ。

ただただジット黙って話を聞いて、頷くしかないんだ。

それでいいんだ。

 

しかし、それを傍観者として観るものには真逆になってしまったりする。

ひたすら哀しむ者だけの気持ちを分かろうとする。

被害者への共感は計り知れない。

そして、共通の敵を互いに見出してしまい

“あいつ”の所為にしてしまう。

実にシンプルな成り行きなんだ。

“共通の敵”となった者の気持ちなど誰も想像したりはしない。

いや、できないのだろう。

その気持ちになってしまったら共通の敵幻想は崩壊するからね・・・・・

 

もう、こんな世界から足を洗うはずだったのが、長居をしてしまったようだ。

そろそろ、この世界とも別れを告げる時が来たようだ。

少し遅すぎた気配。

でも、仕方ないんだ。

誰でも人生の大半は後悔で成り立っているからね。

満足してしまった人生などありはしない。

やはり、最終的にはウソはつかないに越したことはない。

 

憎まれたって、正直でありたい。

嫌われたって、ウソつきにはなりたくはない。

 

もう、最後に近いのだから・・・・


歌うことで旅したりしていると、ロクなことになりはしないんだ・・・

2015-12-19 | 音楽

風邪ひきが1週間以上も続いて、ライブの当日まで引っ張ってしまった。

ウィークデーの夜だったんでバンド連中は仕事を終えて店までやって来た。

だから、リハなし。

ぶっつけ本番の演奏。

今までにこんなこと、したことなかったんだ。

このライブを舐めていたわけではなかったけれど、

そんな状態で・・・・どんな演奏ができるのか楽しみだった。

 

出演時間は17:30。

6バンド出演ライブで2番目。なかなかいい出番だった。

どうしてかって?

そりゃあ、演奏する方も、お客も酒が入ってちょうどリラックスするタイミングだからだ。

気分がユルクなるのは自分でも分かる。

自覚できるということは客観的でいられる・・・ってことなんだから。

いつもはステージに立っている、ライトを浴びて、ギターを抱えて、マイクに向かう。

冷静になれ!なんてことは大凡ムリな話なんだ。

興奮・・・してしまうんだ。

高揚してしまっていると、どうしたって集中できなくなるものだよ。

しかし、この夜は少し違ったんだ。

 

 

熱はなかったけれど身体が怠かった。咳の発作がいつ出るか、不安だった。

だから集中できたような気がしてきたんだ。

力むことなく、歌い出しに成功したんだ。

ギターのピッチの甘さがやけに気になった。最悪だ・・・なんて思ったけれどね。

でも、歌っているうちに気にならなくなってしまったんだ。

不思議な気分だった。

雨が激しく降っているのに、遠くの山間から虹が見える・・・・そんな気分。

ずぶ濡れなんだけれどね。不快感がないんだ。

やがて自分の立っている場所も晴れたりはしないけれど、雨は降り止むだろう。

そう、そんな気分だった。

無事に1曲目のエンディングを迎えられたことに感謝している自分に気づいたりし始めた。

お客のノリも悪くはない。

なんだか「こいつら・・・・いったいなんなんだろう?」

そんな好奇の眼差しが、客席から伝わってきた。

狭い店の良さだよね。

身近に客の反応が判断できるとのは素晴らしいことなんだわ・・・やっぱり。

自分たちの演奏が上手いなんて思ったことは一度だってない。

ただ、演奏途中で得も言われぬ音が聞こえ始めることがあるんだ。

それは、和音的な音で、自分たちの演奏がノッテルことの証のように思えたんだ。

ハーモニーの最高到達点なんだ・・・そんな気がするんだ。

そう、その音は、とても心地よくて優しくて励ましてくれていて・・・・・

SEXなんて比べ物にならないくらいに気持ちいいんだよ。

 

60歳を過ぎてしまったけれど、

一度しかないんだ。

その音を聞いたのは・・・・・

 

ただ欲望の翼は、小さくなっちまったけれど

広げてしまいたくなった。

 

風邪熱に唸されながらの夜は、

底なしに暗く深かったんだ。


話し合っても仕方のない人たちっているわけで・・・・

2015-12-02 | 日記

長い間仕事を一緒にしたからと言ったって、必ずしも気持ちが通じ合うわけではないんだ。

そう、何もかもがウェットだとね。

重苦しくて仕方ないよ。

程よい距離間ってものがあるんだ。

ドラスティックさでもなくベタついてるわけでもなく・・・

お互い触れ合わなくていいことは触れ合わないことがいい。

 

なにも可もが分かり合えた関係なんてものは

息苦しくなって当たり前だよ。

 

いつもかもクリエイティブな仕事なんかできるわけじゃあるまいし。

自分で無意味な仕事だって思い込んでいても

それが巡り巡って、結果的周りの人を幸せにしたりすることだってあるわけで。

仕事をしている最中にはなかなかわからないんだ・・・そんなこたぁね。

まあ、いろいろあっていい。

自分がやることすべてに意味を見出そうなんて

どだい、無理してることに他ならないんだ。

息を吸って吐いて、無意識なものでいいんじゃないの。

 

そんな仕事っぷりが好きなんだけれど、

一緒に仕事している人が嫌で嫌で仕方なくなったら・・・どうすればいいの?

そんなコト聞くヤツもいる。

さっさ、と、辞めちまえばいいんだよね。

でも、気が合うひともいたりして・・・・

なん~てことも聞かれたりする。

 

まじめに答えるつもりなんかないんだ。ホントはね。

でも真顔で言うしかないよね。

そんな悩みを打ち明ける人にはね。

「気にせず、自分の成すべきことに集中しなよ・・・」

「でも、集中できないから・・・・頭痛くなるんです」

イラつくんだろうね・・・・ただ、憂さを晴らす方法が見つからないだけなんだ・・・・

僕は想像するんだ、そんなときはね・・・・

そう、愚痴。まさに、垂れるだけで、スッツ~!とするんだよね。

 

しかし、そんな人に限って自分のことは棚上げにしている。

良くあるパターンだよね。

特に解決方法なんて欲しくはないんだ。

 

多分、こんなことで人は戦争を始めたりするんだろう。

寛容な気分でいられないのはなぜ?

そんなコトを考えたりするんだ。最近はね。

不安な気持ちが溢れだすからなんだろね・・・きっとね。

人を思いやったりしない人。自分勝手な人。自分の立っている場所がよくわからない人。

イラってする。

傲慢で無神経で独りよがりで言いたいことを思い切って言ってばかりいる人。

ムカってする。

自分のことはそっちのけで謙虚な気持ちにもなれずに

自分の考えに同調してくれなければ・・・・不安になる。

そして、遠のいていく。

それでいいんだけれど、そんな気分がひょっとして傷つけられるんじゃないか?

そんな気持ちが芽生え始める。

あるいは・・・・ぎゃふん!と言わせたい・・・・。

そんなコト想像し始める。  ヤバイ・・・。

ヤバイ感覚は伝染するよ。相手にもわかっちゃう。

攻撃態勢ってヤツはオーラ―が出るからね。

 

そうなんだ。

やられる前にやっつけなくちゃ!

先手必勝。

 

でも、やっつけちゃった後、どうなんだろうね。

満足で幸せな気分?

そんな気分なんて味わえるわけがないんだ。

 

縁を切るのだったら今。

そう決心したら切れてお終い。

もう二度と会うことはない。

そんな決意がないのなら・・・・・・

 

そう、許しておあげなさいな。