歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

病は気から…なのかもしれない。だとしたら

2018-06-25 | その他
ちょうど2年。
この病院に厄介になったのは。

定期検診。

MRIはどうもいけない。

なにがいけないって!
そりゃあ棺桶に生きながら押し込められた気がするからなんだ。

とは言うものの

子供の頃は土管の中が好きだった。
狭くて窮屈な感じが、心を落ち着かせてくれた。
雨の匂いと土の匂いが泡立つ血を堰き止めてくれていた。

病に取り憑かれると
どうしたわけか気短くなる。

良好だよ!

そんな投げやりに言われたって信じてしまう。
あと少しで終わりだから好きなことを…
そう言ってくれたらどれだけ気持ちが安らぐことか。

他人はむやみに優しくする。
意味もなく、感謝の気持ちなんてなくてもだ。



故郷に帰ったって何もする事がない…。

2018-06-22 | 旅行
大阪で地震発生。
ニュースで知ったのは出張の前々日。
ヤバイかな?と思いつつも出かけた。
新幹線は通常通りだったし新大阪から大阪への電車が少し遅れたぐらい。しかし、土砂降り。
まあ、梅雨だし仕方ない。と、諦めてホテルにチェックインした。
大阪はどうも受け入れがたく、僕としてはひたすら避けてきた街。何もかもが無理してはしゃいでる。疲れるんじゃないの?そんな言葉を投げかけては笑いで誤魔化しながら話題を打ち切ってきた。思えば、拒否されていたのは僕の方で、街じゃなかった。折り畳みの傘はやにわに壊れたし、右の足の親指が突然痛みを発して靴を脱がなくちゃいけなくなるのはそぬ証。良いことと言えば鼻炎なのに鼻水が止まったことぐらいだ。
しかし、まあそれほどの喜びはないのかもしれない。良いことのあとには悪い事がある。それの繰り返しのようだ。そんなことを精一杯教えてくれるのが大阪なのだろう。
そんなこんなで、ホテルに帰って見たワールドカップの日本の初戦は勝利となった。東京で見ていたら負けたかもしれない。
厚かましさとお節介焼きはまるで同義語のように思わせるこの街の住民たちに感謝の、言葉を投げかけて明日は神戸だ…よかった。早く明日になれ!と念じてベッドに入った。

すべては、それは仕方のない事なのだ…と言い聞かせて。

2018-06-08 | 映画
途方もない守銭奴で世界的大富豪の息子と結婚した女。彼女は、パリで貧困生活だと信じてやまない。子供は三人。アパルトメントはそれなりに広い。しかし、金が無いと嘆く。と言うより働かない夫に指図する。優しくだけど、厳しく。彼女の口述で夫は父親に手紙を書く。仕事が欲しい。
一抹の孤独に耐え金儲けだけが生き甲斐の大富豪は嬉しさの余りダメ息子に仕事を与える。
それが全ての始まり。間違いの始まり。
金が全てでは無い。人生の。しかし必要なものの一つに過ぎない。
身の丈で暮らす。それが幸せだと、いまさらながら想う。そんな事をを改めて感じさせてくれた。そんな映画だった。

すべては因果は巡り。我が身に戻ってくる。いい事も。そして最悪のコトも。
特に最悪の経験を、最良の德として活かせる人間はほぼ皆無。ならば、回避しておくのが良い。

危険への察知能力に長けた人間が優しい。
人に優しくできる。
醜さは知れば知るほど、あの邪悪さに魅了され翻弄され悪しき環境へと向かうものなのだ。

なぜなんだろう?

邪悪なコトが人にとって魅力があるからなのだ。

人の困った顔は魅惑的で官能的ですらあるからなのだろう。

しかし、取り込まれてはならない。

その為にぼくは自分を知り、信じなくては…
さてさて、そんなコトが可能なのだろうか?
可能か、不可能か…頭で考えている場合では、ない。

そうするだけなんだ。