歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

臆病風に吹かれすぎて・・・

2018-04-26 | 音楽

気が弱いからって、勇気が出せないんじゃないんだ。

勇気は出さないと、だんだんとなくなってしまうものなんだ。

勇気は出せば出すほど育っていくもの。

勇気を育てる肥料は、勇気だけなんだから・・・

でも、最初から大きな勇気はだせないから、

ほんの小さな勇気から出してみなよ。

きっと、いいことが始まるよ。

 


生きるということは勝った、負けただけではないのだ・・・

2018-04-22 | 映画

「キルギス」そんな国があるなんて知らなかった。

中央アジアにあるらしい。

しかも、そんな国で映画を作っている。

初めて聞く初めての映画だった。

監督はアクタン・アリム・クパトと言う人。この映画の主人公でもある。

今、国際的にも高い評価を集めている。

まだまだ知らない映画があるのだ。僕が生きてきた年月なんぞはたかが知れている。

まるで、人生を知り尽くし、人の気持ちも、その醜さも愛おしさも知ったような気分でいた。

ほぼ完ぺきに衝撃だった。この映画が言いたいことも、改めて心身ともに打ち据えられた気がした。

 

遊牧民族。天空が屋根。雲は時としては救い。太陽は希望。

自然とともに生き、自然とともに暮らす。

映像に焼き付けられた草原と山々はどこまでも澄んでいるし、風の匂いまでした。

 

この国では「馬」が神。

感謝の気持ちを捧げ、祈る存在。誰もその奔放な足を止めることなどできないのだ。

しかし、時代は変化していく。便利さと効率が富を生む。

そして、欲望が文化を利用し始める。伝統とは本来、受け継がれ時のの流れにも負けない強いものであったはず。

人間の欲深さは際限がない。

人々は流され、やがて道に迷う。しかも、迷っていることすら気が付かなくなってしまうのだ。

この映画に映しだされた草原はまだ現存しているのだろうか?

ここに暮らしたい。そんなことを思ってしまった。

 

僕は人生を二つの観点からしか見ていなかったようだ。

「勝ち」「負け」

上から見ても下から見てもこの二つしかなかった。

そして、分かったことは何もわかっていなかった・・・そんなコトだ。

知ったかぶりは止めた。

 

そう、まだまだ知りたいことが山のようにあるのだ。

 

 


曇天に向かう。

2018-04-17 | その他
神戸に向かう車中。ビジネスなのかほぼ満席の新幹線。眠気はやって来ない。身体は眠りを欲している。何時もの事だと諦めてしまった。
そしてコレを書いている。
駅弁を頬張る人にスマホを片時も離さない人にノートパソコンを打ち続ける女性。
世の中は忙しいのだ。そんな世の中のスピードに乗って行けなくなってしまった。取り敢えずはどうでもいいじゃないか!と、思える様になった自分を褒めてやりたくなっている。自分の身に降りかかる火の粉は払うけれど他人に降りかかる火の粉は払うことはしない。お節介は厄病の元。
ウインストン・チャーチル
そんなタイトルの映画を観た。
話合いか?戦いか?
相手はヒットラー。
直感で戦いを選ぶ。しかし、そうはいかない。世の中には考えが違う人が五万といる。説得は苦しい。しかし、大衆を味方に自分の意思を押し通す。六万人を救う為、四千人に死んでくれと頼む。大した鈍感力なんだ。政治家と言う人間は。
映画を見終わって、僕は思う。戦争はこうして始まりこんな風に終わる。
人間は自然の中の、ほんの一部なんだと。
戦争も天変地異のひとつなんだ。
異常な繁殖は淘汰される。摂理なのだと。
神さまが操ってるわけでもなくて春夏秋冬。
人間の力ではどうにもならないことがあるんだ。
でも、人間を愛するしかないのだ。残酷で身勝手な生き物だけれど愛らしさもある。

やはり仕方の無いことなんだ。
人を好きになると言うことは。


春の足音が聞こえる。でも、春は好きじゃない。

2018-04-12 | その他
生暖かい風が吹く。そんな季節がどうも好きになれない。いままでの寒さや澱んだ空気が僕には心地よかったからなんだ。
春は浮かれた気分を醸成するけれど、解決はしてくれない。でも、気分を変えてくれることだけはたしかだ。何事も煮詰らぬようにした方がいい。凍える風が運んでくる冬に恋焦がれるのはいいけれど、何もかもロストしてしまってはまずい事になるから…。我を忘れてしまえるほどに夢中になれることなんてそう多くはない。ホントに欲しいモノは一生のうちに一個しか手に入れることはできない。そんな気がしてきたんだ。アレもコレも。そんな訳にはいかない。そして永久に自分の手に収まっていたりはしない。しっかりと握り締めていたって指の間から零れ落ちてしまう。何もかも仕方の無いコトなんだと思うまえに、しっかりと握り締める努力をした方がいい。女々しく、痛ましく、ケチなプライドなんて投げ棄ててさ。
宵の口はいつも愉しいけれど、一瞬しかない。

人の心の動きが見えているような気がする時がヤバイ…

2018-04-05 | その他
相手を見下したような眼差しを感じた。
春なのか、まだ冬なのかわからない風が
僕の右の耳の後ろから流れた。
そんな、空気が立ち込めた車内。

被害妄想狂なのかもしれない。
強迫観念はいつでも誰にでもある。

怯えて、膝を抱えて。外に出ないで過ごす日々を夢想する僕は未来を感じていない。

数年前の僕はそんなことばかりを考えて暮らしていたんだ。

今の今になっても、爽やかな風や優しい言葉にほだされたりはしないけれど。

少し遠くを見つめることができるような気がしてきたんだ。

ドーパミンの分泌が劇的に減ってしまったんだろう。怒りや憎しみだけでは生きられないないのだ。人は…。
かと言って、未熟な夢にすがりついて生きる事も出来ない。

混沌としたこの街と歩調を合わせていれば、それなりの達成感は味わえる。
ならば、人を憎まずこの街の混沌に付き合い続けるほかなかろう。

もしくは、
全てを街の所為にして逃げ出せばいいのだ。