歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

気分が滅入る時には・・・・

2013-09-04 | 日記
朝、自宅のベランダから見た空はまだ夏で、秋の気配など微塵もなくて、
仕事場に向かう駅までの中途半端な坂道を息も絶え絶え登る足取りも重くて、
後楽園の駅を気が付かぬまま乗り過ごして、
東大前で折り返して、
素直な気分で仕事場のドアを開けられずに、ドトールコーヒーで、
パンをかじりながらホットコーヒーを飲んで、
北野武の「超思考」を最後まで読んだら、少し気分が良くなった。

昼過ぎから来客3グループ。
どれもこれも、面白くなりそうな話ではなくて、
営業力を借りようとする輩ばかり・・・で。
閉口する。
営業なんかしなくても儲かる方法も、脳みそが汗だくになるぐらいに考えればいいのに・・・
それもしないで、すぐに相談しちゃう。
他人のふんどしで相撲を取ろうとばかり考えてる。
いったい、世の中の55歳過ぎた人間はどうなっちまったんだ。


北野武の嘆き本を読んだばかりなので、つい、憤ってしまった。
人は死ぬんだ!
死ねことに怯え、死ぬことを恐れ、死ぬことを実感して
そこから生きることを考える。
しごく当たり前の考え方ができなくなってしまったんだ。
全ての困難を「金銭」で解決しようとしてしまっている。
北野武が言うように「覚悟」が足らないし、やせ我慢もしないし、見栄も張らない、
貧乏には貧乏人のプライドてものがなくてはならない。
「襤褸は着てても心は錦」なんだ。


だから、一喜一憂したり、素直に感情を表に出すのはやめることにした。
しかし、自分が面白いと感じたものだけをやり抜くことにした。