歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

旅をしよう。

2013-07-25 | 旅行
少し疲れたら旅をすることにしている。

知らない土地に一歩足を踏み入れたら、胸がどきどきする。

クルマで行先をおおよそ決めて、出発する。

なんだか、みんな勇気が無いようなことばかりを口にするけれど、

多分、もう旅立っているんだよ。

モーターバイクなら、もっといいだろうと思うことはしばしばあるけれど、

そこまでの勇気は今の僕にはない。

バランスがうまく取れないんだ。

すぐころぶし、すぐに立ち上がれないし、すぐに走りだせないんだ。

くよくよ考え込んでしまうんだ。

どうして転んだんだろう・・・とか、

転ばないためにはどうしたらいいかとか・・・・。

つまらないよね。

ほんとにつまらないんだ。

擦り剝けた膝小僧だって、ガキの頃は勲章だった。

遠い、空をめざして、走ってた。

それが、カッコイイ!て思ってた。

人から見てじゃなくて・・・・自分で自分の事をね。

ナルシストなんだね。

今じゃ、ナルシストにもなり切れない。

真夏の方程式を見た。

2013-07-12 | 映画
とにかく暑い。ひたすら暑い。夏は嫌いだ!
だから、映画館は涼しいから・・・・と思って見に行ったわけではない。

真夏の方程式

東野 圭吾 原作

「麒麟の翼」だっけ・・・
「容疑者Xの献身」と、なぜか全部見てしまった。

なぜだろう?
予定調和がやっぱり好きなんだろう。
福山は相変わらずのダイコンだし、カメラワークがスゴイわけでもない。
映画としてはとても稚拙で完成度はかなり低い。

映画が好きなのは、期待をきっちりと裏切ってくれる演出と
心が盛り上がる音楽。あらゆるものに響くセリフ。

そして、この映画は見たあとに後悔する。
3本ともにそうだった。
映画の宣伝に乗せられているというのはあるかもしれないが、
結局はみんな泣きたいんだ。なんて結論はつまらないんだけれど、感動ではなく、泣きたいだけなんだ。


ただ、少しすっきりしたのはこのシーンだけだ。
開発反対派に闘いの方法を教えるところだけであった。

そして、年を食ってもいい女はいい女なんだと
風吹ジュン。
改めて思う。女は魔物です。


しかし、1000円でも、もったいなかった。

久しぶりに故郷。

2013-07-08 | 日記
この町に実家がなくなってしまって久しい。
20歳まで暮らしていたんだ。
大学も途中でよしてしまって、深夜バスに乗ったのが20歳の誕生日が過ぎて間もなくだった。
従って、この歓楽街で遊んだのは、東京から舞い戻ったときぐらいだった。
あいにくの雨ふり。しかし、かえって情緒が増す風景となった。


この通りの向こうには一力。歌舞練場。お茶屋が密集している。
祇園祭りが始まり、この町の人々は少しは浮き足だつかと思いきや、
普段と変わりない暮らしぶりがある。
「はしゃがぬように」が暗黙のルールなのだろう。
だから、熱く語りかけたりすると嫌われるのだ。
懸命になって行動することを軽視する傾向が強い。
努力を人に見せずに事を成すことに文句はない。
しかし、努力をせずに事を成そうとする人間ようになってしまった。
ガツガツ仕事をする人間の評価は低い。


町屋造りの家屋に続く道は細くて狭い。
入口は小さいが中身は凄いんだと言わんばかりである。
奥ゆかしさや、品性がさもあるかのような見せかけだけでは
少し寂しい気がする。
ウソを突き通していくと、本当の事のように
自分もだませちゃうから不思議なんだよね。

そして、ホテルの窓が開けられたんで、
ズっとあれっぱなしにしてたら、フロントから電話。

セキュリティが作動してしまいました。なんて・・・・
そんなんだったら開けられないようにしておけ!

なんてことで、もう、怒ったりはしないのだ。