歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

どうにもこうにも・・・・この時期がたまらなくイヤなんだ?

2016-01-01 | 日記

気分を一新して、区切りをつけて、けじめをつけて、節目だから・・・・・

なんてそんな言葉と空気になじめなくて、ガキのころから、

正月という空気が好きになれずにいたような気がする。

そんなことをおもってもみなかったけれどね、いままで・・・・

今年になって、特に感じてしまったんだ。

静まり返った街路樹。

クルマの轍が確認できる幹線道路。

澄み渡った空気に浮かぶ山々。

公園の池で動かぬ白鳥たち。

無邪気な風が吹き抜ける隧道。

 

なんだか急に寂しくなっちゃうんだろう。たぶん・・・・

日々の騒音の中に身を置いている孤独感は孤立感ではなくて

連帯感なのかもしれないんだよね。

突然、親に突き放されガキのように戸惑いながら

夕方の町をほっつき歩いた頃を思い出す。

でも、なんだかそんな気分がとても好きだった。

その寂しさが好きだった。

世界中でたったひとりなんだ。

そう思う気分が緊張と切迫感を生んだりしてた。

 

しかし、それは、いつでも帰れる家がある。そんな安心感のもとで暮らしていたから得られる・・・

そんなことも充分わかっていんだ。

センチメンタルなんてものは健全な生産性など生まない。

 

まあ、こんな正月ドキに生産性について話している僕はどうかしている。

余りにもすることがないからね。

お正月は・・・・・

 

それでいいんだ。

ただ、かつてのような閑散とした空気が町に流れないから

腹立たしいだけなんだと思うよ。

 

静かに雑煮で食べれば、このひねくれた気分は常人の気分になれるかもしれない。