軽井沢のいろいろ~♪ 軽井沢で静かに暮らす 深山のイノシシ があれこれ見たこと聞いたこと

軽井沢に静かに暮らす深山のイノシシが 軽井沢の春夏秋冬 今昔、あれこれ・・ 見たまま聞いたまま書いてるよ

 軽井沢のいろいろ 軽井沢と上皇のエピソード 「 家庭教師の著書 」

2019-05-01 | 避暑地 軽井沢のあれやこれ

  皇室のお代替わりの報道が  1日中続いていた昨日

 仲良しで   ひとり暮らしのお爺さんを訪ねた

 小雨がそぼ降る日だったので いつもは家の外も中もまめに  動き回るお爺さんも

 何も出来ずに   テレビを見ていた

 ボクが通りかかるのを見つけて   縁側のガラス戸を開け  サンルームに入れてくれた

 昼下がりのテレビからは   退位される天皇陛下( 上皇 )の想い出を特集した番組が流れていて

   天皇陛下(上皇) の学習院中学校時代のご学友が 思い出を語っている所で

 5人の少年が写る思い出の画像には  

 4人の白ワイシャツ黒ズボンの中学生の真ん中に  背広ネクタイ姿の天皇陛下(上皇)が映り

 当時、家庭教師を務めた ヴァイニング夫人にご挨拶した時の画像だと   紹介があった

   フッと見ていたお爺さんが立ち上がって 奥へ入って行った

 しばらくして戻って来たお爺さんの手には   1冊の白い表紙の古い本が・・

 「 日本での四ケ年 皇太子と私 」 エリザベス・グレイ・ヴァイニンク夫人 著  高橋たね 訳

 昭和26年出版 文藝春秋新社 となっていて 序文には ヴァイニング夫人を送る 小泉信三氏 

 巻頭見開きには この写真が掲載されている 

 

                

 

    ( ヴァイニング夫人(Elizabeth Janet Gray Vining) 戦後間もない頃(1946~1950)

  当時皇太子で少年時代の明仁親王(現 上皇)の家庭教師をした女性

  初対面の時の 上皇のコメント 「 キャンディをありがとう 」 のエピソードのアメリカ人女性

  当時、軽井沢の三笠通り東側にあった某氏別荘に招かれて滞在

  上皇も訪れて避暑や周辺地域の探訪体験を楽しまれたエピソードがそれぞれの地で語り継がれている )

 

  70年近くを経て中のページはセピア色に変色が始まっていて

 手に取って見たいけれど   パラパラめくるのさえはばかられる

 日頃口数の少ない お爺さんだけれど 特別な思い出があって  出版数も少ないこの本を手に入れ

 70年近く  大切に蔵書していたらしい

 とりあえず昨日は    スゴイ宝物を見せてくれたお爺さんに何度もお礼を言って 森に帰って来た

 手をきれいに洗って   お天気のいい日に来れば読ませてやろうと言ってもらったんだ   

  楽しみ~~~~    

コメント (1)
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