ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

復活、再生 秋は焚き火の匂い

2019-09-25 23:56:43 | 貧乏ガーデニング

快晴。28-21℃

昨夜、千葉県の停電は、ほぼ解消という記事を見た、

全国から来てくださった工事関係者の皆様、お疲れでした、ありがとうございます!

確かに日中は暑い、だが、季節は秋めいている。そして、私は秋が一番好きな季節なのだ。

私は呟く、「刈り入れの時は終わった」と、anne(e付きの!)が呟くように。あの激しかった夏が思い出に代わり、ホッとして庭に出る。

そして、信じられない光景を目にした!

2011年の暮れ、母の死後に植え、今回の2019年9月9日の台風15号で倒れ、伐採したオリーブの切り株から、芽が出ていたのだった。

私は、オリーブについては以前記事にもした、旧約聖書のノアの箱舟の洪水の後、箱舟から放した二羽目の鳩が、オリーブの枝を咥えて戻るシーンを良く思い出すのは勿論の事、

何故か大きく育ったお皿のような切り株の年輪を見て、ふと、

「樫の木の切り株のベットだから動かせない」と言うセリフを浮かべてしまった。樫ではない、オリーブの切り株でだ。その途端、脳裏に洪水のように浮かんだ、これはホメロスの「オデュッセイア」の部分だ。

オデュッセイアが、数々の困難の冒険の後に帰還するも、未亡人扱いで、悪人にプロポーズされている妻の事を知り身分を隠す、

奥方のペーネロペーに本物のオデュッセイアかどうかテストされた時に、「寝床を用意します」、「いや、あれは樫の切り株を利用したベットだからその場から動かせない」と言って、離れ離れになっていた夫婦は抱き合うのだ。

残念ながらウィキにはそのテストが出てない、このように記載。

>ペーネロペーは、最初のうちはオデュッセウスのことを本物かどうか疑っていたが、彼がオデュッセウスしか知りえないことを発言すると、本物だと安心して泣き崩れた。こうして、二人は再会することができたのである

さて、ウィキには出ていないが、

奥方より、先にオデュッセイアだと、気がつくのは愛犬だ。その名は、その名が「アルゴス」、父が(ビクターの商標になった忠犬同様、)「アルゴス」の話を良くしてくれたものだった。オデュッセイアを待ち続けて、再開の途端、アルゴスは死ぬのだ。確か、子供向きに「オデッセイスの冒険」とかが出版されていて持っていたが、私が詳しいのは、父の力だ。

基本、西洋美術を学ぶ時は二つの聖書物語、ギリシャ神話は欠かせない事。あと、仏教美術に欠かせないのはガンダーラ美術なんだとか、「仏教美術は年齢を重ねると段々良さがわかるよ」とか、一杯お喋りした、子供時代がいきなり脳天を襲った。

※「オデュッセイア ウィキ」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%BB%E3%82%A6%E3%82%B9

生活の役にも立たない事だ、話し合う人もいない人生、目まぐるしい日々でつい忘れてしまったものだった。

その後、コメント欄にて、私から一方通行でフォローしている「オールドレディー」さんからコメントがあった。彼女の記事は、カラスの群れについて。

コメント欄にも書いたが、カラスのコミニュ―ケーションは、シートン動物記で、シートンが楽譜にあらわしている。私が生まれる以前のシートン動物記。

残念ながら、角川のシートン動物記の5巻と10巻が抜けている、

思い出した、一冊は母に貸した、もう一冊はカラスの楽譜をピアノで表現しようと思い、故郷のグランドピアノの部屋に置いてきたことを。そして、そのまま遺品整理である。

 

ないものは仕方がない、取り敢えず、午前の練習をした。

今日も練習は楽しい、私はYouTubeで沢山の演奏を拝見しそこから学んでいる、アマからプロまで。私もそうなりたいがまだまだ、中島みゆきのファイトではないが、笑う人は笑えば良い、いつかが夢だ。

私の好きな動画は、借り物の寄せ集め動画でなく、ご本人が努力してやっているのが大事。出来れば小田さんの曲は誰かの歌のカバーでなく、小田さんの曲でバイオリンが良い、誰か動画を上げて下さると嬉しいのだが。

それを目指して頑張るのも目標です。

 

日光アレルギー、陽が陰ってから、庭仕事開始!

さて、猫あるあるです。ふと他所を見ると、

近所の新築工事が終わり、あとは外構のみ、基礎を固めて、これからコンクリートを流すだけなのですが、

工事に非常に興味を持っている、ご近所の猫、

「こういうのが、流したコンクリートに足跡をつけるのだなw」と見ていた。

 

あ、

折れた林檎も芽吹いている!

そして、花まで咲いている!

 

取り敢えず、折れた鉄のアーチを、小さく解体したいのだが、

何をやってもびくともしない、困った。

出来る事から片付ける。

剥き出しのオリーブの切り株に、プランターの土を応急処置で被せる。

もう、使わないものは纏める。

秋の夕焼けに、林檎の実が輝いて綺麗だ。

焚き火なんかしていない、

でも秋の夕暮れに庭仕事をしていると、脳裏に、焚き火の匂いを思い出すのは何故なのだろう…。

 

 

その後、再び家事、夜の練習と練習後の余興で、好きな曲を弾けるトコだけ。

馬鹿だった、小さな幸せを忘れていた、

家の中に譜面台が有る幸せに、何故気がつかなかったのかって。憧れの曲が、下手でも、もう錆び部分は弾けるんだって。(ただし、偽の5ポジでつがwwww)

そして、蛍光灯に反射する、白いカーテンを見てまた思い出す、

高校の時は、父が雨戸の裏を真っ白に塗って、夜でも明るくし、アトリエ代わりにしてくれたこと、床に新聞紙を強いて、イーゼルが常に開かれていた事、今は、それが譜面台だが。過去に幸せな時間があった事を、今日は思いだしている。

その後、夏に衰えた体力を取り戻すべく、エアロバイクを漕ぎ、大好きなラッセ・ハルストレム監督作品を見る、自分を取り戻すために。

 

秋は、文字通り、運動、芸術、食欲の秋なのだ!!

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウズラパレスw | トップ | 取り立てて何もなく、 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
追記 (みゃー大工)
2019-09-26 14:59:24
これは大問題だわ。
植え替えなのか、伐採なのかも。
チーバにも2本来ているわ、個人の造園業が買っていた。

https://www.movieimpressions.com/entry/2017/07/20/195615




監督がインタビューで語っています。


10年ほど前、夫のポールが高速道路の脇やオフィスの庭などに装飾的に置かれているオリーブの樹を見て、『どうして、こんなところにオリーブが?』と疑問を持ったことが始まりでした。
オリーブは地中海地方の象徴的な樹であるにもかかわらず、2000年頃から不況のあおりを受け、バレンシア地方などで伐採が進んでいます。そのことを新聞で読んだポールはショックを受け、オリーブをテーマに映画を撮ろうよと言い続けていたんです。(イシアル・ボジャイン監督インタビュー)
返信する
迷える羊さんへ (みゃー大工)
2019-09-26 14:25:33
迷える羊さん、
ただし金色でない羊さん、
因幡のウサギに近い羊さん、
シャワーヘッドに期待する羊さん、


だーかーらー、神戸は私には鬼門ぢゃああ!

いや、この場合、プランツハンターに問題が。
それに何度も乗る、神戸wwww
返信する
をいをい・・・。 (mobile)
2019-09-26 14:14:30
『神戸朝日ホール - 営業終了』って・・・。
いったい、どうなったンだか・・・。
返信する
迷い込むなぁああああああああ! (みゃ✖志賀直哉目指す〇)
2019-09-26 13:58:29
ストレイ・シープのmobile様。

ご紹介の件、トロイ、アルゴは知っているわ。
ま、私の頭脳では右から左ですけど。

オマイ、俺に志賀直哉で喧嘩売って、さらに来るかw?
本当に鈍いのか、鈍いふりなのか?
あ、それとも、溢れ出る知識が止まらないだけなのか???

オリーブって長生きで、500年とかは、まだ赤ちゃんらしいわよ。
あと、やっぱり金持ちの道楽に引き抜かれているのも、問題になっているわ。これはちと違うけど。

https://movie.jorudan.co.jp/cinema/33113/

神戸のクリスマスツリー騒ぎも懐かしいけど、
この木はその後どうなったのかしら?
実はこの時点から気になっていたの、ついでに貼る。
神戸の考える事と言ったら、やはり、私とは合わないわっヽ(`Д´)ノプンプン

https://www.worldtimes.co.jp/photonews/23470.html

>シンガポールのガーデンズ・バイ・ザ・ベイに行くと150年くらい経ったオリーヴの大木を見ることができます

こういうお話は、きなこママちゃんにこそふさわしい。
世界を知っていらっしゃるもの。

流石mobile様、セレブだぁ、クグってみました、やっぱりお洒落、
素敵なおじ様だ、これも歯の浮く借り物の言葉だけど、書いておくわね。
そういわれると。貴方は嬉しいんでしょ?
私は行けても、せいぜい小豆島位だと思うわよ、そこで「二十四の瞳」の世界にひたるわ。
オヤジなんか修学旅行で何回いったか、そこに。おかげでオリーブ製品には些かウンザリの幼少時代。

で、そのハネムーンで作った子供の養育費で、
今、ひーひー言っている件についてw何か一言お願いします!!

怒れる志賀直哉より、超怒りを込めて。
書いているのは私でない、志賀直哉が憑依w
返信する
大変勉強になります。 (みゃー大工)
2019-09-26 13:28:20
ままちゃん様。

アメリカからようこそ、
お孫さん達、可愛いです
なぜ、日本の赤ちゃんは土偶タイプ?で産まれてくるのに、
最初からあんなに目鼻立ちが整っているのか、羨ましい、可愛いなぁ!

そちらの台風、ハリケーンも年々デカくなっているのではありませんか?ノアの洪水の如く。
お孫さん達の時代に、これ以上に夏が猛暑になっては、とオロオロ思う一般人です。

流石家系図をおつくりになる専門家、
ジェファーソンが賢すぎて、ウィキを読んで驚愕👇

1760年、16歳の時にウィリアムズバーグにある、名門ウィリアム・アンド・メアリー大学に入学し、大学教育を2年間受け、1762年に優等賞を受けて卒業した。ウィリアム・アンド・メアリー大学では哲学科に入り、ウィリアム・スモール教授の下で数学、形而上学および哲学を学んだ。スモールは勉強熱心なジェファーソンにジョン・ロック、フランシス・ベーコンおよびアイザック・ニュートンなどイギリス経験主義者の著作を紹介した。ジェファーソンは彼らのことを「世界が生んだ中でも最も偉大な3人」と呼んだ[7]。ジェファーソンはフランス語を極め、何処に行くにもギリシャ語の文法本を持ち歩き、ヴァイオリンを嗜み、タキトゥスやホメーロスの本を読んだ

最後まで読みましたが、賢すぎて頭がくらくらに…。目が滑る。

ノアの洪水の終わりの挿絵には、
絶対に虹が書かれている、その意味が解りました、ありがとうございます。
言われてみてば、鳩がドバトでなく白、これも本当に良いですね。あらゆる希望をあらわしている感じ。

確か古代ギリシャやローマの運動選手は、勝者になると一年分のオリーブオイルを貰うと聞いたし、
料理でなく、入浴後、ボディオイルにも使う、
その後、身体に砂をかけて、砂ごと払う、
そのためのブーメランのようなヘラを見た事があります、
また千夜一夜物語の一部でしかない「アラジンと魔法のランプ」でも、
「開けゴマ」といいながらも、ゴマ油でなく、
行商の荷物の壺は、オリーブオイルが満たされている、
どれだけ、オリーブが使われ、向こうの風土と生活になじんでいるかですね。

しなるし、冠にしやすいと思います。
銀葉は絵になる。

私はたいして本は読んでおりません。
聖書の記憶は、私が4歳の時にデンマークから来た、レトラーセン牧師が置いていったものです。
教会のカードと同じく、それは、それは美しい挿絵で、宝物で、今は姉が持っています。

私はままちゃんの記事を拝見するたびに、人の善意や、最後のハッピーエンドに、
O・ヘンリーの短編を読んだ気になるのですよ。

それと私は国際結婚は、芥川賞の米谷ふみ子さんが大好きで、
去年亡くなられてしまいましたが、「ハリーとトント」の脚本家のダンナ様と暮らしているような感じなのかな?と想像しております。

いつもありがとうございます、感謝です。
返信する
訂正 (mobile)
2019-09-26 10:20:55
✕150年くらい経ったオリーヴの大木
〇1000年くらい経ったオリーヴの大木
記憶違いでした。1000年から1200年くらいらしいです。
返信する
オリーブの切り株 (mobile)
2019-09-26 10:09:09
おおう!そうだったのかぁぁぁ!
トロイ戦争を描いたのが「イーリアス」でそこからの帰還を描いたのが「オデュッセイア」くらいのざっくりした知識しかナイので申し訳ない⤵💦。
確か故郷に帰還してオデュセウスは妻に言い寄った男たちを弓矢で射殺したのだったっけ。
-------🚢🚢🚢-------
(オデュッセイアに関する私の知識ソース)
TBS深夜版ラジオマンガ「望郷ロマン『明日は帰ろうオデッセイ』(1973年)」・・・深夜版なのでちょっとエロチックで楽しめました。
諸星大二郎「ロトパゴイの難船」・・・これは珍品!
レイ・ハリイハウゼン監督「アルゴ探検隊の大冒険」1963年アメリカ映画・・・これは大好き!
ウォルフガング・ペーターゼン監督「トロイ」2004年アメリカ映画・・・ムキムキのブラピが頑張る!ラストは・・・歴史改変しちゃダメでしょう!
-------🚢🚢🚢-------
あと、オリーヴの樹って結構長生きです。
シンガポールのガーデンズ・バイ・ザ・ベイに行くと150年くらい経ったオリーヴの大木を見ることができます。
返信する
洋橄欖 (ままちゃん)
2019-09-26 01:40:03
オリーブ(洋橄欖ようかんらん)の枝は、「平和」の象徴です。合衆国歴史には、オリーブの枝請願という英国王ジョージ三世とその政策を不満とするアメリカ植民地住人=大陸会議の流血を避けるための融和目的の請願がありました。ジョン・ディキンソンが起草し、後にトーマス・ジェファソンがオリーブの枝請願として起草しました。当初は「国王に対する第二の請願」、「謙虚な請願」とされていましたが、ノアの話を基にオリーブの枝請願となったそうです。

地中海盆地ではオリーブの枝は、勝利も意味しますので、コインなどにオリーブの枝のレリーフがあります。勝利ならば月桂樹の葉や枝かと思っていたのですが、オリーブの枝にも勝利が意味されていたのですね。

ノアの箱舟の話では、虹が希望(二度とこのような大洪水は起こらないという約束の印)を意味しますが、私には、白い鳩が枝を持ってくるということにも希望を感じます。

倒木で伐採されたオリーブの切り株からひこばえがお目見えしているお写真を拝見して、自然の強さに敬服するとともに、希望を強く感じました。リンゴの木にしても然り、自然は再生、復活を文字通りあらわにしてくれ、それを目にする度、励まされます。

そのひこばえから、ホメロスの「オデュッセイア」を思い起こされたとは、さすが読書家でいらっしゃいます!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

貧乏ガーデニング」カテゴリの最新記事