ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

思い出や、杞憂や、

2016-03-11 09:04:33 | 日常
曇り、とにかく寒い。



今日は3月11日、あの日である。
絶対に忘れないであろう個人の思い出としては、
私は自宅で大黒柱につかまり揺れていた、玄関のタイルは目の前でバリバリ割れた、電話は不通になった、
その時に、腎盂・尿管がんの末期で地震の中、揺れながら抗がん剤ををっている最中、
その点滴棒を持ったまま病院内を避難した母親がおり、
被災して老人ホームの外で過ごしたアルツハイマーの父親がおり、
どっちも私達を頼りで呼んでおり、お世話しなくてはいけない、
しかも、両方の施設に通う道路があちこち分断されていた。
あとしばらく続いたあのしつこい余震、一年中地面と家が揺れていた年だった…。
病気だって、災難だって、
どうして色々と当たる人がいるのか、まるっきり当たらない人がいるのか、
全員がきっかりと平等でなく、ただ理不尽であるということしか言えない。
そして5年経とうとも、被災した現場でなかろうと、あの日の出来事や関心が薄れるということがない、
原発といい、津波といい、検証の番組は時間の許す限りすべて見てしまう。

あの震災で、外壁はプロにみせたが、家の中の壁のヒビはそのまま、
いつか自分で漆喰をしようと放置である。(で、5年経過のダラ奥だ。)
その上、地震保険にも不安過ぎて入りなおした。
そして、母は半年後に亡くなったが、残された父親の世話と裁判所への報告は生きている限り続く。
(体力的に、私より長生きするかもしれない可能性があり、苦悩。)

今日は2つの銀行に行って、やたら銀行が力を入れているライフプランの相談を聴いて終わってしまう。
要は、ゼロ金利騒ぎの中、銀行の熱心に勧める高い金利というものは、元本が保証されてない、
銀行から紹介された保険会社に銀行から預金を移し、そこの終身保険に入り、
そこから外国の国債(豪ドル、米ドルなど)を買い金利をもらうというシステムがあるそうだ。
わずかばかりな貯蓄、このカレンダー貯金も続いているが、(えらいぞ、15日まで貯蓄)

来たる老後は不安しかない。
今日は銀行で色々と貯蓄を増やすお話を聞く。
ただし決断は先延ばし。

子供のいない夫婦なのでどちらかが亡くなった時に、
僅かではあるが財産の全部が残された方に行くのが理想、
しかし現在の法律は残酷にもそうではない。
子供がいないので、せめてお金だけでも、(それが少しの額でも)残された片方へ役立てと私は思っても、
現実は疎遠な親族と分けるわけで、疎遠でも親戚が我が家の遺産を放棄してくれるとは限らない。
少ないパイをさらに少なくするわけにはいかない、親戚に行かないようにする、
残された片方が、最終的に、老後に有料老人ホームに安心して行けるようにと私は考えている。
だから、遺言ありきなのだが。
(もしくは、私が一人の場合、先例はまだ少ないだろうが、ペットを看てくれる人にこそ残すとか。)

2011年からこの5年、親族の死や死後の財産整理が身近であり、
公証人役場で夫婦お互いに公正証書遺言を書こうとか、私が色々提案しても旦那は何も理解しようとしない。
子供のいない夫婦の財産が分散されるのが理解出来ない。なぜか、子供のいる夫婦の例に戻ってしまう。
説明も毎回、最初っから初めてもダメ。

旦那は私が救急車で運ばれても、実の兄が半年前に亡くなっても、そのあとの書類整理(&物の整理)が大変でも、
何故か「自分は大丈夫だ。」と、辛い経験が一向に生きない人である。
私は多分、ベース自体が悲観的だが、ここまで楽観的な人もいまい。羨ましくもある。
実際、こういう性格の人に、何をどうしたら一番いいのか…。
多分、元がどうせ少ないパイなので、分散したっていくらでもない、惜しくないのだとは思うが、私は逆だ。

帰りに、もう少しの期間だと思いながら、今日も野鳥の餌を根負けして買い足す。
野鳥は自然環境のバロメーターである、
ここいらでたった一軒、二軒が応援しようとも無駄である、私も住みにくいが、鳥も住みにくいだろうなぁ…。
でも、ハチドリの一滴というか、無駄と思っても応援している。
動物には甘いが、その分、人には辛く、
日々の節約で、流行りのお握らずのように、簡単な小さな小さな弁当を作る事がある、そこでこれ購入。

卵一個というのがキリがいい。
帰ってからレビューを読むと非常に高評価、楽しみ。
また昨夜、従弟から電話が来ており、ここでないと買えない品、その時に頼まれた買い物も今日済ます。
以前に腹痛で、腸が癒着だ、憩室だとお医者に言われたが、近頃、腹痛がしきりにある。
従弟の買い物ついでに、よく腸閉塞を繰り返した母に、
5年前まで私が買っていたすりおろし食品が形を変えて置いてあるのに偶然気が付く。

念のために、腹痛時用に自分に購入する。
腹痛でないが一個開ける、やはり大好物のアップルソースは(不仲だった母と介護を思い出すのが辛いが)美味しいです。

最後に、近頃ハト男とかのお騒がせ事件があって、庭に野鳥の餌台を置いている自分は肩身が狭い。
このハトはダジャレだけで、苦情や虐められなければいいが。


ハト、八郎潟町役場でゆったりと
ハト、八郎潟町役場でゆったりと

13:40秋田魁新報

 お気に入りの場所なんだろうか−。秋田県八郎潟町役場に1羽のハトが居着き、職員や町民の話題となっている=写真。

 町役場の外階段に設置された喫煙スペースの壁の上にとどまっており、時折毛づくろいをしながらゆったりと過ごしている。

 町によると、職員が4日夕方に発見した。足輪に記されていた電話番号に連絡したところ、能代市の男性が飼育する伝書バトだと分かった。「追い払えば帰ってくる」と言われ何度か飛ぶように促したが、同じ場所に戻ってきたという。人が近づいても逃げないため、ハトがいることに気付き「はっと」する人もいるとか。

コメント
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