こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

『The Lady アウンサン・スーチー 』 観ました

2012年08月03日 | 政治について
昨日は、スーチーさんの映画を観に新宿まで。新宿の真ん中にもこんな通りがあった。

現実に今生きている方を描く難しさのなか、よくできている作品だと感じました。

家族愛を中心に宣伝していますが、そこに流れるのはビルマの現実、軍事政権の酷さ、そこに立ち向かい暴力に屈しない凛とした生き方。

そして、それを支えるイギリス人の夫や息子たちとの強い信頼関係。

久々に心洗われる映画に出会えました。

軍事政権のむごたらしさは実際に投獄されたジャーナリスト達からの協力の得て創られたということで、

観るのがつらくなる場面も多々ありましたが、目をそらしてはいけない現実なんだと思いました。

何年も軟禁され、最愛の夫との最期にも立ち会えず、過酷な人生を生きているスーチーさん。

そんななかでも祖国の非暴力の民主化を訴えていく…誰にでもできることではないけれども、

政治家として人として、大切な姿勢を教えてもらいました。

この映画はフランスの監督。作り始めた時はまだ、スーチーさんが軟禁状態で、撮影はビルマでは行われず、風景の似ているタイが中心。作成が終わるときに軟禁が解かれたそうです。

以下は2012年4月4日の赤旗日刊紙の潮流より

 「この国には乾いた時期、涼しい時期、暑い時期、雨の時期があるけれど、春はない」。3月30日、アウン・サン・スー・チー氏が語っていました▼3日後、スー・チー氏は宣言しました。「新しい時代の幕開けです」。彼女の率いる国民民主連盟(NLD)が、1日投票のミャンマーの国と地方の議会補選で、発表された40議席すべてを得ました▼人々は、国土の多くが春のない熱帯の、ミャンマーに政治の春がくる日を望んでいます。NLDは求めます。連邦議会の議席の4分の1を軍に割り当て、非常時に軍の最高司令官が権力を一手に握れると定めた、憲法の改正を、と▼その国軍の「建軍の父」とよばれる人が、スー・チー氏の父、アウン・サンです。1915年生まれの彼の一生は、新しい国の産みの苦しみと希望を物語ります。支配者イギリスを追い出すため、日本軍の機関の援助をえてビルマ独立軍を結成する。日本の占領に対しては、国軍や共産党が組む反ファシスト人民自由連盟の議長としてたたかう…▼戦後、独立めざしてイギリスと交渉し、独立間近の32歳で暗殺に倒れます。「民主主義」「共和制」「社会主義」の国を望んだ彼。独立後の国で軍の権力独り占めが長く続くとは、思いもよらなかったでしょう▼アジアにあった、韓国、フィリピンやインドネシアの軍事独裁政権は倒れ、「アラブの春」もおしとどめられません。いよいよ、すでにアウン・サンの時代から民衆の根づよい抵抗の歴史を刻む、ミャンマーの出番です。

それにしても、ミッシェル・ヨーは本物のスーチーに似ていました。

今日は、脱原発の首相官邸前抗議行動です。
午後6時から8時までです。
声を上げ続けていきましょう。
官邸前で会いましょう
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