こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

『シングルマザーズ』を観て…自分の人生を振り返って・・・

2012年11月13日 | 日常
今日は、国立市議会議員研修と視察で東京臨海広域防災施設と墨田区役所・スカイツリーに行ってきました。
視察については明日、かきますね。

今日はちょっと、シビアなシリアスな話を

最近のドラマは、テーマ性をしっかり持っているのがたくさん出てきたように感じます

『シングルマザーズ』は、自分もそうだから、初回はしっかり観ました。

あまりにもドラマに自分の体験が共通していたのにびっくりしました。

私も、末娘の担任の先生が娘の様子をみて、いろいろとアドヴァイスをもらって、
「お母さんが人生をあきらめたら、子どもたちもあきらめる人生を送ることになります。どんなに狭い部屋でも子どもたちと笑って暮らす生活がどんなにいいか」と言われ、
支援センターでの相談をうけながら、子ども3人を連れて、シングルマザーの道を選びました。

といえば、かっこいいかもしれないけど、実際はまず、家を探すのに苦労です。

主婦だった子供連れにまずは貸してくれるところはありません。何件も不動産を回り、もうだめと思ったときに、「自分も母子家庭で過ごしたから、気持ちがわかります。何とかしましょう」と無事に借りることができました。この方は、その後、事情あってまた、引っ越すときにも力になってくれました。このような状況になったからこそ、人との出会いの大切さをつくづく感じました。そのあとも、息子がヴァイオリンを借りて続けられたことも、全部、周りの人々の温かい支援のおかげです。

よく絆といいますが、私たちはほんとうにたくさんの方に助けられ支えられ、生かされてきた、人は捨てたものじゃないとつくづく感じてきました。

それでも、、40代で仕事を探すのがどんなに大変か。特に札幌では、パン屋さん、本屋さん、アパレル業界などかたっぱしから当たりましたが、難しい。ほんとにシングルマザーに厳しい世の中だということを体感しました。おまけに私は、障がい児をかかえていましたから、子どもの送り迎えや通院は必要なので、当時はフルタイムでは働けませんでした。

そんななかで、

ただの主婦だった自分が家を出て、定職がないと、ふと心細くなり、将来が見えず、大きな不安が襲ってきたことも。

でも、そんなときは、「今日いきてるから、明日も生きれるよ」と思って元気をだしました。

それも、子どもたちがいたからだと思います。

もし、自分に守るべき子どもたちがいなかったら、そこまで勇気がでたかなと。

そういう意味でも、子どもたちの存在に感謝です。

それでも私は、教員免許を持っていたから、学童保育の準指導員や小論文の添削などの仕事がもらえるようになったから、まだラッキー。と言っても、月の収入は一桁でしたが…

国立でもそれを生かせたけど、嘱託で子育ては難しいから、昼間は学校に非常勤、夜は塾講師など掛け持ちしていた時代もありました。

今、住んでる家に越すときも、母子家庭には貸せないと断られ(その時は嘱託であっても学校勤めだったのですが)結局、保証会社にお金を積むことで、やっと貸してもらえました。

日本のシングルマザーの貧困率は半数を超えています。

シングルマザーだと、所得に応じて手当はもらえますが、これも離婚が成立していないと無理なので、そのあたりで救えない人もでてきます。

いろいろと体験したからこそ、困っている方の力になって、社会の歪みを正していけたらと思っています。

そのためにも、今回の都知事選に宇都宮氏が勇気ある出馬を表明したことは明るい話題です!

派遣村に尽力し、反貧困運動に力を注いでいる宇都宮氏が都知事になってくれたら、きっと今の弱者に厳しい社会にメスを入れることができます。



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