
私のお気に入りの町の一つです。
昨年、委員会で茅野市に行って、その自治力と福祉を主眼にしたまちづくりに感動したので、今回は仲間の共産党市議団とでかけました。

茅野市の人口は、約57000人、高齢化率は24%を超えています。茅野市では、まちづくりの理念を市民アンケートや意見をもとに、地域福祉、生活環境、こども・家庭応援を重点三課題として位置づけました。それを公民協働の「パートナーシップのまちづくり」で実行にうつしています。つまり自立した市民一人ひとりがまちづくりの主役となり政策立案し、それを行政が支援していく形で推進しているのがよくわかりました。
国立市もアンケートはとっていますが、それが街づくりに生かされず、153億円の国立駅周辺の大型開発(150mの延伸に35億円かかる都市計画道路、中身がはっきりしてない70億円かかるビルなど)だけが先走りしています。国立市も市民のアンケートをもとにまちづくりをしたら、もっと実のあるものになるのに・・・
茅野市内には地域ごとの住民自治組織として、地区と自治会が98組織あり、ここで住民の地域要求や行政に対する要求などが話し合われ施策に反映させています。
茅野市の子育て支援として、子どもが生まれる前から18歳になるまでを一貫して、子どもとその家庭の子育て・子育ちを応援していくための施設として、乳幼児期と親のための『0123広場』


これは、市長に子育ての孤立の不安を訴えてきた市民からのメールがきっかけで、空きビルを利用して作られたものです。
昨年の福祉保険委員会での視察の報告でもこのブログで書きましたが、今回、またよかったなと思ったのは、この子ども館の乳幼児の広場に市内の老人会の方がたもボランティアで関わるようになっているということ広場』は市民の話し合いで計画・運営され子育ての悩み相談も24時間体制でうけています。この部屋が相談室です。

絵本の読み聞かせコーナー乳幼児のコーナー

中高生の広場には台所もあり、ゆったりと過ごせます




チノチノができてから、商店や駅前でたむろする中高生がいなくなったと、担当の教育委員会のお兄様が話していました。
茅野市は寒天が特産。昼は寒天尽くしの駅前の美味しい寒天料理をいただききました

茅野市は長野県のなかでも、一人あたりの医療費が低く高齢者が元気な街です。子育て支援がしっかりしていることと一見かんけいないようですが、実は福祉を大切にするというキーワードでつながっていると思います。
夕方は、山下清放浪美術館へ
