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和歌山の那智勝浦&新宮への旅

2017年12月17日 21時37分32秒 | Weblog
今回、息子夫婦からプレゼントされた湯快リゾートの宿泊券を利用しての旅をしました
宿泊は紀伊勝浦駅近くの「越之湯」で、源泉かけ流しが気に入って泊まりました。
15日は、那智駅近くの「補陀洛山寺」へ行きました。
熊野古道を3カ月かけて歩いている73歳の大阪の男性に出会ったり、27年間、お寺をお守している瀬川さんの話を聞いたりでいい時間が持てました。
秘仏を特別に見せましょうと3人の為に開けてくれました。お蔭で優しい千手観音を目の前で見ることができました。
人間味あふれる仏像に見とれました。
しかし、生きながらにして南方の観音浄土を目指す補陀洛渡海。ここが全国の根拠地ですよと聞きました。井上靖の本を読んで、考えることは多かったです。
世界遺産で、熊野参詣曼荼羅(同寺院所蔵)にも渡海船が浜辺を出て行く様子が描かれています。見送る人々も。
1カ月分の食料と油を積み込んで伴船に曳かれて黒潮の海へ、木の箱に閉じ込められ、釘でうたれて、海に旅立っていく。

渡海した上人の名前が刻まれている

復元された渡海船

熊野古道(大辺路、中辺路、伊勢路)の振分石



夜は、湯快リゾートの越之湯でゆっくりして16日は朝9時には熊野速玉神社に到着、佐藤春夫記念館をゆっくり見て、近くにある大逆事件で死刑になった大石誠之助宅跡、川原家横丁。





それから鈴カステラで有名な香梅堂、新宮を愛し続けた中上健次生家跡、


大逆事件慰霊碑





、不老長寿の薬を求めて日本にやってきたが気に入って住み着いたという徐福、徐福公園は鮮やかで明るいのでのんびりしました。



泥炭でできた浮島の森も説明を聞いて自然にできた原生林を散策したが幸せな気分を味わった。浮島の周りを歩きましたが甲子園球場の半分とは大きい。

大逆事件で無期懲役となり秋田監獄で獄死した高木顕明の浄泉寺。


中上健次資料コーナーある図書館や、冤罪だった大逆事件で死刑になった庶民の味方大石誠之助のお墓には行けないで帰りました。
お土産は香梅堂の鈴カステラ、並んで買いました。近所の方が「本当においしいですよ」と教えてくれました。
皆さん、大量に買われていました。
往復無料高速を走ったので、費用はかからなかったけれど車は、ナビにない野や川の上を走り続けていました。
疲れたけれど、充実した2日間、初めての勝浦、新宮です。
何より、出会った方々、道を尋ねた方々、嫌な顔一つせず丁寧に教えてくださいました。