みやっちBlog

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屈辱的な外交を続ける小泉首相

2006年01月06日 08時48分44秒 | 政治・社会
日本国内での米兵による事件が続いているが、現行犯でなければ米兵を日本側が確保できないという日米地位協定によって八王子でひき逃げをした女性米兵に関しては日本側への引渡しが行われないことになったという。
ところが、横須賀で女性を殺害し金品を奪った米兵に関しては日本側へ引き渡す方針を固めたという。

その背景には、横須賀への原子力空母配備を控えて住民感情を逆なでしないようにという配慮があるのではといわれているが、加えて米兵が黒人だったということもあるのではないだろうか。

それにしても、日米地位協定の問題点は米兵が日本国内で事件を起こすたびに指摘されているが、今回の事件を受けても小泉首相をはじめ日本政府は日米地位協定の見直しを迫るつもりはないらしい。
日米地位協定に限らず、貿易や安保、年次改革要望書でのアメリカとの屈辱的な関係がこれほど顕著になったのは中曽根首相の頃からだが、小泉首相が登場してそれがさらに加速した感じだ。

それ以前はアメリカに対して、それなりに要求を突きつけていて、裏でどうだったかは別として見た目では対等の関係のようだった。ところが、現在はアメリカに対して業牛病では強い態度に出ているようなポーズをとったものの結局は押し切られての輸入再開、それ以外はアメリカの要望を受け入れている状況だ。それが、いわゆる官から民へ、構造改革と言葉を変えて日本国内の社会システムを破壊している小泉改革なわけだ。

かつての自民党は独立国としての尊厳を守るためにアメリカとの外交に当たっていたが、アメリカをうらやみながら横須賀で育った戦後世代の小泉首相は、アメリカについてゆきさえすればいいという重いが原体験としてあるのだろう。加えて党内基盤がなかったことでアメリカからの信認と世論だけが支えだったわけで、小泉首相は確信犯としてアメリカの言いなりになることを選んだのだろう。

それにしても、日本人の命をアメリカに差し出して自分は生き延びようという小泉首相の政治姿勢を5割を超える有権者が支持していることが未だに信じられない。


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