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郵政民営化法案、衆議院本会議で可決かぁ

2005年07月06日 11時41分07秒 | 政治・社会
 これまで、自民党は議員個人の意見とは関係ないところで、野党に協力するようなことはするなと、各種法案や引責決議案の投票で党議拘束をかけて、可決させたり否決させたりしてきたが、郵政民営化法案に関しては、その党議拘束も効力を発揮せず、造反議員が51人もでてわずか5票差での法案可決だった。

 なぜ、公社のままじゃだめで民営化が必要なのかという理由が明確にされないまま。郵政を民営化したという実績だけが欲しい首相のゴリ押しとも思える性急な法案成立には、疑問の声が噴出している。

 そもそも、小泉首相の人気の下となった「自民党をぶっ壊す」という言葉は、小泉首相が世話になっていた福田元首相の仇敵である田中角栄元首相の流れを汲む旧橋本派の解体、弱体化を指したもの。外務省改革、道路公団民営化、日歯連1億円献金発覚、郵政民営化、鉄鋼製橋梁工事談合発覚と次々に旧橋本派の資金源、票田を直撃する政策や疑惑、捜査が続いたことで、ついに倒閣の流れを明確にする自民党内で党議拘束を無視して郵政民営化諸法案の否決に走る議員が出たということなのだろう。

 国民の方を向かず、アメリカと公明党、自民党の方しか見ずに政権維持に躍起となり、内容はともかく改革を断行した名宰相として歴史に名を残すことしか考えていないように感じる小泉首相のバケの皮が剥がれてついに限界が来たということだろう。

 ちなみに、衆議院本会議で郵政民営化法案の否決を表明しながら可決賛成に回った議員の名前が朝日新聞に掲載されていたので、ここに記録しておきたい。

郵政法案の「造反」「裏切り」議員一覧


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