かつて、革命政党といえば野党であり特に共産党のことを指していたように記憶しているが、どうやら最近では違ってきているようだ。
検索エンジンで「革命政党 自民党」とブログを検索すると、yahoo!で55件も引っかかる。
改革を前面に押し出していた小泉前首相は、「自民党は改革政党になった」と宣言したが、安倍首相は「新憲法制定」を今年の参院選での争点とすることを内閣総理大臣として宣言した。
自民党の総裁として、自民党の党大会で宣言するならまだしも、内閣総理大臣として臨んだ年頭の記者会見での話だから、これはもう憲法違反であるといっていいのではないだろうか。そう指摘するマスコミはないがブログではそういう認識を持つ人がいることは間違いない。
それにしても、なぜ憲法に則って政治を執り行ってほしい、立法・司法を執り行ってほしいという至極当たり前の願いが日本ではあまり聞き入れられないのだろうか。これほど憲法をないがしろにしている国というのは、他にはないと思うのだが。
国会両院の3分の2が賛成し、国民投票により過半数が賛成することでしか発議できない憲法改正について、内閣の長が言明するというのはおかしな話だし、改悪された教育基本法も、自民党の憲法草案との整合性を取って起草されているというのだから、なんともはや。
そうした想いが、自民党は革命政党であると断じている人たちの中にあるのではないだろうか。
クーデターには権力を握る人間がさらにその権力を強めるために反対派を排除するために行う自己クーデターという定義があるというが、まさに小泉前首相が行った郵政造反組の排除は自己クーデターであったのではないだろうか。
そして、安倍首相はそうして得た多くの衆院での議席を背景に、郵政造反組を復党させ、教育基本法の改悪と防衛庁の省昇格を審議時間こそ稼いだものの十分な国民の議論が行われていないままに数の論理で可決している。現行憲法との整合性に十分な考慮がなされず憲法解釈で言い逃れを続けてきた自民党は、ここに来てすでに現行憲法との整合性の取れない法律に新憲法を合わせる形で憲法を新しく作ると主張しているのではないだろうか。
自民党が憲法を新しく作ろうというのであれば、少なくとも解散総選挙で信を問う必要があるだろうし、現行憲法が制定されるときに行われなかった国民投票を、まず現行憲法に対して条文ごとに行ってもらいたいものだ。
革命政党といわれるようになった自民党と、それを選挙協力によって支える公明党には、とにかく政権の座から一度お引取り願いたいものだが、政権を維持することにかけてはあらゆる努力を惜しまない自民党に対抗するアイディアが、あまりに野党側にないのが残念でならない。
この先の国のあり方、国民生活のあり方をしっかり示す形での選挙戦が、今年の参院選で展開されることを期待したいのだが。
↓いろんな意見を知るのに役立ってます。
皆様のポチッに元気をいただいております。ありがとうございます。
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自民党の総裁として、自民党の党大会で宣言するならまだしも、内閣総理大臣として臨んだ年頭の記者会見での話だから、これはもう憲法違反であるといっていいのではないだろうか。そう指摘するマスコミはないがブログではそういう認識を持つ人がいることは間違いない。
それにしても、なぜ憲法に則って政治を執り行ってほしい、立法・司法を執り行ってほしいという至極当たり前の願いが日本ではあまり聞き入れられないのだろうか。これほど憲法をないがしろにしている国というのは、他にはないと思うのだが。
国会両院の3分の2が賛成し、国民投票により過半数が賛成することでしか発議できない憲法改正について、内閣の長が言明するというのはおかしな話だし、改悪された教育基本法も、自民党の憲法草案との整合性を取って起草されているというのだから、なんともはや。
そうした想いが、自民党は革命政党であると断じている人たちの中にあるのではないだろうか。
クーデターには権力を握る人間がさらにその権力を強めるために反対派を排除するために行う自己クーデターという定義があるというが、まさに小泉前首相が行った郵政造反組の排除は自己クーデターであったのではないだろうか。
そして、安倍首相はそうして得た多くの衆院での議席を背景に、郵政造反組を復党させ、教育基本法の改悪と防衛庁の省昇格を審議時間こそ稼いだものの十分な国民の議論が行われていないままに数の論理で可決している。現行憲法との整合性に十分な考慮がなされず憲法解釈で言い逃れを続けてきた自民党は、ここに来てすでに現行憲法との整合性の取れない法律に新憲法を合わせる形で憲法を新しく作ると主張しているのではないだろうか。
自民党が憲法を新しく作ろうというのであれば、少なくとも解散総選挙で信を問う必要があるだろうし、現行憲法が制定されるときに行われなかった国民投票を、まず現行憲法に対して条文ごとに行ってもらいたいものだ。
革命政党といわれるようになった自民党と、それを選挙協力によって支える公明党には、とにかく政権の座から一度お引取り願いたいものだが、政権を維持することにかけてはあらゆる努力を惜しまない自民党に対抗するアイディアが、あまりに野党側にないのが残念でならない。
この先の国のあり方、国民生活のあり方をしっかり示す形での選挙戦が、今年の参院選で展開されることを期待したいのだが。
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