「大切なもの」
自分にとって大切ものでも
そうでない人からしたら
なんの価値もないものかもしれない
大切ものを壊されても
壊した人には全くわからない
だから責めても訴えても
仕方がない
あきらめること
気持ちを切り替えること
悲しいひどい
悔しい可哀想
そんな感情はすぐに通り過ぎ
新しい何かに生まれ変わるから
(晶子)
姑が庭の草を躍起になって抜いていた。
花壇の中にまで入っていって
徹底的に取っていた。
娘のことや個展準備に追われていたので、個展の搬入設置が無事終わったら、庭も綺麗にしようと思っていた。
思っていただけではわからないよね。
口出しをせず、やり過ごした。
あとで見たら、地植えにして、蕾もついていた大切なアナベルが、何ヶ所か折れていた。
蕾のついた茎も。
折れたままの姿で放置されていた。
ああ、やっぱり、花に対する愛がない人なのだ。過去にもひどい目にあった。
アナベルがようやく根付き、葉っぱを伸ばし、蕾がつき、もうすぐもうすぐ咲きそうなのを毎日毎日楽しみに眺めていることなんて、知らないのだ。わからないのだ。
かろうじて、3本くらいは蕾は残っていた。
良かった。
仕方ないのだ。
切ない気持ちで折れた茎を集めて、挿し木にすることにした。
蕾は水に挿しておいた。ひょっとして咲くかもしれない。小さな小さな蕾は無理だろうけど。
私だって、例えば、息子のカードの価値なんてわからないし、わからないものはわからない。
人にわかってもらうことは、無理なのだ。
挿し木して、つくといいな。
今日も元気にがんばろう!
素敵な一日になりますように🍀