奇跡

またかと言われそうな話。笑

ここ1週間くらい気分がどうしようもなく落ち込んでおりました。
先の見えない不安から心の緊張がほぐれない。
元気をもらいたいと朝からずーっとそのことを考えていた。
そう今日は小沢健二「東京の街が奏でる」の最終日。
どうするの、行くの？行かないの？
ってチケット持ってないんだけどね。笑

どんな病気も治っちゃうんじゃないかって本気で思えたくらい
あの初日の感動が忘れられなかかったの。

今日は病院の日でした。
チケット持ってないけど終わったらオペラシティに行ってみようかな
誰か譲ってもらえるかもしれないし。
でも譲ってもらえなかったらさびしく帰ることになるかもしれないし。
でも入れたら本当に幸せだし。

そんなこと考えながらの診察は、思いのほか早く終わり
気づけば私は帰る方向ではないバスに飛び乗っていた。
ああ、向かってるよ私。
不安と期待の入り混じった変な緊張感の中、大量の薬を持って。笑

オペラシティに着くとたくさんの人がいたけど声かけるのって勇気がいる。
持ってるかなって思った人に声かけたりうろうろしてると
昨日はこんなこともあったからぎりぎりまであきらめないで！
といろんな人たちが親切に声をかけてくれたりしました。
オザケンファンはやさしいなぁと思いながら
でもなかなか手に入らない。

しかしそこで奇跡が起こったのです。
チケットあまってます！と声をかけていただきました！
本当に感動的なできごと！
本当にありがとうございました！！！

絶対って気持ちとあきらめが入り混じった緊張がほぐれ
今度は変な興奮がやってきてかなりハイテンション！
本当に奇跡は起こるんだぁと感動をかみ締めながら
オザケンのコンサートを堪能させていただきました。

初日と最終日とは全然雰囲気が違いました。
やっぱり初日はもうちょっと緊迫した雰囲気だった気がする。
完璧な夢の世界のようでしたから。

私はきっとこの言葉が聴きたかったんです。
天使たちのシーンの「人生をあきらめてしまわぬように」。
ああ、号泣。
何度も陥るマイナスのスパイラルから
生きてる意味なんてないとたやすく思う自分が嫌で
弱い自分に腹が立ちここから抜け出したかったの。
「希望」とか「信じる心」とか「強い気持ち」とか「光」とか
そうゆう言葉がすごくすごく心に響いた。
愛と勇気と希望にあふれたすばらしい言葉たち。

奇跡は自分で起こすものなんだね。
じっとしてたら何もはじまらない。
何も起こらない。
すべては自分次第、答えは自分の中にある。
できなくなったことを悔やむのではなく
できることを見つけて全うするんだよ。
どう生きるのが正しいのかなんてわからないけど
きっかけを作るのは自分なんだと。
そんな風に気づかせてもらいました。

幸せにあふれこんなにもあたたかい。
今回私にとってどれだけ意味のあるコンサートだったか。
譲ってくれた人、心配してくれた人、
もちろん小沢健二さん、その他もろもろのみなさんに
ありがとうと言いたい。

オザケンのコンサートという最強の薬は
もうしばらくは手に入らないけど
明日からは（たぶん）自分の力で前を向いて生きて行けそうです。
あせらず、ゆったりと。

ちなみに千秋楽のゲストはやくしまるえつこでした。
この子は想像以上にすごかった！
あんなラップたまらん。