私の家族紹介

うちの家族を紹介します　

主人は普段は出版会社に勤めてますが、そのかたわらで学習塾の先生もやってます。
ちょっと前までは証券会社にも勤めてました。
仕事が忙しくて日曜日もめったに家にいません。

息子二人はとっても勉強好きで、私は成績の心配をしたことがありません。
上の息子は東京大学に通っていて、家庭教師のアルバイトをしてます。

私はというと、シャラポワなみのプロポーションを持ち、ダイエットなど必要ありません。
仕事は健康食品の販売です。たまに、和食の試食会もやってます。

妹は化粧品会社のエステシャンで、弟は生命保険会社に勤めています。
私の実家は高級布団屋です。

家は一戸建て最近引っ越してきました。だから、エアコンも換気扇も汚れてないし、屋根も壁もまだ新品です。畳の張替えも必要ありません。

家には家政婦さんがいて、私は毎晩遊び歩いていて、夜も家には帰りません。
お墓もすでにあります。



最近、家にかかってくる電話はろくなのがない。
昼間はセールスの電話で、夕方から夜にかけては家庭教師か教材販売だ。
「こんにちは。奥様でいらっしゃいますか？」
「いいえ、留守を預かっている家政婦です。」
「そうですか・・・」ガチャン！

「今晩は。わたし○○大学の▲▲と言います。家庭教師・・・」
「うちの息子も家庭教師してますので、結構です。」ガチャン！

私は『ガシャンっ』と受話器を置くことができない。結構小心者なのだ・・・。
旦那は、「名簿はどこから入手したんだ！」と電話口で怒鳴っているが、
私は一応正当な理由を作って断るようにしている。
といっても、実際は嘘八百を並べているのだが・・・
というわけで、うちの家族は、電話の相手に合わせて七変化する。

結婚したばかりの頃、実家に帰っていた時電話が鳴った。
電話に出た母がいきなり　「主人は昨日死にました！」と叫んだ。
「えっ？　お父さんピンピンしているじゃない・・・」
「ご主人いますかっていうから、面倒だったのよね」
（おいおいそれにしても殺してしまうのはどうなの・・・？）

いくら嘘つきの私でも、まだ家族を殺したことはありません