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どんぐりの木の下で

日々の出来事を書き留めています。

汝の名

2009年08月04日 | 
久しぶりの本の紹介です。

 ◆汝の名  明野 照葉著(中央公論新社) ¥760 

若き会社社長の麻生陶子は、誰もが憧れる存在。だが、その美貌とは裏腹に、「完璧な人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす女だ。そんな陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日から、二人の関係が狂い始め、驚愕の真実が明らかになっていく…。『女神』の著者が「女の心理と狂気」で描く現代サスペンスの傑作。(Amazon bookデータベースより)


読売新聞の本よみうり堂の記事を読んで、興味がわいた一冊です。

  ◇文庫で大化け! ヒット小説


登場人物に共感するのでもないのですが、ただひたすら続きが読みたい…という感覚になります。

東京に出かけた時の生きの列車の中で読み始めたら止まらなくなり、1日で一気に読みました。


  「女って怖い!!」

小説だから、そんなことも楽しめるお話です。








グーグルアースの使い方がわかる本

2008年09月20日 | 
来月ミニ講座「ネットで世界を旅しよう!」をします。

Google EarthとGoogleマップのストリートビューを体験する講座です。


  インターネットってこんなに便利になったの~

そんな風に驚いてもらうのを狙っている講座です。


16日が講座申込日だったのですが、早々に12名の定員となったそうで、キャンセル待ちもでているとか・・・
皆さんの関心の高さがうかがえます。


こんなに期待されているのかと思うと、ちょっと身が縮む思いがしました。

自己流の域を出ない私なので、少しグーグルアースの勉強したいと思って、ネットで探して活用本を買いました。

いつも愛用しているAmazon.co.jpの中古品で199円。送料の340円を加えても539円。この手の本は中古で十分です。
頼んでから2日で届きました(便利!)

本の中のグーグルアースのバージョンは4.0なので、最新よりちょっと前のですが、それでも私には十分な内容です。


ミニ講座で楽しんでもらえるように、この本を参考に面白いネタを考えますね



ハリー・ポッター

2007年08月06日 | 
 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

遅ればせながら、やっと買いました。

それまでは本の発売と同時に買って寝る時間も惜しんで、すぐに読んでいたのに、この時は忙しくて、つい買いそびれてしまいました。

Takuと私で読んでいた本を、5月頃からKazuが夢中になりだし、『賢者の石』~『不死鳥の騎士団』を一気読みしました。


   謎のプリンス、買ってよ。

そしてようやく我が家に第6巻の『プリンス』がやってきたのです。 



それと一緒に届いたのが、



 ハリー・ポッターの最終巻(US版)

Takuが辞書片手に読破するんだと意気込んで買ったのですが・・・
絶対、絶対、絶対に無理です^^;

どうして突然買ったのか真意はわかりませんが・・・
もしかしたら英語の授業の課題なのかな。


まぁいずれにしても、1年もすれば日本語訳が出版されるのですから、それと読み比べて(見比べて^^;)みるのもいいかもしれません。

それにしても、挿絵のハリー、映画と違ってずいぶん貧相な風貌です

頭のうちどころが悪かった熊の話

2007年06月03日 | 
続けてもう一冊。


◆ 頭のうちどころが悪かった熊の話  安東みきえ著


なんともタイトルのヘンな本です。
これは読売新聞の小泉今日子さんの書評を読んで、興味がわいて読んだ本です。


この本は7つの短編の動物寓話、児童書です。

動物の寓話というと小学校の時に読んだ「椋鳩十集」を思い出します。
ストーリーは覚えていませんが、読んだ後温かい気持ちになった事は記憶に残っています。
(著者も第11回椋鳩十児童文学賞を受賞していました。)


私が印象に残ったのは『ヘビの恩返し』です。


ヘビのお父さんは子ヘビに教えなければならない事がたくさんあります。

「この実はカコの実といってな、ぼうや。毒の実なんだ。この実を食べると一生、過去のことしか考えられなくなるんだよ。」

「絶対食べるんじゃないぞ。」と言っておきながら、お父さんヘビは誤ってカコの実を食べてしまいました。
そしてお母さんヘビもまた「ミライの実」を食べてしまい、未来の事しか考えられなくなってしまいました。

過去しか考えないお父さんヘビ、未来しか考えないお母さんヘビ。

「今のぼくをきちんと見ろよ。親だったら正面きって向き合えよ」

ヘビの子どもは怒ります。そして・・・




時間が経ってからまた読み返したいと思う一冊です。


【新釈】走れメロス

2007年06月03日 | 
本のカテゴリー、久しぶりです^^;


皆さんは本を選ぶのってどんな風なのでしょうか。

私は書店や図書館の棚をぐる~りとまわりながら、面白い本はないかなぁと探す事は滅多にないです。
時間つぶしにちょっと読む単行本などは、好きな作家さんのと決めていますが。

大抵は、メディアとかで紹介された本を読む事が多いです。
(読むと言える程、読んでいませんが・・・^^;)



◆ 【新釈】走れメロス (他四篇) 森見 登美彦著



今年の本屋大賞授賞式の会場で、書店員さんに『次に売りたい本は?』というTVインタビューで1位を獲得した一冊です。

森見登美彦さんは、本屋大賞2位の『夜は短し歩けよ乙女』の著者であります。


この本は、名の知られた古典的短編を、時代を現代に置き換え、森見風の文体にアレンジしたものです。


例えば、原典の「走れメロス」では、メロスは友との約束を果たす為だけに走った。
ところが森見さんにかかると、芽野は友を裏切り、追っ手から逃げる為だけに走っている。ただひたすら逃げる為に走る。
おぃおぃ?!と思いながら読み続けると、最後は・・・。


他は、山月記、藪の中、さくらの森の満開の下、百物語が収められています。

残念ながら私は原典を読んだ事がないので、まずはそちらを読んでからにしようと思っています。