ゆーくん、2歳 7か月 12日
あやちゃん、生後 6か月 9日
DWE歴は、1年 11か月 29日になりました

DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います
今回は、前回に引き続き、Sing Along! 2 のDVDに収録されている
"Huey Is Sitting at the Table" について取り上げてみます
歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください

この曲は、ヒューイ・デューイ・ルーイが、それぞれで膨らませた風船を持って
座っている様子を描写した歌です
この曲のボキャブラリー・レビューの映像で、以下の表現が出てきます
この表現は、曲の歌詞に直接登場する表現ではありませんが、興味深い表現なので、
今回は、「椅子に座る」という英語表現について注目してみたいと思います

「椅子に座る」という表現を英語にするとき、私がいつも考えることは、
"sit on a chair" か "sit in a chair" か――
ということです
英語教師になりたての頃、ALTに
「日本人は、"sit on a chair" を使う人が多いみたいだけど、
私たちは、"sit in a chair" の方が、より自然に感じる」
と言われたことがあります
あれ???
「母国語方式」が売りのDWE教材なのに、
じゃあ、なぜ、この曲で "sit on a chair" の表現が出てくるの???
と思うかもしれませんが――
その時、彼女に教えてもらったネイティブ・スピーカーの感覚が、
まさに、DWEの教材にも生きていました
椅子に座るときの前置詞を考えるとき、
日本人の感覚なら、「椅子に座る(接触する)イメージ = "on"」 になりそうですが、
ネイティブ・スピーカーの方の感覚では "in" の方が自然というのは、以下の理由からだそうです
椅子は椅子でも、「アームチェアー(ひじ掛け椅子)」をイメージしてください
ネイティブ・スピーカーの方は、「アームチェアー」に座るとき、
「体が包み込まれている」 イメージを持つそうです
体を横に動かしても、後ろにそらせても、アームチェアーから落ちることはありません
この 「体が包み込まれている」 イメージが 前置詞 "in" のイメージ なのです
DWE教材の "Fun With Words 1" 36~37ページに
"sit in a chair" と "sit on a chair" に関連するものがありました

ヒューイが座っている椅子は、
「アームチェアー」ではないので、"sit in a chair" という表現を避けたのだと考えられます
ネイティブ・スピーカーにとって、より一般的なのは "sit in a chair" のようですが、
"in" と "on" の違いを厳密に表現したところが、DWE教材らしいですね
ちなみに…
「ソファー」に座るときはどうなるのかですが――
これも、"Fun With Words 1" 37ページにありました
実は「ソファー」に座るときは "in" ではなく "on" なのです
この "Fun With Words 1" では、
「1人掛けのアームチェアー」と「ソファー」を対比して、
表現してありました


「体が包み込まれている」イメージの「アームチェアー」は、
"in" を使うというのは、前出の通りですが――
「ソファー」は、「体が包み込まれている」イメージではなく、
ソファーに 「体の一部が乗っかっている(接触している)状態」 、
つまり "on" のイメージなのです
ソファーに座れば、お尻と背中がソファーに接触、
横たわれば体全体がソファーに接触というイメージです
だから、横長の椅子である「ソファー」や「ベンチ」などに座るときは
接触を表す前置詞 "on" を用いるのです
このレベルは、「習うより慣れよ(Practice makes perfect.)」の域ですね
幼児英語で、ここまでのことを追求することはないですが、
DWE教材の英語表現の忠実さと丁寧さには、すごいなぁと思います
最後まで読んでくださり、ありがとうございました



あやちゃん、生後 6か月 9日

DWE歴は、1年 11か月 29日になりました


DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります

そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、前回に引き続き、Sing Along! 2 のDVDに収録されている
"Huey Is Sitting at the Table" について取り上げてみます

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください


この曲は、ヒューイ・デューイ・ルーイが、それぞれで膨らませた風船を持って
座っている様子を描写した歌です

この曲のボキャブラリー・レビューの映像で、以下の表現が出てきます

この表現は、曲の歌詞に直接登場する表現ではありませんが、興味深い表現なので、
今回は、「椅子に座る」という英語表現について注目してみたいと思います


「椅子に座る」という表現を英語にするとき、私がいつも考えることは、
"sit on a chair" か "sit in a chair" か――
ということです

英語教師になりたての頃、ALTに
「日本人は、"sit on a chair" を使う人が多いみたいだけど、
私たちは、"sit in a chair" の方が、より自然に感じる」
と言われたことがあります

あれ???
「母国語方式」が売りのDWE教材なのに、
じゃあ、なぜ、この曲で "sit on a chair" の表現が出てくるの???
と思うかもしれませんが――
その時、彼女に教えてもらったネイティブ・スピーカーの感覚が、
まさに、DWEの教材にも生きていました

椅子に座るときの前置詞を考えるとき、
日本人の感覚なら、「椅子に座る(接触する)イメージ = "on"」 になりそうですが、
ネイティブ・スピーカーの方の感覚では "in" の方が自然というのは、以下の理由からだそうです

椅子は椅子でも、「アームチェアー(ひじ掛け椅子)」をイメージしてください

ネイティブ・スピーカーの方は、「アームチェアー」に座るとき、
「体が包み込まれている」 イメージを持つそうです

体を横に動かしても、後ろにそらせても、アームチェアーから落ちることはありません

この 「体が包み込まれている」 イメージが 前置詞 "in" のイメージ なのです

DWE教材の "Fun With Words 1" 36~37ページに
"sit in a chair" と "sit on a chair" に関連するものがありました



ヒューイが座っている椅子は、
「アームチェアー」ではないので、"sit in a chair" という表現を避けたのだと考えられます

ネイティブ・スピーカーにとって、より一般的なのは "sit in a chair" のようですが、
"in" と "on" の違いを厳密に表現したところが、DWE教材らしいですね

ちなみに…
「ソファー」に座るときはどうなるのかですが――
これも、"Fun With Words 1" 37ページにありました

実は「ソファー」に座るときは "in" ではなく "on" なのです

この "Fun With Words 1" では、
「1人掛けのアームチェアー」と「ソファー」を対比して、
表現してありました



「体が包み込まれている」イメージの「アームチェアー」は、
"in" を使うというのは、前出の通りですが――
「ソファー」は、「体が包み込まれている」イメージではなく、
ソファーに 「体の一部が乗っかっている(接触している)状態」 、
つまり "on" のイメージなのです

ソファーに座れば、お尻と背中がソファーに接触、
横たわれば体全体がソファーに接触というイメージです

だから、横長の椅子である「ソファー」や「ベンチ」などに座るときは
接触を表す前置詞 "on" を用いるのです

このレベルは、「習うより慣れよ(Practice makes perfect.)」の域ですね

幼児英語で、ここまでのことを追求することはないですが、
DWE教材の英語表現の忠実さと丁寧さには、すごいなぁと思います

最後まで読んでくださり、ありがとうございました




