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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【いただいたご質問コメントより】 トークアロング・カード : 「~だったのかもしれない」という表現 に注目!!

2017-03-28 | Talkalong Cards
ゆーくん、5歳 0か月 6日
あやちゃん、2歳 11か月 3日
DWE歴は、4年 4か月 23日になりました
   
当ブログを読んでくださっている皆さん、
心温まるコメントをくださる皆さん、
いつもありがとうございます

DWE教材に登場する文法のご質問コメントをいただきましたので、
ブログの記事で解答させていただこうと思います
 (とりさん、コメント、ありがとうございました



  【ご質問内容の確認】

 トークアロング・カード の英文について質問です。
   
 トークアロング・カード 477番の英文に、
 "The octopus might have taken the peanuts."  (タコがピーナッツをとったのかもしれません)
 というものがあります。

 こちらのブログの記事に、「could have +過去分詞」の意味で、
 「過去の事柄に対する推量」(肯定文で「ひょっとしたら~した/~だったのかもしれない」
 があるという記載がありました。

 「タコがピーナッツをとったのかもしれません」という日本語を英訳するとき、
 "The octopus could have taken the peanuts."
 という表現を使っても 正解でしょうか?



 (関連記事 : Who Took the Peanuts? ② ~ (2)「could have + 過去分詞」 に注目!!~ )

            


僭越ながら、私の解釈をお答えします。

結論から言うと――
「タコがピーナッツをとったのかもしれません」という日本語を英訳する場合、
以下のどちらの英文でも正答となります

 "The octopus might have taken the peanuts."
 "The octopus could have taken the peanuts."



まずは、「助動詞 might」を見ていきましょう。

「助動詞 might」は、「現在・未来の事柄に対する推量(~かもしれない)」という意味を持ちますが、
この表現を「過去の事柄に対する推量(~だったかもしれない)」にする場合、
「might have + 過去分詞」 で表すことができます。

例文を挙げてみます。

 【例1】 I might have left my sunglasses in the cafe.
     (私はカフェにサングラスを忘れてきたかもしれない)

 【例2】 The letter might have arrived last week.
     (その手紙は先週に届いていたかもしれない)

 【例3】 John might have gone home.
     (ジョンは帰宅してしまったかもしれません)



一方、「could have + 過去分詞」も「過去の事柄に対する推量」を表すことがあります。
こちらも、「ひょっとしたら~した / ~だったのかもしれない」という意味を持ちます。

 【例1】 I thought your answer was wrong. But now I think your answer could have been right.
     (君の回答は間違いだと思っていた。でも今になって、君の答えがひょっとしたら正しかったのかもしれないと思うよ)

 【例2】 That book you sold two month ago could have been very valuable.
     (君が2か月前に売ったあの本は、ひょっとしたらすごく貴重なものだったかもしれない)


"might" の「~かもしれない」という意味は、「話し手の漠然とした推量」を表すのに対して、
"could" の「~かもしれない」という意味は、「可能性」を表しています。

和訳すると、どちらも「~かもしれない」となりますが、
"might" であれば、話し手の主観から漠然と「~かもしれない」といったニュアンスになるのに対して、
"could" は、状況などから客観的に判断して「~かもしれない」といったニュアンスになります。


つまり、和訳は同じですが、以下の2つの英文はニュアンスが若干異なるということになります。

     "The octopus might have taken the peanuts."
   状況証拠があるとは限らないが、話し手の主観から「タコがピーナッツをとったのかもしれない」
   と言っている。
             
     "The octopus could have taken the peanuts."
   状況証拠などから客観的に判断して、「タコがピーナッツをとったのかもしれない」
   と言っている。


和訳は同じでも、ニュアンスが異なる表現は、とても興味深いですね。
(※ この解釈が英語を母国語とする万人に通用するとは限りません。)






できるだけ丁寧に解説したつもりですが、
わかりにくい部分や補足が必要な部分があれば、またご質問ください。


とりさん、ご質問、ありがとうございました。




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最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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