ゆーくん、4歳 9か月 6日
あやちゃん、2歳 8か月 3日
DWE歴は、4年 1か月 23日になりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/80/9f0222ab6d8fa8acfc1ccaa79a53115f.jpg)
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0139.gif)
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0190.gif)
今回は、前回に引き続き、Sing Along! 12 のDVDに収録されている
"Now That I Have this Magic Hat" について取り上げてみます![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0061.gif)
歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/f8/563237530813a989add11c03289c36bf.png)
この曲は、魔法使いの弟子 ミッキーが、魔法の帽子をかぶり、
「これで仕事をする必要がなくなった」と喜んでいる様子を描いた歌です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0061.gif)
前回も紹介しましたが、この曲で取り上げられている文法事項は、以下の通りです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
従位接続詞の構文(Now that 構文) 「(今は)もう~が…だから」 :
Now that I have this magic hat, I won't have to work anymore. など
助動詞 will の否定形 won't : Now that I have this magic hat, I won't have to work anymore. など
have to ~ : Now that I have this magic hat, I won't have to work anymore. など
今回は、"won't" が持つ意味 に注目したいと思います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0190.gif)
歌詞で言うと――
Now that I have this magic hat, I won't have to work anymore. ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
Now that I have this magic hat, I won't have to sweep the floor. ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
Now that I have this magic hat, I won't have to wash another wall! ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
Now that I have this magic hat, I won't have to work at all! ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
という部分で登場しています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0061.gif)
中学校で習う「助動詞 will」の主な意味は、「~でしょう」「~するつもり」です。
実は、この「助動詞 will」は、英語のニュアンスを和訳で表しにくいなぁ、と私が思うもののうちの1つです。
たとえば、『ターミネーター』の有名なセリフに、
"I'll be back." (※I'll = I will) というものがあるのですが、
中学校で学んだ意味で直訳すると――
「また戻ってくるでしょう」となり、意志の弱さが見え隠れするセリフになってしまいます。
「また戻ってくるぜ」というニュアンスの力強いセリフであるはずなのですが。。。
もう1つ例を挙げてみます。
結婚式で、牧師(プロテスタントの聖職者)や神父(カトリック・東方正教会の聖職者)が
新郎新婦に向かって――
Will you have this woman as your lawfully wedded [ husband / wife ] , to live together in the estate of matrimony?
Will you love [ him / her ] , honor [ him / her ] , comfort [ him / her ] , and keep [ him / her ] ,
in sickness and in health; forsaking all others, be true to [ him / her ] , as long as you both shall live?
といった内容の英文を尋ねてきた場面を想像してください。
"Do you ~?” と尋ねられれば、"I do." (誓います)と答えればいいのですが、
この場合は、"Will you ~?" で尋ねられているので、"I will." と答えます。
これも、中学校で学んだ意味で直訳すると、「誓うでしょう」になってしまいます。
結婚式の誓いは、そんなに意志の弱そうな和訳では しっくりきません。
「誓います!(絶対に愛し続けます!)」という決意を込めて言うセリフであるはずです。
実は、「助動詞 will」には、「絶対~する!」という強い意志を表す意味があるのです。
ちなみに「名詞 will」にも「意志・決意・命令」などの 力強い意志を感じさせる意味があります。
ここで、「助動詞 will」の一般的な意味を確認しておきます。
意志 「~するつもり」
推量 「~するでしょう」
習慣・習性 「~する習慣・習性がある」
(否定文で)拒絶 「絶対に~しない」
例文を挙げながら、詳しく見ていきます。
意志 「~するつもり」
【例】 I will study English tonight. (今夜、[絶対] 英語を勉強するつもりだ)
実際に勉強するかどうかは関係ありません。
もしかしたらテレビを見てしまうかもしれないし、
好きな雑誌を読んでしまったりして、全く勉強しないかもしれません。
でも、今この瞬間は、「必ず勉強するぞ!」という意志があることを表すのが、
「助動詞 will」 なのです。
推量 「~するでしょう」
【例】 It will rain tomorrow. (明日は[絶対]雨が降るだろう)
これも、実際に雨が降るかどうかは関係ありません。
暗い雨雲を見て、「これは高確率で雨が降る」という、
話し手の確固たる予測を表すのが、「助動詞 will」なのです。
習慣・習性 「~する習慣・習性がある」
【例】 Gasoline will float on water. (ガソリンは水に浮く習性がある)
この意味の場合、習慣・習性を表すわけですから、
「絶対~する」というニュアンスがしっくりくると思います。
ガソリンが水に浮くという、絶対的な科学の真理を言うには、
「助動詞 will」を用います。
(否定文で)拒絶 「絶対に~しない」
【例】 Emily won't meet Jim. (エミリーは、絶対にジムに会おうとしない)
「助動詞 will」が、「絶対~する」というニュアンスであるのは前述の通りですが、
否定文になると、「絶対~しない」というニュアンスになります。
エミリーとジムの間に何かがあって、エミリーが絶対会おうとしない――
これを表すのが、「助動詞 will」の否定形 "will not [won't] " です。
「助動詞 will」が持つ意味合いについて確認できたので、
否定語である "don't / doesn't" と "won't" では、どういったニュアンスの違いがあるのか見ていきましょう。
これまで述べてきたように、"won't" は、「人の意志」 を表す単語です。
一方、"don't / doesn't" は、意志とは関係なく、「一般的な話」や「事実」「規則」を表す単語です。
具体的に、例文を挙げて 比較してみます。
【例1】 She doesn't go to Australia. (彼女は、オーストラリアに行きません)
【例2】 She won't go to Australia. (彼女はオーストラリアに行きません)
上の例文は、2つとも和訳が同じですが、ニュアンスがまったく異なります。
"doesn't" を用いた【例1】の英文の場合、
彼女自身がオーストラリアに行きたいかどうかという意志は分からず、
「彼女がオーストラリアに行かない」という情報・事実だけを伝えています。
"won't" を用いた【例2】の英文の場合、
「彼女はオーストラリアに行きたくないので、行きません」というニュアンスになります。
飛行機が嫌いだから 行きたくないのかもしれませんし、
オーストラリアの蛇とクモが怖いから 行きたくないのかもしれませんし、
とにかく、彼女には「行きたくない」という意志があるということが分かります。
"don't / doesn't" は、シンプルに 「事実」「規則」を表しますが、
"won't" を使うと、誰かの意志を表すことが出来るので、より繊細なニュアンスを伝えることができるのです。
歌詞に戻ってみましょう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0061.gif)
Now that I have this magic hat, I won't have to work anymore. ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
Now that I have this magic hat, I won't have to sweep the floor. ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
Now that I have this magic hat, I won't have to wash another wall! ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
Now that I have this magic hat, I won't have to work at all! ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
この魔法の帽子を持っているからには、もう働かなくてもいいだろう ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
この魔法の帽子を持っているからには、床を掃かなくてもいいだろう ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
この魔法の帽子を持っているからには、壁を洗わなくてもいいだろう! ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
この魔法の帽子を持っているからには、まったく働かなくてもいいだろう! ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
この歌詞は、魔法使いの弟子 ミッキーが歌っているのですが、
「この魔法の帽子を持っているからには、絶対に働きたくない」という意志から、
「もう働かなくてもいいだろう」と言っていることが分かります。
このニュアンスを日本語で「和訳」として表現するのが難しい。。。
プロの翻訳者だったら、どんな和訳をするのか気になるところです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
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今回は、前回に引き続き、Sing Along! 12 のDVDに収録されている
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この曲は、魔法使いの弟子 ミッキーが、魔法の帽子をかぶり、
「これで仕事をする必要がなくなった」と喜んでいる様子を描いた歌です
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前回も紹介しましたが、この曲で取り上げられている文法事項は、以下の通りです
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今回は、"won't" が持つ意味 に注目したいと思います
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歌詞で言うと――
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という部分で登場しています
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中学校で習う「助動詞 will」の主な意味は、「~でしょう」「~するつもり」です。
実は、この「助動詞 will」は、英語のニュアンスを和訳で表しにくいなぁ、と私が思うもののうちの1つです。
たとえば、『ターミネーター』の有名なセリフに、
"I'll be back." (※I'll = I will) というものがあるのですが、
中学校で学んだ意味で直訳すると――
「また戻ってくるでしょう」となり、意志の弱さが見え隠れするセリフになってしまいます。
「また戻ってくるぜ」というニュアンスの力強いセリフであるはずなのですが。。。
もう1つ例を挙げてみます。
結婚式で、牧師(プロテスタントの聖職者)や神父(カトリック・東方正教会の聖職者)が
新郎新婦に向かって――
Will you have this woman as your lawfully wedded [ husband / wife ] , to live together in the estate of matrimony?
Will you love [ him / her ] , honor [ him / her ] , comfort [ him / her ] , and keep [ him / her ] ,
in sickness and in health; forsaking all others, be true to [ him / her ] , as long as you both shall live?
といった内容の英文を尋ねてきた場面を想像してください。
"Do you ~?” と尋ねられれば、"I do." (誓います)と答えればいいのですが、
この場合は、"Will you ~?" で尋ねられているので、"I will." と答えます。
これも、中学校で学んだ意味で直訳すると、「誓うでしょう」になってしまいます。
結婚式の誓いは、そんなに意志の弱そうな和訳では しっくりきません。
「誓います!(絶対に愛し続けます!)」という決意を込めて言うセリフであるはずです。
実は、「助動詞 will」には、「絶対~する!」という強い意志を表す意味があるのです。
ちなみに「名詞 will」にも「意志・決意・命令」などの 力強い意志を感じさせる意味があります。
ここで、「助動詞 will」の一般的な意味を確認しておきます。
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例文を挙げながら、詳しく見ていきます。
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【例】 I will study English tonight. (今夜、[絶対] 英語を勉強するつもりだ)
実際に勉強するかどうかは関係ありません。
もしかしたらテレビを見てしまうかもしれないし、
好きな雑誌を読んでしまったりして、全く勉強しないかもしれません。
でも、今この瞬間は、「必ず勉強するぞ!」という意志があることを表すのが、
「助動詞 will」 なのです。
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【例】 It will rain tomorrow. (明日は[絶対]雨が降るだろう)
これも、実際に雨が降るかどうかは関係ありません。
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【例】 Gasoline will float on water. (ガソリンは水に浮く習性がある)
この意味の場合、習慣・習性を表すわけですから、
「絶対~する」というニュアンスがしっくりくると思います。
ガソリンが水に浮くという、絶対的な科学の真理を言うには、
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【例】 Emily won't meet Jim. (エミリーは、絶対にジムに会おうとしない)
「助動詞 will」が、「絶対~する」というニュアンスであるのは前述の通りですが、
否定文になると、「絶対~しない」というニュアンスになります。
エミリーとジムの間に何かがあって、エミリーが絶対会おうとしない――
これを表すのが、「助動詞 will」の否定形 "will not [won't] " です。
「助動詞 will」が持つ意味合いについて確認できたので、
否定語である "don't / doesn't" と "won't" では、どういったニュアンスの違いがあるのか見ていきましょう。
これまで述べてきたように、"won't" は、「人の意志」 を表す単語です。
一方、"don't / doesn't" は、意志とは関係なく、「一般的な話」や「事実」「規則」を表す単語です。
具体的に、例文を挙げて 比較してみます。
【例1】 She doesn't go to Australia. (彼女は、オーストラリアに行きません)
【例2】 She won't go to Australia. (彼女はオーストラリアに行きません)
上の例文は、2つとも和訳が同じですが、ニュアンスがまったく異なります。
"doesn't" を用いた【例1】の英文の場合、
彼女自身がオーストラリアに行きたいかどうかという意志は分からず、
「彼女がオーストラリアに行かない」という情報・事実だけを伝えています。
"won't" を用いた【例2】の英文の場合、
「彼女はオーストラリアに行きたくないので、行きません」というニュアンスになります。
飛行機が嫌いだから 行きたくないのかもしれませんし、
オーストラリアの蛇とクモが怖いから 行きたくないのかもしれませんし、
とにかく、彼女には「行きたくない」という意志があるということが分かります。
"don't / doesn't" は、シンプルに 「事実」「規則」を表しますが、
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歌詞に戻ってみましょう
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「もう働かなくてもいいだろう」と言っていることが分かります。
このニュアンスを日本語で「和訳」として表現するのが難しい。。。
プロの翻訳者だったら、どんな和訳をするのか気になるところです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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