今年もテルミンの三毛子とピアノの山本 準が自宅でクリスマスソングを演奏しました。 ライブでは何度か演奏していた曲で、以前にも MUSIC TRACK で公開していましたが、平和への祈りを込めて改めて。 古いフィルム風の動画も作りました。
『鳥の歌』はカタルーニャのクリスマス・キャロルで、キリスト聖誕を鳥が祝っている様子を歌っています。
チェロ奏者パブロ・カザルスが編曲し、亡命先で演奏して、世界に知られるようになりました。 1971年の国連平和賞の記念コンサートで、カザルスは「鳥たちは大空を飛びながら歌います、peace、peace、peaceと」と語って演奏し、その映像が世界中に中継されました。
「わたしの国が自由になるまでは帰らない」と宣言していたカザルスは、このコンサートから2年後の1973年、二度と故郷の地を踏むことのないまま96年の生涯を閉じました。
悲しいことに、いまだに戦争は起こり続けています。
どうか一日も早く、世界中のすべての人に平和が訪れますように。
他にも思い出のクリスマスの曲がいろいろあります↓
O Holy Night [2022.12月・動画付き]
Grown-Up Christmas List [2021.12月・動画付き]
The Christmas Song [2019.12月・動画付き]
Candlelight Carol [2016.12月 Live]
"Walking In The Air" from The Snowman スノーマンより「ウォーキング・イン・ジ・エアー」[2012.12月・動画付き]
戦場のメリークリスマス-Merry Christmas Mr.Lawrence/坂本龍一 [2009.11月]
恋人がサンタ・クロース/松任谷由美 [2009.11月]
Bella Notte ベラ・ノッテ-「わんわん物語」より [2008.12月]
White Christmas ホワイトクリスマス [2006.12月]
Christ is born (主は生まれ給いぬ) [2006.12月][てるみんるーむを開く]
山本 準のオリジナル作品の「らくだと散歩」をテルミンで演奏しました。
暑い日にお昼寝をしてると・・・熱風とともにらくだがやって来る。 散歩に行こうと誘いに。
さて、今日はどこへ行く?
キャラバンと果てしなく続く砂漠を渡ろうか、オアシスの街の市場へお買い物・・・ほら、鈴の音が聞こえてきた。
数ある山本準作品の中でも特に好きな曲です。
元は1980年代の古い曲だそうで、1990年代にNiftyのFMIDIORGにMIDIデータとして投稿され、その後2002年に販売した手焼きのCDのなかの一曲となりました。
タイトルはわたしが勝手にらくだのリズムを感じて付けました。 らくだに乗ってというよりは一緒に歩く感じです。 作曲者本人のイメージとは全然違うそうですが。
大好きだけどテルミンで弾くのは難しいかなと思ってきたのですが、今なら弾ける気がして。
元のSC-88VL用のMIDIデータを譲り受け、Cakewalk(旧 SONAR)で編集し直してアイデアを足して、Etherwave テルミンで多重録音しました。
動画がいろいろと有り得ないことになっていますが、お昼寝ファンタジーということでw
by 三毛子
この曲は古いです。 おそらく1989年頃に作った曲です。
「なにか自分にとってはとても大事なことがあって、でもそれはうまく行かなかった日の午後、空はとっても晴れていてお日様がさんさんと輝いている」といった気分の曲なんですが、「らくだと散歩している曲だ」と言い続けた人がいたので、ついに作曲者本人も根負けして「やっぱりらくだの曲だろうか」と思うにいたっております。
オリジナルは、当時EpsonのEquity IIという8086ベースのPC(米国で買ったPC-DOS機)で使っていたVoyetra Sequencer Plusというシーケンサーを使い、YAMAHA DX-7やエレピ、リズムマシーンRX-11あたりをMIDIで駆動して演奏していたものです。 Voyetraのデータはその後SMFに変換し、あとはCakewalkでRoland SC-88VL用に再構成したと思います。 今回はそのデータをさらに三毛子が別の音源も駆使してアレンジしたものになっています。
by 山本 準[てるみんるーむを開く]
今年のオーケストラ・プロジェクトは東京オペラシティ コンサートホールにて、山本準の『ディナミカ・インプルシヴァ~オーケストラのための~』が初演です!
オーケストラ・プロジェクト 2023「リゲティ生誕100年、ラフマニノフ生誕150年、ロマンの断絶を超えて」
2023年12月1日(金) 開場18:30 開演19:00
東京オペラシティ コンサートホール(京王新線「初台駅」東口下車徒歩5分)
一般4,000円 学生2,500円
http://www.orch-proj.net/
【プログラム】
山本 準:ディナミカ・インプルシヴァ~オーケストラのための~(初演)
中川俊郎:管弦楽のための スキーム 26212928 (初演)
鈴木理恵子:天空の一期一会 - フルート、チェロ、茶道とオーケストラのための (初演)
小栗克裕:独唱と管弦楽のための〜夜~(初演)
【出演】
指揮:水戸博之
バリトン 青戸 知 (小栗作品)
フルート 木ノ脇道元(鈴木作品〕
チェロ 上森 祥平(鈴木作品)
茶道 河原 宗薫 (鈴木作品)
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
以下のプレイガイドで買えます
■イープラス
https://eplus.jp/sf/detail/3908150001-P0030001P021002?P1=1221
■ チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2325173&rlsCd=001
■Googleフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeQazRpM0K3x6dHT-xVIIcdi1WeRu7R_s7jWtpWbz7MX2P2Lw/viewform
■東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(10:00~18:00 土日祝休み)
■東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999(10:00~18:00 月曜休み)
フライヤー裏面
山本準オフィシャルサイト
https://jun-yamamoto.wixsite.com/jun-yamamoto
YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/JunYamamoto-music[てるみんるーむを開く]
安川 徹さんの「Solitude of Morning Twilight」Op.188 no.4 嬰ニ長調(2023)を、作曲者の安川さん(ピアノ 長崎)と三毛子(テルミン 東京)で演奏しました。
「Nocturnal Labtrinth」と対になるアンサーワーク、あちらが黒ならこちらは白ですね。
永遠に終わらないかとも思えた夜がついえ、迷宮は朝日に消え失せて、この手に残るのは一縷の寂しさ。 夏休みも終わっちゃうのか・・・
by 三毛子
前作の「Nocturnal Labtrinth」があまりに暗すぎて救いがないので、アンサーワークとして同主調の嬰ニ長調(!)で創ってみました。 穏やかで、でもちょっと寂しげな朝の光を感じていただけたらと思います。
by YASKAWA (Moclin) Toru [てるみんるーむを開く]
もくりん(安川 徹)先生からの夏休みの課題が漂着したので、サラリとした感じに弾いてみました。 でも、コード付けとかけっこう濃いですよ。 編曲者のもくりんさん(ピアノ 長崎)と三毛子(テルミン 東京)で演奏しました。
遊び弾きで即興編曲なんてことをやってたんですが、なんか気に入らなくてちゃんと楽譜(とわゆってもコード譜)作って伴奏を弾いてみました。
その上に三毛子さんの素敵なテルミンと動画を添えていただきました。
歳のせいか、こゆ歌詞が沁みるんですよねぇ、最近。
by YASKAWA (Moclin) Toru
というわけで、もくりんさんから椰子の実が流れ着きました。
胸に当ててみると、今はもうない故郷の惑星が思い出されて・・・という妄想に涙ぐんでしまいました。
そんな気持ちでテルミンを弾きました。
ところで、この動画に登場する実は子供のときから持っていたもの。 彫られた模様からずっと椰子の実のような気でいたけれど、椰子の実がこんな小さなわけはないですよね。 いったい何の実だろう?
by 三毛子 [てるみんるーむを開く]
安川 徹さんの「Nocturnal Labyrinth」Op.188 no.2 嬰ニ短調(2023)を、作曲者の安川さん(ピアノ 長崎)と三毛子(テルミン 東京)で演奏しました。
蝉が鳴いていますね、夏休みの音楽室で合奏したみたいな仕上がりになりました。
ピアノは Werckmeister III 442Hz で調律されているそうです。 しかも調はdis moll(嬰ニ短調)で♯(シャープ)が6つ、なかなかに迷宮です。 安川さんらしい甘美なコード進行に迷い込んだら二度と戻って来られないかもしれません。
by 三毛子
「ゆめのかたち」シリーズ、全1001曲が完結して、2020年に始めたこの「旋律集」、気がつけばいつの間にやら150曲を超えてしまっておりました。その中でもひときわ暗いこの一曲、曲調とテルミンがなんとも言えない雰囲気を醸し出しているのではないかと思います。
聴いているだけで地の底に沈んでいくような絶望感を存分に味わっていただけたらと思います。
by YASKAWA (Moclin) Toru [てるみんるーむを開く]
中島みゆきさんの「恋文」をタンゴ風にアレンジしてテルミンで演奏しました。
原曲のコピーではなく、タンゴの楽曲だったらと考えてイメージを膨らませました。 いろいろなところから要素を借りてきて、ピアソラにもトリビュートしています。
Claravox Centennial Thereminはクォンタイズという機能を持っていて、本来右手の位置に従って無段階に変化する音程をクロマチックに補正することができます。 今回はバンドネオンの音に近づけるためにクォンタイズを使いました。 100%にしておけば音程がピシッと決まって楽なのかというとそうではなく、思ったピッチに吸い付かず、カチコチに固まって演奏しなければならない修行みたいになってしまいました(^^; 当然ビブラートもままならないので、クォンタイズ量を下げて少し緩くしてあります。 [てるみんるーむを開く]
1988年の映画『ラストエンペラー』のテーマ、エンドロールで流れた曲です。
作曲者の坂本龍一さんはこの曲を機に「世界の坂本」と呼ばれるようになり、活動拠点をニューヨークに移されたのでした。
世界中のみなさんと同様に、わたしも好きな曲がたくさんあり、テルミンでもたくさんカヴァーしてきました。 この曲は二胡と合奏したいと思い続けてきましたが、まだ実現していません。
とても悲しく残念なことに、坂本龍一さんは2023年3月28日にこの世を去られました。 その訃報に触れて、急きょメロディをテルミンだけで何度も弾いて、重ねて作りました。 伴奏も作っておらず、ラフですが、弾かずにはいられませんでした。[てるみんるーむを開く]
ユーミンの荒井由実さん時代の名曲です。 メロディをEtherwaveで、間奏をClaravox Centennialで弾きました。
金沢の桜の名所である浅野川のほとりで作られた曲だそうですが、この動画の映像はわたしが今年(2023年)の春にご近所で撮った桜たちです。
原曲のイメージを損なわないよう、なるべく忠実にカヴァーしました。 ピアノは本当はRhodesなのですが、手持ちの音源にはなかったのでCP80の音を元に作りました。
散りゆく桜の哀愁を歌っていると感じていたのですが、つぶさに聴き直してみると後半でベースが跳ねているのに気が付きました。 案外楽し気だったんだんですね、少なくとも細野さんはスキップするような気持ちで弾いていたのかも。[てるみんるーむを開く]