『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(原題:The Boss Baby: Family Business)
監督:トム・マクグラス
声の出演:ムロツヨシ,宮野真守,多部未華子,芳根京子,
坂本真綾,石田明,乙葉,銀河万丈,大塚芳忠他
年内の仕事も明日月曜日で終わりだから、
一昨日金曜日はちょっとがんばって仕事帰りに2本観ても大丈夫でしょう。
109シネマズ大阪エキスポシティにてまずはこれを。
クリスマスイブもひとりで映画だいっ。
前作の『ボス・ベイビー』(2017)は字幕版と吹替版の両方を観ました。
本作もそうしたかったけれど、近所では字幕版の上映はありません。
まぁいいか、アレック・ボールドウィンよりムロツヨシのほうが好きだし。
前作から25年が経過。
テンプルトン家の息子ティムとその弟で実はボス・ベイビーのテッドは、
ふたりとも大人になった。
テッドは投資会社のCEOに就任、金を儲けまくっている。
一方のティムは専業主夫として妻子と家庭を築いている。
ティムの目下の悩みは、8歳の長女タバサが最近つれないこと。
父親のことを避けているかのようで、近づくのを嫌がる。
そんな折、次女でまだ乳児のティナから突然話しかけられてティムは唖然。
ティナもベイビー社から派遣されたボス・ベイビーだったのだ。
ティナによれば、タバサが通う小学校の校長が大人排除を目論んでいるらしい。
タバサの態度がおかしい原因もきっとそこ。
ティムとティナはテッドを呼び寄せ、校長の陰謀を阻むことに。
小学校に潜り込むため、ティムとテッドは子どもと乳児の姿に戻るのだが……。
いくら前作を字幕版と吹替版の両方観たからって、
3年半以上前に鑑賞した作品のことをつぶさに覚えちゃいません。
そのせいもあって、最初の最初はなかなか乗れない。
なんとなく前作のほうが面白かったかなぁと思っていたのですけれど。
ティムとテッドがそれぞれ前作の姿に戻ってからは
(そんな姿にふたりが戻れたのは、ティナが用意していた秘密の薬のおかげです)、
とっても楽しくなりました。
タバサはとても賢い子で、父親につれないのは別に校長に洗脳されていたからではない。
勉強はできるのに歌が苦手な彼女は、学芸会で歌うのが憂鬱だったのでした。
父親は歌が得意だから、そんなパパの前で下手な歌を披露したくないと思っている。
そんな愚痴を父親本人には言えなくて冷たい態度を取ってしまう。
でも子どもの姿のティムがまさかパパだとは思わないから、つい打ち明ける。
お父さん方がこれを観たら、泣けてくるんじゃないかと思います(笑)。
大人を排除するにはどうすればよいか。
校長が子どもたちに「NO!」と言うことを教えるのも面白いですね。
なんでもかんでも「嫌だ」はどうかと思うけど、
ちゃんと「嫌だ」と言わなきゃいけないこともある。
やっぱり字幕版も観たいです。