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『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

2016年11月18日 | 映画(さ行)
『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(原題:Jack Reacher: Never Go Back)
監督:エドワード・ズウィック
出演:トム・クルーズ,コビー・スマルダーズ,オルディス・ホッジ,ダニカ・ヤロシュ,
   パトリック・ヒューシンガー,ホルト・マッキャラニー,ロバート・カトリーニ他

あり得ない54歳、トム・クルーズ
絶世の美男子というわけでもないのに、なんでしょう、この人の惹きつけかた。
背だって全然高くないのに、スクリーンの彼はめちゃくちゃカッコイイ。
老体になっても出演作にラブシーンが必ずあったクリント・イーストウッドは、
息も絶え絶えでいつ腹上死しても不思議はないほどだったから、
ええかげんヒロインとの絡みに固執するのやめぇ!と思っていましたが、
まだ55歳にもなっていないのに甘いシーンなしのトムはエライ。
しかももしかしたらそうなっちゃう?と思わせるところはあるから、たまらん。
なりそうでならん、あぁ、切ない。

とにかく早く観たくて、封切り日翌日にTOHOシネマズ梅田にて。

“ミッション・インポッシブル”シリーズの主人公と名前が一緒くたになっていました。
あちらはイーサン・ハントでしたね。
こちらは『アウトロー』(2012)の続編で、タイトルが主人公の名前。
確かに名前をタイトルにするなら、イーサン・ハントよりジャック・リーチャーのほうがシマリがある。

元米軍憲兵隊捜査官で、現在は流れ者の一匹狼ジャック・リーチャー。
リーチャーは悪徳警官の情報をスーザン・ターナー少佐に提供。
その警官は見事お縄頂戴となり、ターナーから感謝される。

後日、リーチャーがターナーを訪ねたところ、彼女はスパイ容疑で逮捕されていた。
彼女の後任だというモーガン大佐と会ったリーチャーは、
ターナーがなんらかの陰謀に巻き込まれたと確信。

さらにはモーガンから意外な事実を聞かされる。
15年以上前に出産したヤク中の娼婦が、娘の父親はリーチャーだと申し立てたらしい。
身に覚えのないリーチャーはその娘サマンサに会いに行くが、キレられる。

ターナーの弁護士と面会したところ、その直後に弁護士が殴殺され、
プロの殺し屋がターナーをも狙っている様子。
リーチャーは拘禁されていたターナーを脱出させ、一緒に逃亡を図る。

殺し屋はサマンサのことも知っており、リーチャーの弱みだと踏んだのか、
リーチャーとターナーを見つけ出すために、サマンサを拉致しようとする。
間一髪のところでサマンサを救出したリーチャーとターナー。

こうして3人は追っ手をかわしながら、ターナーの汚名返上と、
軍内部にうごめく陰謀の正体を暴こうと奔走するのだが……。

前編を観たときにも書いたように、
最近のアクションものにありがちな「目がついていかないほどのスピード」ではないので、
何がどうなっているのかわからんということがありません。
老眼と動体視力の低下に悩まされる年代でも十分に楽しめます(笑)。

ストーリーもわかりやすく、悪役は徹底して悪役。
善悪はっきりしていてセコい裏切りはない、徹底した娯楽作品。

ターナー役のコビー・スマルダーズ、実はトムより身長が5cmも高い。
9等身と聞いて驚きましたが、親しみやすい知的な美人という印象。
リーチャーとターナーのコンビがこれっきりなら残念。
続編をぜひお願いします。

ジャック・リーチャーかジェイソン・ボーン
トランプさんに打ち勝てるのはこのどちらかだと思いません?
トランプvsジャック・リーチャー、もしくはvsジェイソン・ボーン希望。
最新作だけで判断するなら、リーチャーのほうがええな。

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