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『青空エール』

2016年08月26日 | 映画(あ行)
『青空エール』
監督:三木孝浩
出演:土屋太鳳,竹内涼真,葉山奨之,堀井新太,小島藤子,
   松井愛莉,平祐奈,山田裕貴,志田未来,上野樹里他

8月21日に決勝戦を迎えた第98回全国高校野球選手権
時期的には夏の高校野球に合わせた公開だったとはいえ、
南北海道代表の北海高校が決勝まで残るなんて、いったい誰が予想していたでしょう。
その決勝戦の日、夕方からの同窓会前に2本ハシゴ。
1本目に選んだ本作をTOHOシネマズ梅田にて。

河原和音の大ヒット少女コミックが原作なのだそうです。
私にとって、甲子園が映し出される作品はほとんど反則(笑)。
甲子園球場と青空を見ただけで泣いてしまう。
そこへ来てこれはさらに吹奏楽の話まで混じっているとなれば、
「音楽×スポーツ×映画」で、最初キュンキュン&ボロ泣き。

うつむいてばかりいる内気な小野つばさ(土屋太鳳)は、
吹奏楽の名門・白翔(しらと)高校に入学。
野球の強豪チームでもある白翔を球場で応援するのが夢。

入学式の日、同級生で野球部の捕手・山田大介(竹内涼真)と言葉を交わし、
大介は甲子園へ行くこと、つばさはスタンドで応援することを約束。
おそるおそる吹奏楽部を覗きに行ったつばさは、
顧問を務める教師・杉村容子(上野樹里)の厳しい指導による、
甘さのかけらもない吹奏楽部の雰囲気にひるんだものの、
大介との約束を胸に入部を果たし、トランペットを希望する。

まるっきり初心者のつばさに対して冷ややかな態度を取るもの多数。
上級生の森優花(志田未来)は根気よくつばさにつきあってくれるが、
新入生ながらすでに正メンバーの座を獲得している水島亜希(葉山奨之)は、
つばさに不快感をあらわにし、辞めてほしいとまで言う。

それでもつばさはグラウンドで汗を流す大介を見ては奮起し、
大介は大介でつばさのトランペットの音を聞いては励まされる。
こうして互いの夢へ向かって懸命に練習に打ち込むのだが……。

いやもう爽やか。
大介役の竹内涼真くん、どこかで見たことがると思ったら、
『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武MOVIE大戦フルスロットル』(2014)でした。
もはやライダーではない仮面ライダー役だった子ですね(笑)。
大介の先輩役の山田裕貴くんは“HiGH&LOW”の鬼邪高番長ですな。
ちょっとずつ知った顔がいるのもなんか楽しい。

脇役の高校生たち、たとえば大介の親友でお調子者の投手・城戸保志(堀井新太)や、
つばさと同じ中学出身で最初に友だちになる脇田陽万里(松井愛莉)など、
ビジュアル的にもカワイイ子ばっかり。そら見ていて楽しいでしょう。
こういう話に必ず出てくるイジワル女子部員や、
大介に想いを寄せるマネージャーとかもいて、王道中の王道。
目新しいことなんかひとつもないのに泣かされてしまうのは何故(笑)。

いいよなぁ、青春。

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