夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ベイビーママ』

2009年07月17日 | 映画(は行)
『ベイビーママ』(原題:Baby Mama)
監督:マイケル・マッカラーズ
出演:ティナ・フェイ,エイミー・ポーラー,グレッグ・キニア,
   ダックス・シェパード,ロマニー・マルコ,モーラ・ティアニー他

日本では未公開のレンタル新作。

「ベイビーママ」とは代理母のこと。
代理出産をめぐるドタバタ・コメディ。
妊娠をテーマにした作品は、ビミョーな台詞が飛び交って、
げんなりさせられてしまうことも多いですが、これはイイかも。

主演のティナ・フェイは、
アメリカでは人気のコメディ女優兼脚本家なのだそうな。
見るからにコメディ女優というふうではなく、何でもこなせそう。
キュートな才女とお見受けしました。

オーガニック食品会社で部長を務めるケイト。
独身のままバリバリ仕事をこなしてきたが、
37歳となった今、子どもがほしくてたまらない。
しかし、いきなり子どもがほしいと熱弁を振るう彼女に見合い相手はドン引き。

結婚相手を探すのに断念したケイトは精子バンクへ。
人工授精を試みるが、ちっとも妊娠しない。
診察の結果、子宮の形に問題があり、
彼女が妊娠する確率は100万分の1であることが判明。

それでも子どもをあきらめきれず、代理出産を依頼することに決める。
厳しい審査を通過した女性にのみ代理母の資格が与えられるので、
不安は抱かなくて大丈夫だと斡旋所の女所長は語るが、
紹介された代理母アンジーはとんでもなくがさつな女性で……。

内縁の夫と喧嘩してケイトのマンションに転がり込んだアンジーは、
TVゲームで飛ぶわ跳ねるわ、ジャンクフードを食べまくり、
ガムを噛んではテーブルの下に貼りつけるわで、ケイトは唖然。
外見も性格も正反対の2人のやりとりは痛快です。

ケイトとロマンスを繰り広げるジュース店のオーナーに
三枚目役の印象が強いグレッグ・キニア。今回は堂々のイケメンぶり。
斡旋所の女社長にシガニー・ウィーバー、
ケイトの上司にスティーヴ・マーティンと、
大御所が変な脇役で出演しているのも見どころ。

ケイトの姉が、自分の子どもの手に付いた茶色いものを
「それはチョコレート?ウンチ?」と尋ねてペロリと舐めるシーン。
「もしウンチだったらどうするの?」と驚くケイトに、
「それも楽しい」と笑う顔が素敵でした。

ついでに。
レッドブルを飲むアンジーにケイトが呆れるシーンも登場します。
これは、眠気を覚ますときの私の愛飲品。めっちゃ効く。

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