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『コドモ警察』

2013年03月29日 | 映画(か行)
『コドモ警察』
監督:福田雄一
出演:鈴木福,勝地涼,マリウス葉,本田望結,吉瀬美智子,鏑木海智,
   青木勁都,秋元黎,相澤侑我,竜跳,北乃きい,小野寺昭他

まったく観るつもりはなかったのですが、
帰り道に簡単に立ち寄れる劇場でまだ観ていない作品はこれぐらい。
TOHOシネマズ伊丹にて、貯まったポイントで観ることにしました。
TVドラマ版も未見ですから、予備知識皆無です。

神奈川県警大黒署の特殊捜査課の辣腕ベテラン刑事たちは、
犯罪組織“レッドヴィーナス”から浴びせられた特殊なガスにより、
こどもの姿に変えられてしまう。

おとなの姿に戻るには、レッドヴィーナスを仕留めてガスを入手するしかない。
デカ長(鈴木福)、マイコ(本田望結)、ナベさん(鏑木海智)、イノさん(青木勁都)、
スマート(秋元黎)、エナメル(相澤侑我)、ブル(竜跳)は、
しばらくの間、こどもの姿のまま活動を続けることに。
見かけはコドモでも能力は元のままの彼らは、存分に力を発揮する。

ある日、来日するカゾキスタン大統領の暗殺予告がレッドヴィーナスから届く。
本庁勤務のエリート刑事である間聖四郎(マリウス葉)は、
特殊捜査課の力が絶対に必要だと上司に進言するが、
SP担当者はコドモもなんかに頼っていられるかと拒否する。
デカ長は何やら考えがあるのか、いとも簡単に手を引き、
その態度に納得できないコドモ刑事たちはバラバラに。

ところがその後、大統領が誘拐されたという連絡が。
デカ長のもとにコドモ刑事たちが戻り、結束を固めるなか、
元カノの絵里子(北乃きい)と街で偶然再会したエナメルは有頂天。
捜査に加わることもなく、絵里子とデートを重ねる。
おとなの姿に戻れたら再び交際を考えてもいいと言われたところへ、
エナメルをつけてきた男から、ある取り引きを持ちかけられる。

一方、単身で捜査に着手したブルは、レッドヴィーナスに捕らえられる。
デカ長は自らとブルを交換せよとレッドヴィーナスに乗り込むのだが……。

コドモ刑事たちは、カムフラージュのためにさまざまな家庭に預けられています。
そのうちのスマートの偽両親を務める夫婦がかなり鬱陶しい。
母親役の上地春奈はもう見たくないほどですが(すんません(^^;)
それ以外はまぁまぁ笑えるし、こんなもんかと。

大のおとなである人気俳優らがマジメに演技しているのが可笑しく、
特にコドモ刑事から「新人」とコケにされる刑事、国光信役の勝地涼が傑作。
鞄持ちのごとくデカ長たちの捜査に同行し、
だんだんこどもに戻っていく上司たちを時になだめます。
捜査中に山へ入れば、サワガニ捕りに夢中になるわ、カブトムシを探しはじめるわ、
そんな上司をおとなの仕事に連れ戻す、責任重大な部下なのでした。
また、小学校で同級生からデートに誘われたマイコが、
「私を誘うなんて20年早いわよ」と言いつつ、当日の服を必死で選ぶシーンも笑えます。

で、まだおとなに戻っていませんから、当然続編があるのでしょうね。

こどもの「一生懸命」に真面目につきあうおとなにニッコリしました。

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