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『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の24本目@西宮)

2017年07月23日 | 映画(な行)
『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』
監督:いしづかあつこ
声の出演:松岡禎丞,茅野愛衣,日笠陽子,田村ゆかり,井口裕香,
     能登麻美子,沢城みゆき,釘宮理恵他

またしてもフリーパスがなかったら足を踏み入れることがなかった世界。
いったいどういうものやらまったくわからないまま劇場へ突撃。

観客の9割以上が男性のような気がします。
この手の作品を観るときは、できるだけ前方の席を確保すると決めている私。
なんか後方の席から観客の皆さんを俯瞰するのも恐れ多くて。(^^;
しかしそもそもが前方の席しか空いていないんですけどね。
封切り直後に梅田観ようとしたときは満席でした。
この日も残っていたのは前方の数席のみ。凄い人気なんだわ。

『ノーゲーム・ノーライフ』というライトノベルがあるのだそうです。
著者は榎宮祐で、イラストも自ら手がけているのだとか。
主人公は「全てがゲームで決まる」という異世界に召喚された天才ゲーマー兄妹、空と白。
そう聞いた時点ですでに私はついていけなくなっているのですが、
本作はその空と白が活躍する6千年以上前の出来事を描いているとのこと。
6千年前とはいえ、いわゆる前日譚のようなものだと解釈すれば素人にはじゅうぶんかと。

そもそもの舞台となっている異世界で、
なんだかわからん2人がチェスをしているシーンでスタート。
あとから調べたところ、この2人はテトと初瀬いづなという名前らしいです。
ややこしいのでこれ以上くわしい情報はもう結構。(^^;
で、テトが初瀬いづなに語って聞かせるのが6千年前の話。

以下、私のようなノーゲラ素人にもわかるように説明したいと思います。

当時、世界には人間だとか精霊だとか獣人だとか16の種族が存在し、
それらの種族が唯一神の座をめぐって大戦を繰り広げていました。
人間は戦う力を持たないから、ほかの種族の餌食になって存亡の危機に。
そんな人間の残党を率いるのが少年リク。これが空の祖先っぽい。

ある日、リクは機械種の少女と出会う。
彼女は機械でありながら心というものに興味を持ったことからエラーを起こし、
機械種から離れて行動するように。リクと会ったのはそのとき。
リクからシュヴィと名付けられた彼女は、人間の心を教えてほしいとリクに頼みます。
彼女の祖先が白なのか。

リクは、シュヴィが機械種であることを隠して人間の仲間に紹介。
しかしリクの姉コローネはすべてお見通しでシュヴィを歓迎。
やがてリクはシュヴィにプロポーズし、コローネもシュヴィを家族として受け入れます。

リクをリーダーとする人間たちは、他種族の間をコウモリのように行き来して掻き回し、
戦いのお膳立てをすると、世界を救うために捨て身で挑むのでした。

これで合っているかどうか不安ですが、素人なりに理解したのはこんな感じ。
意外に面白くて、やっぱり観てみるもんやなぁと思いました。

鑑賞に特に年齢制限はないようですが、会話はかなり強烈。
たとえば、「俺の見えるところにいろ」とリクから言われたシュヴィが
その言葉を忠実に守ろうと、ぐっすり眠るリクにまたがるシーン。
たまたまそのときにリクの部屋に入ってきたコローネが赤面して「わぉ、騎乗位!」。
また、リクからプロポーズされたシュヴィは、
「自分は機械だからリクと生殖行為に及べない」、
さらには「ということは、リクは一生童貞」と言います。
一瞬の間(ま)の後、リク「問題ない」、シュヴィ「間があった」。ウケました。

プロポーズって、めっちゃ子どもやんシュヴィ。
世の中の男性にはそんなにロリコンが多いのか!?と思ったことは否めません。
そこが良いわけじゃなくて、女性の年齢に関係なく、
こんな素直で愛情深い相手がほしいのだと思いたい。

ま、とにかく、人気があるのはわかります。
フリーパスよ、こんなんも見せてくれてありがとう。

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