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Vol.33【 リセットしない 】

2013-05-16 19:37:10 | ビジネス
Vol.33【 リセットしない 】


消せるボールペン、「フリクションボール」
スケジュール帳などの書き損じを消して直せるのは便利ですよね。
今では様々なカラーやタイプが出ているようです。
私はノーマルな黒インクタイプを使っています。

一方で

仕事で使うノートには、フリクション 使っていません。
会議や商談中のメモは、聴きながら次々に書くことが多いため
その都度消すより、二重線で書き直した方が圧倒的に速いからです。
それと、速記に優れた他メーカーのボールペンの書き味 フリクションには無いのです。

(あ、閃いた、
 書いて5秒以内なら指で擦ると消えて、
 書き味もスムーズなフリクションがあれば、会議でも使うかも??
 指が汚くなりますね・・・すみません 笑)

先日、知人の学校の先生から教えてもらったのですが
その先生の学校では、消しゴムを使わない のだそうです。

間違ったことは消すのではなく、残したままにして(線を引いたり)
余白に正しい内容を書き足していくのだそうです。

昔懐かしの、小学生時代にやったように
先生が板書した問題をノートに書いて解くような授業で
実践しているようです。
授業はじめの藁半紙の小テストが懐かしい・・・

最初は書き直しが多かった子供も、間違った箇所を復習し
繰り返し学び、練習していくことで、
書き直しの少ない綺麗なノートを見る喜び!と学力向上!
という2つのプレゼントが待っている素敵な話でした。

実は、
この勉強方法の真の目的がとても重要なんです。
家庭用ゲームに代表されるように、
間違えたら、うまくいかなかったらリセットすればいい
(消せばいい、最初からやればいい)
という考えに頼るのではなく、

なぜ間違えたのか、
どこで躓いたのか、
どうすれば解決できるのか
という思考力を育てることなんだそうです!素晴らしい!

私も、
少年時代に(初代ファミコン世代です、特技ギャラガ・・・笑)
家でゲームはよくやりました。
ゲームセンターもいきました。

いま思うと、
「リセット思考」もそうですが、

変わりがあるから大丈夫という 
「次がある思考」も
ゲームを通じて子供達の潜在意識へ影響しているような・・・
(ちょっと考えすぎかもしれませんが)

例えば、シューティングゲーム
だいたい自機が3機あって、
敵にやられてもまだ2機ある!という感覚でプレーします。
ちょっと大げさですが、仮に1機しかないゲームだったら
もの凄い集中するので「この1機に全てをかける」という、
練習無し、真剣勝負の状況をゲームで鍛えられるかもしれない。

実は、この1機に全てをかけるゲーム、あったんです。
 
グラディウス! (美グラフィック、横スクロールも刺激的だったな~)
 
戦闘機 3機ありますが、
最初の1機がゲーム中に合体やら武器増強を繰り返し5倍位の攻撃力になります。
ところが、その状態から敵にやられてしまうと、最初の最弱の状態に戻り
ほぼGAME OVERでした。
1機集中・侍スピリット系ゲームって感じです。

ファミコンから30年
リセット思考、次がある思考の影響を数字で計ることは簡単ではないと思いますが、
パターンや、ストーリーが組み込まれたコンピュータゲームではなく、

人を相手に、勝つための思考や熟考はもちろん、
筋書きを描きながら
表情や動作を読んだり、相手目線で考える、
もちろんリセットもない、一発真剣勝負!
昔ながらの、オセロや、将棋、囲碁、麻雀、トランプ、UNO等が
いつの世でもブームになっている、そんな子供達が育っていくことを
考えるとワクワクしますね。
思考力が高まると
野球、サッカーなどのスポーツ、
楽器演奏の上達にも役立つと教えて頂いたことがあります。
なぜミスをしたのか、どのようにすればか直るのか、
アドバイスして欲しいことは何かを考えることが習慣化しているのです。
技術向上にも、考えること 重要です。

もちろん、思考力に限界はないので、大人の私たちも日々鍛練ですね!

仕事で何か調べる際に、
-すぐにグーグル先生に聞いて、結果を全部信じてしまう・・・危ない危ない
-先ずは自分なりの考えを持ち、何をグーグル先生に参考に聞いてみるか、
出た結果を客観的に分析し、そこから何が考えられるのか
ネットも、先ずは検索する前に、考えてみましょー!


☆今日のヒント☆
「やり直す・次がある・いきなり調べる その前に考えてやってみる」

先日、娘に一筆書きとは何かを教えたら、
簡単な絵を一筆書きできるかゲーム に夢中になってました。
紙とペンだけでできる、考える一発勝負の遊びですね
親子で問題出し合いもできて楽しかったです。


★今日のプラスワン★
ネット検索で有益な情報を沢山集められる人いますよね、
検索能力が高い=やはり思考力が優れてます。

ある商品の販売動向というテーマがあったとします
(いきなり、商品+販売動向 なんて入力はしません・・・)

・販売動向としてまとめるべき内容を考える
・ネットで調べられそうなことを考える
  販売数やシェア、機能比較、プロの評価、ユーザ批評、業界動向等
・調べる方法を考える 
  調査会社のレポート
  新聞社等の有料データベース
  ネットニュース
  トレンド情報系の有名サイト
  有名ブロガーの発言と影響度
  SNS系での評判
・イメージした結果がヒットし易いワードを考えてから検索(ここ重要)
・調べた結果を俯瞰して新しい発想も考え調べる

こんな感じでやっていると思います。きっと。

今日もありがとうございました!