「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

今年初の体験航海は、訓練支援艦くろべ♪  ~出港編~

2016年01月19日 | 海上自衛隊


私にとっての今年の自衛隊イベントが、海上自衛隊の体験航海で幕開けしたことは、感嘆の極みでございます。


本当は、降下初めになる予定だったんですけどね~。


諸事情ありまして、行くのを辞めようと決めた瞬間に、こちらの体験航海のお誘いを頂いちゃいました( *´艸`)


それにしても、待ったくの予想外のお誘いでしたよ~。


しかも、その艦も、今までほとんどご縁のなかった訓練支援艦くろべとは



昨年の観艦式…フリートウィークで横浜で一般公開の時に、少しだけ見学させて頂いたくらいでしたから。


お隣の「ちはや」には知っている方がいらしたのですが、「くろべ」にはこの時点では皆無でしたから、本当に、ご縁がなかったんです。


ちなみに偶然ですけど、昨年末にようやくお一人、知っている方が転勤されてきました。


この辺から、俄かに、くろべさんとのご縁がつながりだしたと言えなくもないです


…だったのですが、実は、もう一人知っている方がいらっしゃることが、当日判明しましたので、


まぁ、やっぱりうっすらとご縁があったのですね(笑)


最近、つくづく、ご縁の不思議さを感じます。






さて、体験航海当日、0640に呉駅前の阪急ホテルに集合し、タクシーで海上自衛隊基地正門まで行き、


ここで、お迎えのくろべの方と他の体験航海の参加者の方と合流して、艦に向かいます。


…前日、てつくじの潜望鏡から覗いた時は、ドック入りしていたでかい民間船のせいで、全く基地の様子が見えなかったのですが、


予想以上にたくさんの艦艇がいて、がぜんテンションが上がってまいります


…「いせ」はいませんでしたが…(ノД`)・゜・。


しか~~~~し、でも、大丈夫


掃海艇あいしま、いずしま、みやじま三姉妹




せとゆき&しらゆき姉妹



この、基地の夜明け感がたまりません( *´艸`)


そして、「くろべ」へ



さっそく乗艦させて頂きまして、士官室にご案内して頂きました…ら、士官室入口に艦内神社が



士官室の入口にあるのって、珍しいような…初めて見ました。


もちろん、黒部川神社のお札と、金毘羅さんのお札がありましたね~。


士官室で、温かいコーヒーを頂いて…



しばらく、艦長さんとご歓談の後、広報係士官の整備長さんのご案内で、まずは艦橋上部の旗甲板に参りました。


ちなみに、出港予定は0800。


自衛艦旗の掲揚は微妙なところ…。


しかし、ここからの眺めは最高です


どこ見ても艦艇がいる ←あたりまえ


「ぶんご」と、呉唯一のなみ型「さざなみ」





しまゆき~



ちはやと潜水艦~


そして、出港前のうみぎり~



しかし、こうやって改めて見て思ったのですが…


知っている方がいる艦が、呉内にずいぶん増えたなぁ…。


そう、しみじみ見ていると、うみぎりに続いて、次々に艦が出港していくではないですか



この、くにさきの後もしまゆきが出港していました。


その様子は、まさに観艦式を彷彿とさせる光景


この場にいた、もう一人の観艦式参加者と二人で、


「観艦式みたい( *´艸`)」


と浮足立ってしまったのは言うまでもないでしょう。


連休明けの基地の朝って、こんななんですね…






とか、興奮している間に、0800。


よかった~見られた~






この位置から、自衛艦旗掲揚を見ることなどめったにないので、ここでまた感激をかみしめます…


…これだけの艦艇数の中で自衛艦旗掲揚が行われると、ラッパがものすごく響き渡ります。


ま、まぁ…いかんせんクオリティに差があるので、不協和音気味なのは否めませんが、それもまた良し…。


すると、今度は、いよいよわれらが「くろべ」の出港です






ピッ、ピッと、笛が鳴り、ゆっくりと艦が岸壁から離れ、舫が解かれ、ラッパが鳴り、出港用意


が響きました。


これから、1500まで瀬戸内海航海が始まります。


…続く(笑)


国防問題が、ぐっと身近になった2年半

2016年01月07日 | 国を憂う


北朝鮮が、水素爆弾の実験に成功したとの報道がありました。


個人的には、嘘くさいなぁと感じているのですが、


そのへんの話はひとまず置いておきまして、


どちらかと言えば、実験による放射能の測定のため、百里基地から飛び立った


航空自衛隊のT-4(だったと思うんですけど、違ってたらすみません)の映像の方に、感心が向きました。


別にこれは、


「わぁ~練習機だぁ


などと言う、ミーハーな感覚なのではなく(そもそも艦好きなので)、


昨年、春日基地見学の折、コックピットに座らせていただいたことによる、妙な親近感と、


お世話になった超ベテランパイロットさんたちのお顔が浮かんだことが理由です。


もちろん、百里から飛んだT-4なので、春日のパイロットさんたちが向かわれたわけではないのですが、位置関係など場合によっては、


彼らが向かうこともあるのではないだろうか、という思いがよぎったのです。







私自身が、自衛隊に心酔する以前から、陸上自衛隊のPKOのことは当然知っていましたが、見知った人が行くなどと言うことはなかったため、


当時は、


「ふ~~~ん…」


くらいの感覚しかありませんでした。


しかし、身近に、実際に行かれた方がいらして、その時のお話を詳しく聞いたり、


「今週から行きます」


という方とお会いすると、ぐっと身近な話になります。








「北の将軍様の誕生日がやってくる


という日も、以前は、


「あ~、例のマスゲームが行われるのね」


くらいしか思いませんでしたが、


この時は、北朝鮮からミサイルが発射される可能性が極めて高くなるため、その兆候が見られると、


海上自衛隊のイージス艦は海に出ていき、日本本土では、航空自衛隊のペトリオットが待ち構えます。


どのイージス艦が出ていくにせよ、知っている方の顔が浮かびますし、


高射隊の方の顔も浮かびます。






掃海隊の海外派遣が話題に上ると、掃海隊の方たちの顔が浮かんできます。


彼らのうち、誰かが危険な任務に派遣されるのだろうか?と。


ソマリア海賊対処も、知人が行くことで、遠い海の話ではなく身近に感じます。







いずれにせよ、ニュースだけを見ていると、自国のことでありながら、どこか他人ごとのように感じがちなのですが、


その任に、実際に携わる方と触れ合うと、TVの向こうの出来事ではなく、現実の問題だと認識できます。


そして、その時に初めて、本気で何も起こらなければよい…どうか平和であってほしいと、心から願わずにはいられなくなるのです。


国家存亡の危機に際して、実際に矢面に立つ方たちの顔を、一人も知らず、身近に感じていないと、無責任で好戦的な人間になります。


あるいは、無責任な平和論者になります。


またあるいは、無関心な人間のままです。


そのどちらも、私は嫌いです。


自衛官は普通の人たちであって、その普通の人たちが非常に重い責任を負っているだけだということを、身近に接する機会があると、


少しは感じていただけるのではないかと思います。


そういう機会を、今年はたくさん増やせたらいいなあと思います。


そして、それによって、国防ということに現実感を持ってくれる国民が一人でも増えることを願い、


さらに、国防から政治ということに、関心を持つ国民が増えていくことを願います。


それは、結局は、政治に関心を持つ国民が増えることが、国運を左右するのではないかと考えるからです。


なぜなら、戦後、アメリカは政治に無関心な国民を量産することを計画し、それが成功を収めたことで、現代の日本になっているのですから。






様々な自衛隊イベントに足を運ばれる時は、単に装備品を眺めたり撮影するだけではなく、


ぜひとも、マナーを守った上で自衛官のお話しを聞いてほしいと思います。


何かを知る、とか、理解するとか、そういうことでなくても、自衛官の生の話を聞いて接することで、


ほんの少しでも、今までよりは国防問題が身近に感じると思います。




今年もよろしくお願いいたします  ~除夜の汽笛~

2016年01月01日 | 海上自衛隊
喪中につき、新年のお祝いの言葉は控えさせていただきます…


…が、皆さま、今年もなにとぞよろしくお願いいたします






今年も、除夜の汽笛を佐世保まで聞きに行きました。




動画だと、汽笛と言うよりも不協和音になってしまっているのが何とも残念ですが、


それも、左に倉島、右に立神と両岸壁のちょうど間で撮影したから、こんな音になったのだろうと思います…。


停泊艦艇が多い上に、艦艇ごとにちょっとタイミングがずれているのでね…(笑)


それでも、新年の幕開けを愛する海上自衛隊の汽笛で迎えられるのは、とても幸せです。


しかも、この中には護衛艦くらまの汽笛音もあります。


たぶん最後まで消え入りそうな小さい音で長く響いていたのが、そうではないかと思うのですが…分かりましたか?


この前、やくしまの機関長さんから伺ったのですが、やっぱりくらまの汽笛は他の汽笛と違うらしいんですね。


もちろん、くらまの汽笛は今回が最後…すなわち、海上自衛隊における、最後の蒸気タービン艦の汽笛です(ノД`)・゜・。


それが聞けたことがうれしくもあり、悲しくもあり…。


そういうことで、もともと汽笛を聞きに行くつもりではありましたが、一層、その気持ちが強くなったのは言うまでもありません。


くらまの最後の除夜の汽笛、聞けてよかった…。





昨夜は、汽笛を聞きに来られていた家族やカップルが何組かいらっしゃいましたね。


地元佐世保の方にもあまり知られていない…というか、あまり興味を持たれていないようですが、


個人的には、横須賀のように派手なカウントダウンイベントになるよりは、ああいうひそやかな方が年越しのような感じがして好きです。


それにしても、汽笛というのはなぜあんなにも情緒があるのでしょうね…。


なんとも言えないもの悲しさを感じさせ、新年が明けるのを祝うというよりは、過ぎ行く年を惜しむような音に聞こえる気がします。


中には、汽笛をうるさいと感じる人もいらっしゃるようですが…。





しかし、今年も、大好きな場所で大好きな艦艇を見ながら、汽笛を聞いて新年を迎えることができたことに感謝です。


きっと、いい年になるのは間違いなさそうです(笑)


楽しいレポートを、今年もたくさんお届けできるといいな~( *´艸`)


それではみなさま、楽しいお正月をお過ごしくださいませ