「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

今年初の体験航海は、訓練支援艦くろべ♪  ~甲板編~

2016年01月19日 | 海上自衛隊
さて、いよいよ出港しました。


…タグボートがもちろん、2隻やってきましたけど、「くろべ」には実は、スラスターがついています


ってことは、自力で方向を変えることができるってことなんですね。


ふと思ったのですが、フリートウィークの一般公開で「ちはや」と並んでいた「くろべ」ですが、


この2隻はどちらにも、スラスターがついているのです。


たぶんこれは、偶然じゃないんだろうと思うんですよね~。(こうやって書いておけば、きっと「誰か」が教えてくれるはず…(笑))


ちなみに、護衛艦にはスラスターはありません。


っていうか、どうやら、戦闘艦にはない模様。


なんでかっていうと、戦闘には全く必要のない装置だかららしいです(って、Yahoo知恵袋のベストアンサーに書いてあった)


言われてみればそうですね。





さて、動き出したところで、艦内見学と行きます。


この時、旗甲板にいたわけですが、その時にエスコートしてくださってた広報係士官の整備長さんが、


「上を見てください。レーダーがありますよね」


と。


言われるままにマストの麓にある、くるくる回っているレーダーを見る。


「あれは、水上レーダーですが、その下、パネルがありますね」



あった~。ありました。


下に小さくなんか書いてあるの、見えますか?


ここには、「ペンキ塗るな」と書かれています。


…ん?ってことは???


「あれは、実はレーダーです。パネル状のレーダーで四方に貼ってあります」


なんと


私「え~ってことは、フェイズドアレイレーダー的な?????」


整備長「はい。フェイズドアレイレーダーです」


私「そ~なんですね。何のためにあるんですか????」


整備長「目標をコントロールするんです」


なるほど。


書かなくてもわかる人もいらっしゃるかもしれませんが、一応書いておきますと、


イージス艦のフェイズドアレイレーダーとは違いますよ~。


私「…オバQレーダーの数が少ないわけですね…」


整備長「…オバ…????…あ、ああ~(笑)」


護衛艦で見るより、少なかったんですよ…あの、白くて「叩くな、ペンキ塗るな」って書いてある、あれ。


ちなみに、目標っていうのは、訓練支援艦と言えばこれでしょうっていう…



これです。


あ、この写真は、観艦式のフリートウィーク一般公開の時のものです。


この日は、ドック入り前なのでありませんでした。


これについては、また後程…。







そして、この時な~んと、潜水艦が入港してきました。



この写真でも気づく人は気づくと思いますが、そうりゅう型です。


しかも、隊司令旗を掲げていました


…ってことはですよ?敬礼が見られるじゃないか


わ~い


というわけで、「くろべ」から、そうりゅう型の何某かに敬礼が行われました。



一番右側にいらっしゃるのが、くろべ艦長の久保田二佐でいらっしゃいます。


旗甲板にいましたので、頭上から失礼いたしました…。


その後、ラッタル降りて艦橋へ行きます。



敬礼を終えて、艦長席にいらっしゃる久保田艦長です。


すらっとした長身の艦長さんですが、体力徽章をつけていらしたんですよ~


意外だなぁ~と思っていたら、


「脱いだらすごいんです(笑)」


と艦長(笑)


一見クールに見える方なのですが、お話しするとかなり面白くて、サービス精神たっぷりの素敵な艦長さんです( *´艸`)


そして、実際に、夏服姿を見たことある参加者の方曰く、


「本当に、すごくいい体されてるんですよ~」


と。


う~ん…それはぜひとも、次回は夏にお会いしたいものです(笑)







さて、このまま、お次は飛行甲板に行きます。




格納庫があります…が、この訓練支援艦の格納庫は、ヘリを格納するためのものではありません。


やっぱり、



これ!これのための格納庫なんですね。


ちなみに、格納庫の上に、艦橋の窓みたいなものが見えますね?


はい、これもやっぱり



これを飛ばすための所で、ヘリのためじゃないんです。


ヘリは、着艦のみ可能。


で、格納庫の上は、飛ばすためだけの部屋で、コントロールするのは先ほどのフェイズドアレイレーダーなのです。


…で、艦橋から出た瞬間、目の前のラッタルの真横に扉があって、そこがなんと、艦艇の聖域、CICでございました。


なので…


私「…CICって、普通、もっと下の階にありますよね?ここは、艦橋の真裏にあるんですねぇ?」


と不思議に思ったのですが、


整備長「そうなんです。CICでコントロールしているので、上の方にあるんですよ」


とのことで、さっきのフェイズドアレイレーダーとつながったのでした。


訓練支援艦…奥深い…。


感慨深く流れゆく景色を見ていると…



江田島です。


海軍や海上自衛隊ファンにとって、ここが単なる島でないことは、説明するまでもありませんが、


「島」ではなく、我々ファンにとっては「海軍兵学校」であり「幹部候補生学校」であり「術科学校」なんですよね


なので、「江田島」と聞くとなんとも言えない、憧れと敬意に、聖域という思いが入り混じる、独特の感情を掻き立てる場所なのです。


が、ここの卒業生にとっては全くそうではなく(笑)


「フェリーに乗って近づくにつれて、胃が痛くなる」(某艦長談)


とか


「休みの日に、最も近づきたくない場所」(某副長談)


とか、違った意味で感情を掻き立てられる場所のようです(笑)





はい、では、お次は格納庫の中に入りますよ~。


…続く(笑)


今年初の体験航海は、訓練支援艦くろべ♪  ~出港編~

2016年01月19日 | 海上自衛隊


私にとっての今年の自衛隊イベントが、海上自衛隊の体験航海で幕開けしたことは、感嘆の極みでございます。


本当は、降下初めになる予定だったんですけどね~。


諸事情ありまして、行くのを辞めようと決めた瞬間に、こちらの体験航海のお誘いを頂いちゃいました( *´艸`)


それにしても、待ったくの予想外のお誘いでしたよ~。


しかも、その艦も、今までほとんどご縁のなかった訓練支援艦くろべとは



昨年の観艦式…フリートウィークで横浜で一般公開の時に、少しだけ見学させて頂いたくらいでしたから。


お隣の「ちはや」には知っている方がいらしたのですが、「くろべ」にはこの時点では皆無でしたから、本当に、ご縁がなかったんです。


ちなみに偶然ですけど、昨年末にようやくお一人、知っている方が転勤されてきました。


この辺から、俄かに、くろべさんとのご縁がつながりだしたと言えなくもないです


…だったのですが、実は、もう一人知っている方がいらっしゃることが、当日判明しましたので、


まぁ、やっぱりうっすらとご縁があったのですね(笑)


最近、つくづく、ご縁の不思議さを感じます。






さて、体験航海当日、0640に呉駅前の阪急ホテルに集合し、タクシーで海上自衛隊基地正門まで行き、


ここで、お迎えのくろべの方と他の体験航海の参加者の方と合流して、艦に向かいます。


…前日、てつくじの潜望鏡から覗いた時は、ドック入りしていたでかい民間船のせいで、全く基地の様子が見えなかったのですが、


予想以上にたくさんの艦艇がいて、がぜんテンションが上がってまいります


…「いせ」はいませんでしたが…(ノД`)・゜・。


しか~~~~し、でも、大丈夫


掃海艇あいしま、いずしま、みやじま三姉妹




せとゆき&しらゆき姉妹



この、基地の夜明け感がたまりません( *´艸`)


そして、「くろべ」へ



さっそく乗艦させて頂きまして、士官室にご案内して頂きました…ら、士官室入口に艦内神社が



士官室の入口にあるのって、珍しいような…初めて見ました。


もちろん、黒部川神社のお札と、金毘羅さんのお札がありましたね~。


士官室で、温かいコーヒーを頂いて…



しばらく、艦長さんとご歓談の後、広報係士官の整備長さんのご案内で、まずは艦橋上部の旗甲板に参りました。


ちなみに、出港予定は0800。


自衛艦旗の掲揚は微妙なところ…。


しかし、ここからの眺めは最高です


どこ見ても艦艇がいる ←あたりまえ


「ぶんご」と、呉唯一のなみ型「さざなみ」





しまゆき~



ちはやと潜水艦~


そして、出港前のうみぎり~



しかし、こうやって改めて見て思ったのですが…


知っている方がいる艦が、呉内にずいぶん増えたなぁ…。


そう、しみじみ見ていると、うみぎりに続いて、次々に艦が出港していくではないですか



この、くにさきの後もしまゆきが出港していました。


その様子は、まさに観艦式を彷彿とさせる光景


この場にいた、もう一人の観艦式参加者と二人で、


「観艦式みたい( *´艸`)」


と浮足立ってしまったのは言うまでもないでしょう。


連休明けの基地の朝って、こんななんですね…






とか、興奮している間に、0800。


よかった~見られた~






この位置から、自衛艦旗掲揚を見ることなどめったにないので、ここでまた感激をかみしめます…


…これだけの艦艇数の中で自衛艦旗掲揚が行われると、ラッパがものすごく響き渡ります。


ま、まぁ…いかんせんクオリティに差があるので、不協和音気味なのは否めませんが、それもまた良し…。


すると、今度は、いよいよわれらが「くろべ」の出港です






ピッ、ピッと、笛が鳴り、ゆっくりと艦が岸壁から離れ、舫が解かれ、ラッパが鳴り、出港用意


が響きました。


これから、1500まで瀬戸内海航海が始まります。


…続く(笑)