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「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

集団的自衛権の意見イロイロ…

2014年07月03日 | 国を憂う


きりさめの続きを書かねばならない所ですが…


やっぱり~ですね、


7月1日に、


ついに集団的自衛権が閣議決定されましたから、


ねぇ?言わずにいられないですよね?


以来、ネットでも、いろんな主張が出回ってるのを見て、


あまりにもひどい認識不足と理解不足にイライラが募り、


一回アウトプットしないと、とても次に進めないので、


書くことにしました。








言うまでもないですが、


私は、集団的自衛権賛成派です。(←いまさら、ってかんじですけど)


で、


別にね、反対している人がいてもいいんですよ。


どんな意見にでも、反対っていうのは、必ずあるのだから。


それは仕方ないし、それを変えようとも思いません。


どうせ、変わらないし。


ただ、


これに関しては、基本的に、


自衛隊に対して理解していない人、


自衛隊と直接関わったことがない人、


集団的自衛権をきちんと理解していない人


が、極めて感情的に反対していますね。


これらも、サヨクはもう、最初から理解する気がゼロなので、別にいいとして、


そうでない人たち…


別にサヨクではないけど、サヨクの意味不明な扇動に流されている人たちや、


全く自衛隊を理解していない人がイメージで反対しているのが、


どうも鼻について、嫌悪感が込み上げてきます。


タイトルから、敵対的な事を書きましたが、


ちゃんと理解していないなら、反対なんていう権利はないですよ。


無責任すぎます。


私は、以前よく「TPP」についてどう思うか?


と質問されたことがありましたが、


何をどう調べても、イマイチ理解できず、


自分の中で、確固たる答えを導きだせなかったので、


「わからない」


と回答していました。


分からないのに、賛成も反対もどちらの意見も言う権利はないと思うからです。


で、ネット上に広がる明らかに変な論理で、


感情的に反対を煽っているイライラさせてくれる代表的な項目を逐次挙げてみました(笑)










前も書いたと思いますが、


ヘソで茶を沸かすくらいの話が、これ。


「集団的自衛権が決定された!次は徴兵制だ」


はぁ…。


馬鹿かと(笑)


こうやって、とにもかくにも危険を煽りたいのでしょうけどね、


もうね、ご飯を炊こうと思って炊飯器にお米を入れたら、


翌朝、パンができてましたくらいの話ですよ。


炊飯器とゴパンを間違ったとしても、ご飯を炊くつもりで仕込んだら、


絶対にパンはできませんのでね(笑)


そもそもですね、


徴兵制なんかしても、どうせ使えませんから、そいつら。


自衛隊に余計な労力と手間がかかるだけで、無意味です。


だいたい、これで不安を煽る人も、乗せられる人も、


戦争のイメージが、大東亜戦争時代で止まってんじゃないの


現代の戦争と60年前の戦争って、全然違うんですけど~(笑)


頭数さえ集めればいいわけじゃないんですけど~。


基本的に、今は、


ミサイルの撃ちあいですからね~。


飛んでくるミサイルを迎撃するには相当の錬度が必要です。


素人なんぞ使えませんし、


そもそも、普段、オフィスワークすら真剣にできない人たちが、


ちょっと訓練したくらいで、戦場で使えるわけがないじゃん。


自衛隊の皆さまの負担が増えるだけです。


そんなわけで、徴兵制なんぞありえません。


はい、次~。






「日本人である自衛隊を海外に派遣して、海外で犬死させるのは許せない」


…なんでしょうねぇ。


一見、人道主義的な発言に見えますが、


自衛隊支持者を取り込もうとしている意図がはっきり感じられますね。


サヨク臭がプンプン臭いますね。


なぜか?


この発言をしている人たちは、基本的に普段は反自衛隊派で、


普段、自衛隊に対する人権侵害も甚だしい言動の人たちだからです。


その人が何を言っているかではなく、何を意図しているか、です。


恐らく、昨今の自衛隊人気を鑑み、表立って自衛隊批判をするのは


得策ではないと考え、戦略転換してきたであろうことはミエミエです。


そして、サヨクの随一の特徴として、


甘言を以って弄する(←森田社長談)


というのがありますが、まさに合致しますね。


いかにもキレイごとを言って、認識不足の人の同情を得るつもりでしょう。


ば~か~め~、だまされると思うなよ~(笑)


だいたいですね、


自衛隊の現状や彼らを本当に理解している人は、


「自衛隊を犬死にさせないためにこそ、法整備が必要」


だということを、よ~くわかっていますから。


ここでだまされる人は、認識不足も甚だしいですね。


かつ、


自分たちの主義主張を通すために、自衛隊を利用すること自体、


自衛隊への侮辱ですよ。


はい、次~。





「憲法9条を護ろう!」


来ました。


この人達は、これまで「憲法9条が日本を戦争から護ってくれた」


と本気で信じているらしいですね。


いやいや、別に、日本がターゲットにされなかっただけです。


別に憲法9条のおかげじゃないですから。


これを主張する人たちって、


国家よりも憲法の方が大事らしいです。


国家が滅びて憲法だけ残ることに何の意味があるのでしょうか?


その結果、近隣の「あの」国によって行われるのは、


チベットとウィグルの再現ですよ?


集団的自衛権から徴兵制になる、というのはただの妄想ですが、


チベットやウィグルで起こっていることは、歴然たる事実です。


しかも、中国人とか韓国人って、


「あの時協力してくれてありがとう」


とか言わないよ?(笑)


その時が来たら、一緒になって殺されるだけでしょうに。


そのチベットもウィグルも、武装していませんでした。


自らで自らを護れなかったのです。


誰も助けてくれませんでした。


ご近所にいるのは、紳士の国ではないのですよ。


目的のためなら手段を選ばない国です。


そんな奴らに対して、戦わない宣言は、


「どうぞ私を好きなように蹂躙してください」


と言っているのと同じです。


自分の国を自分で護る、というのは、独立国家として当たり前の権利です。


はい、次~。








「防衛大学校を辞める者が続出。自衛隊を辞める人が大量に増える」


侮辱もいいとこです。


防大に関しては、調べていないので、なんとも言えませんが、


数年前から、厳しさについて行けずに、中退する人が続出したことから、


規律がかなり緩められたと聞きます。


そういう背景を鑑みるとあり得ない話ではありません。


ですが、ここで辞めるような人が、仮に残っていて


将来幹部になって上官としてこられても、


部下たちが迷惑でしょう。


自衛隊を辞めるが増えるという見込みですが、


これがほんっとに、不愉快ですね。


全体でみると、皆無ではないと思いますが、


少なくとも、私の周囲には、そんなことを言う自衛官は一人もいませんね。


はい、次~。








「サバゲー(サバイバルゲーム)をして、命の危険を感じたので、反対」


もう、どこから突っ込めばいいのか分からないのですが(笑)


その人がどう感じようと確かに自由ですよ。


だがしかし、これはちょっと看過できなかった。


これって、


「食玩を見て、野菜をイメージしたから食べられるだろう、

 と思ってかじってみたけど、全く食べられなかった。

 だから、野菜を使った料理は食べられないに違いない。

 実際の野菜は見たことも食べたこともないけど。

 食玩みたら、イメージできるし」


と言っているのを同じことだと思うんですね。


野菜の延長線上には食玩はないし、


食玩の延長線上にも野菜はない、という


当たり前のことに気づかないんですね。


1万歩譲って、サバゲーと自衛隊が連想の先に繋がっているとしても、


サバゲーを体感することと、集団的自衛権の間には、


何の関連性もないんですよね…。


前も書きましたけど、


自衛隊をあまり知らない人は、


自衛隊=陸上自衛隊 をイメージするようです。


自衛隊には、陸・海・空と3つあることを、意外と分かっていないというか、


すぐに、3つをイメージできる人が案外少ないです。


こういう人が、


サバゲーで、集団的自衛権=戦場で自衛隊が危険な目に合う。


と短絡的に発想してしまうようです。


そもそも論ですが、


サバゲーみたいに、本来の軍人の仕事を遊びでやるような趣味の人に、


平和主義者ぶって、集団的自衛権などについてとやかく言わないでほしいです。


私としては。


はい、次~。









「集団的自衛権は憲法改正をしてから。解釈で変えるな」


そもそも、解釈でできない、


と決めていたことを、時代が変わり、情勢が変わったから、


使えるようにしようというのは、当たり前だろうと思うのですが。


そもそも、憲法改正なんて、これまでやっていなかったことを、


短期間で変えるのは無理でしょう。


仕事で「タスク」を処理する時に、


1、緊急で重要な事

2、緊急で重要でない事、   (余談だけど、仕事できない人は

3、重要だけど緊急でない事、    2と3の区別がつけられない人です)

4、重要でも緊急でもない事


に分けてから、やりますよね?(←デキるビジネスマンの常識ですね~)


1、に集団的自衛権が該当し、

3、に憲法改正が該当すると考えます。(緊急度は上がってきていますが)


では、なぜ、集団的自衛権が集団的自衛権が、1、に相当するのか?


それは、


中国の存在があるからですよ。


集団的自衛権を語る上で、ものすごい大きな誤解があるのが、


「日本&アメリカだけ」


のことだと思われていることです。


だから、自衛隊がアメリカと一緒に戦争に行かされる、


と勘違いしているみたいですね。


そうではなくて、


「集団的自衛権」とは、自国と密接な国が武力攻撃された際に、

 自国が攻撃されていなくとも実力をもって阻止する権利のこと



なので、別にアメリカとは限らないです。


やっぱり同盟国だから、分かりやすい例に挙げられるだけのことで。


で、話を戻しますが、


中国って別に尖閣諸島だけを狙ってるわけじゃないですよ?


とにかく、奴らは広くて深い海が欲しくてたまらないんですよ。


今、南シナ海で、ベトナムとイザコザあっていますね。


誰だってどの国だって、戦争したくないので、


ベトナムだって、必死に戦いを避けるでしょう。


基本的に中国も、正面決戦をせずに、かすめ取ることを考えていると思います。


ですが、南シナ海での緊張が高まってきて、


中国が海上封鎖してきたらどうします?


ここは海上交通路の要所です。


ここを封鎖されると、ベトナムだけの問題ではないのですよ。


貿易の99.7%は


海上交通によってもたらされることを考えると、


日本に石油をはじめとする、輸入に頼っている様々な物資が、入って来なくなります。


入って来なくなるという事は、出すこともできなくなります。


日本経済どころか、日本人の生活の全てが崩壊しますよ?


これを、


「他国のことだから、関係ない」


といって無視できますか?


「他の国のために、なぜ日本が自衛隊を派遣せねばならないのか」


などと言えますか?


この事態の縮小版が、ソマリアでしょう。


スエズ運河がある、海上貿易の要所中の要所に、


海賊が横行しており、非常に危険なので、


各国の海軍が対処にあたっています。


海賊って、眼帯して剣を持って頭にバンダナ捲いている


そんなのをイメージしてしまう人が多いかと思いますが、


今日の海賊はロケットランチャーで武装していますのでね。


日本の自衛隊は、大きな音を出すくらいしかできないのに、


向こうは、ロケットランチャ―をぶっ放してくるんですよ。


で、ソマリア海賊対処の時も、


法整備もままならない中、


時の麻生首相は、危険な任地に自衛隊を送ることになったのです。


危険が増してから、仕方のない状況になってから、


自衛隊を、法整備なしに海外に送ることの方がずっとずっと危険なんです。


「送らなくていいじゃないか」


と平気で言う人。


あなた方の生活の多くを賄う物資が、日本に届かなくなるんですよ?


自衛隊は、日本人の生命と財産を護るために、まさに存在しているんです。


それが、こういうことではないのですか?


そのために、彼らは、日々の厳しい訓練に耐え、


過酷な任務を行っているのです。


海外に送られる=犬死


なのではなく、


しかるべき法整備をしないまま送ることが危険なんですよ。


そこをわきまえて、意見を言ってほしいですね。


送らざるを得ないなら、自衛隊がきちんと機能できるように、


危険でないようにして送ることです。


彼らは、与えられた任務を、まじめに真摯に遂行する人達です。


今まで、手足を縛られながらも、


それでも精一杯してきてくれたんです。


そういう彼らを、少しでも仕事がしやすくするように決定されたのが、


今回の集団的自衛権の行使なんですよ。


別に、戦争に行くのが目的なのではないのです。


集団的自衛権や憲法改正に賛成している人を、


なんだか主戦論者だと考えている人もいるようですが

(そのイメージを定着させようとしている、というのが正しいですね)


そういう人もいるかもしれませんが、


私は、戦争してほしい、なんて絶対に思わないですよ。


この集団的自衛権に関して、


安倍首相が、


「掃海部隊を戦闘中の危険区域に派遣する可能性」


を示唆したことで、左側のTV局がこぞって色めき立ったこともありましたね。


中国あたりが、シーレーンを機雷封鎖する可能性は充分にあって、


その対処としては、アホみたいに真っ当な話です。


ましてや、海上自衛隊の機雷掃海部隊は、世界有数の優秀な掃海部隊ですよ。


ですが、感情論としては、


実際に、掃海部隊に知っている人がいると、複雑な気持ちになりますよね。


「あの人たちが行くのか…」


という、なんとも言えない気持ちが込み上げてきます。


ですが、彼らが、


「日本で唯一の実戦部隊」


という誇りをとても強く持っていらっしゃる事も知っているので、


それであれば、彼らがその能力を遺憾なく発揮できる状況で、


武人としての職責を務めてほしいと願います。


掃海部隊と言えば、


実は、朝鮮戦争の時に、秘密裏に米軍から依頼されて、


旧海軍人で構成された、特別掃海隊が機雷除去に行っています。


この時、戦後初のそして唯一の戦死者も一人いらっしゃるのですが、


反対している人は、このあたりをあげつらって、


集団的自衛権を行使するとこうなる!


「ほら危険だ!」というわけです。


私は気に入らないのは、


こういう方々の心情を無視して、


サヨク連中というのは、


そういう人の死までも、自分たちのプロパガンダに利用するのです。


不遜の極みだとは思いませんか?


「死」という、多くの人にとって、


もっとも敏感に反応するテーマであり、


亡くなられた方の尊厳を、平気で利用するという行為が、


私はどうも嫌悪感を覚えます。


効果的だからこそ、使うわけですが。








私は、こういう性格なので、敵を作る覚悟で言いますが、


集団的自衛権に反対し、


憲法改正に反対している人たちは、


私の眼には利敵行為にしか見えませんね。


反対するのは自由ですよ。


好きにわめけばいい。


でも、実際に海外に派遣され過酷な中で任務を遂行するのも、


敵と戦うのも、あんたたちじゃない。


エセ平和主義とエセ人道主義の名の下に、


自衛隊の手足を縛って、敵を利することは、厳に辞めてほしいと思う次第です。






「日本は平和」という幻想

2014年05月16日 | 国を憂う


さて、昨日の「集団的自衛権」についての、安倍首相自らによるプレゼンから一夜明け、


本日、mixiニュースをひときわ賑わせていたコンテンツがありました。


朝日新聞による「自衛隊員『戦争で死ぬのは任務』『殺さない軍隊でいい』」というお題。

「死ぬ可能性は、いまより高くなる。でも、戦争で死ぬのは我々の任務。賛成か反対かと聞かれれば、賛成です」。20代、関東地区の陸上自衛隊員は言い切った。武器にあこがれて10代で入隊したが、国を守る意味を考えるようになったという。「自衛官でも、集団的自衛権をよくわかってない人は多い。訓練で忙しく、勉強する暇もないから」

 陸自北部方面隊(札幌市)に所属する30代の2曹は「実感がない。実際に現場に行くのは、階級的にも僕らが一番多いが、(集団的自衛権は)現場が必要としているものというより、安倍総理がやりたいことをやり、政治の道具になっている気がしてしまう」と言った。

 前線に立つ一般隊員を不安が覆う。自衛隊は発足以来、戦闘で人を殺したことも殺されたこともない。

 信太山(しのだやま)駐屯地(大阪府和泉市)の30代の陸自隊員は東日本大震災でヘドロをかきわけ、行方不明者の捜索や被災者の支援にあたった。一方、小銃の射撃訓練で近距離で人形(ひとがた)の的を撃つのは後味が悪いという。「他国の戦争に加勢するのが自衛隊の任務とは思えない。人を殺さず、助けるだけの軍隊でいいじゃないか」



まぁ、朝日なんで、こういう記事を、わざわざ書くのはもうわかってるから、


その点はおいておくとしても、


これって、広報通して、正式に自衛官に取材したのかね?


どうみても、一個人のグチレベル。


こういうのも、あたかも自衛官全体の意見であるかのように、


公共の場に出すということに、怒りがこみ上げてくる。


侮辱も甚だしい。


私が知る限り、陸海空全てにおいてこんなこという自衛官とは会ったことないけどね。


ある新米の19歳の海士くんは、関東出身なのにわざわざ、


佐世保での勤務希望を出して、こっちに来たのだという。


「なんでわざわざ?」


と聞くと。


「こっちが今、一番ホット(危険)なエリアだからです。尖閣の問題もありますから」


と答えた。


ここが危険だからこそ、あえて来たのだという。


自衛隊に入ったのだから、国を護る最前線に身を置きたいのだと。


…だいたい、集団的自衛権に関して、


陸上自衛官に関して聞くのが、結構的外れ。


南スーダンのPKOとかなら、多少は関わってくるけども、


私が認識する限り(雷蔵さんからも頂いた意見ですが)、


この集団的自衛権が重く関わってくるのは、


海外で他国海軍との連携をとる必要性が最も高い、海上自衛隊です。


海上自衛隊って、もはや、


最前線といっても遜色ないレベルのところで、


日々任務をしているんですよ。


海上自衛隊の護衛艦って、広報活動ばっかりしているわけでも、


演習ばっかりしているわけでもなく、


当番制で、人知れず沿岸警備に約ひと月ほど出航して、


日本の海を警戒警備しているというのを、一体どれほどの日本人が知っているのでしょうか?


何年も海に出ている人は、確実に数年前とは比較にならない危険を感じると言っています。


そのことは、同じ自衛隊でも陸上自衛隊ですら、そこまで危険だとは思っていないほどなのです。


いかに、今の日本に危険が迫ってきているかを、少しは感じて頂けたら思います。







今日、やめとけばいいのに、


いらっとして、Facebookで、ある大阪の議員さんに噛みついて、


ちょっとした舌戦になってしまいました(テヘ


議員曰く、


「集団的自衛権を、憲法を変えずに解釈で変えるのは許せない」


んだそうで、


「憲法改正やる時間がないんだから、できることから先に法整備して、

 現場が動きやすくするのは当然だろう」


と反論したら、


「時間がないなら、昨日首相はあんな話をするはずがない」


という。


平行線で終わらないは目に見えていたので、やめたけど、


このおっさん、


現実を知らないんだな~


と思った。


そもそも、昨日、安倍首相だって、


「現実を見てください


と言っていたじゃないか。


日々、警備にあたっている海上自衛隊の、危機感の高さを知らないんだろう。


彼らは、肌で危険を感じている。


多くは語らないけど、それは伝わってくる。


そして、だからこそ、今の自分たちが置かれた状況では、


充分に国を護れないことも知っていて、


それでもなお、置かれた状況での最大限の努力をしようとしているのを、


この人たちは知らないんだろう。


それとも、自衛官の誰かが、中国軍に殺されでもしない限り、目が覚めないのだろうか?


こんな風に…

中国海軍によるベトナム海兵惨殺事件

こういう事を平気で行う国が、日本の領土を明らかに狙っているのに、


何を言っているんだと思う。









また、mixiで、次は、徴兵制だとか言っているアホはさておき、


「自分は安全な場所にいて、自衛隊を戦地におくるのか」


と、一見もっとも似見える発言も、無理解なのだという事に、彼らは気づいていない。


中には「ヤン・ウェンリーが言っていた・・・」


とご丁寧に付け加えていたので笑ったのもあったけど(笑)


そもそも、安部首相は戦争を煽ってはいないし、戦争を賛美してもいない。


「現実を見ろ」


と言っている通り、


こっちがいくら「戦争をしたくない!」といっても、勝手に攻め込まれるのが戦争なんだから、


すぐ近くにあんな国があるのに、今のままでいるのがどれほど危険か分かっていないらしい。


で、知ってほしいのは、戦争を賛美して兵士に戦いを強いること以上に、


「平和を賛美して、美化し、手足を縛ったまま、敵の攻撃に自衛隊をさらすこと」


のほうが、よほど卑劣で恥知らずな行為だと気付かないことではないのか?ということ。


平和を賛美して憲法9条を唱えている人たちが、危険な戦地に行くことは絶対にないのだから。


戦争は、始める前に敵よりいかに好条件を備えておくか、が極めて重要だと思う。


しかし、現行法では、自衛隊は最初から不利におかれている。


これを、せめて五分の条件にしなければ、国防はおぼつかないという、当たり前のことなのに。


知らない人のために、現行法だといかにバカバカしく不利なのかをいくつか例をあげます。


1.航空自衛隊機が、領海上空を飛行中、海上保安庁の巡視船が某国の軍艦から攻撃を受けている所に遭遇。

  …そんな時、航空自衛隊機は…海保の巡視船を助けることができません。

  自衛隊の最高指揮官たる内閣総理大臣から「防衛出動」が命じられないと「戦時」にならないので、これを助けると、

  処罰されるんですよ?集団的自衛権どころか、個別自衛権すらないわけです。
  
  ありえね~。ちなみに海保の巡視船、結構撃たれてますからね?しってました?



2.領海内で海保の巡視船が某国とみられる不審船数隻が、海保の警告を無視して挑発(ん?こんなことあったね?)
  
  海保の手に余るので、ついに「海上警備行動」が発令海上自衛隊の護衛艦が現場に急行…するものの、

  停船命令を出して、説得することしかできません相手が攻撃してこないと、攻撃できません。

  威嚇射撃すらできないんです。


3.さらに、調子づいた(そりゃ調子づくわ)某国は、海保の巡視船に向けて攻撃を始めた…としても、

  海上自衛隊の護衛艦は、自分たちが撃たれたわけではないので、見てるだけ。海上警備行動の範疇では、自分が攻撃

  されない限り、一発も撃っちゃいかんのですよ…。某国もその辺を分かっているので自衛隊には攻撃してきません。


4.さて、そんな某国もいよいよ調子づいて、ついに、護衛艦に攻撃し始めた!しかしここでも的に壊滅的な打撃を与えては

  いけないらしい。…攻撃はOK、しかし敵を殺してはいけないってどんな理屈だ???

  海保の人たちを見殺しにするのはいいけど、敵は殺しちゃいけないってこと???


5.そんなことをしている間に、なんと!某国が上陸を開始してきた海の動きはどうやら陽動作戦だったらしい。

  もちろん、ここで陸上自衛隊が車両にて敵の上陸ポイントに向けて急行!…その時、信号が赤に変わった…ら、なんと、

  赤信号で止まって、青になるのを待たねばならないらしい…。

  もう、なんの冗談かと思う。救急車以下の扱いらしいです…。この、一刻を争う時に、です。

  ましてや、もし、渋滞にはまったら、辛抱強く待つしか方法はないらしい。


6.なんと!そうこうしている間に、敵の工作兵が原発の破壊工作を行うとの情報が入った!その時自衛隊は…

  現場に行けないのだよ。原発の警備は警察と海保の担当だからね。かつ、武装工作員が街で破壊活動をしていても、

  これはお巡りさんのお仕事なので、自衛隊は手出しできないのだ。日本はテロリストにやさしい国です…。


7.さて、なんとか渋滞を抜けて敵の上陸地点に到着した陸自の精鋭部隊!(ってこれまで敵は、普通は待っててくれない)

  部隊を展開するのに、民家の土地を通過しないといけない…ので、このままだと不法侵入罪になってしまうから、

  とにかく地主を探さないといけない。ちなみに、消防員はどこでも通行可能。消防員以下らしいですよ。


8.敵の侵攻が予想される方面に陣地を作らねば!…そこに適した海岸が見つかったので、よし!ここに陣地を…

  はい、もちろん、つくれません。海岸は公共地ですので、お役所に申請して、許可が降りたら、陣地をようやく作れます。


9.索敵中の自衛官、銃を持った数名の敵兵と遭遇!気づかれた!…ら、まずは人命尊重が最優先なので「①武器をすてなさい」
 
  と警告し「②撃っちゃうよ?」と銃を構えて「③捨てないと、こうだぞ~」と威嚇射撃をして、ようやく撃つ。

  …①を言い終わらないうちに、先に撃たれる可能性、大。どこまで敵にやさしくて味方に厳しい法律なんだよ?


10.そんなことをしていたので、当然自衛官には、複数の負傷者を出してしまいました…一刻を争う重症患者もいます。

  その時自衛隊は…野戦病院を建てることは許されず、手術は医療施設の基準を満たした正規の病院でないと、違法行為

  になってしまうので、急いで手術できる病院を探さねばなりません。離島とかだと、いわずもがな…。



日本時事評論からの抜粋です。


いかがでしょうか?もう、ギャグみたいでしょ?(笑)


これでも、憲法を改正する必要がないと思いますか?


戦争するための憲法改正ではありません。


自衛隊を無駄に危険な目にあわせないための憲法改正が必要なんです。


国民を、しっかりと護ってもらうための憲法改正なんです。


憲法9条が平和憲法というのが、いかに絵空事か、これでお分かり頂けると思います。


イメージで決める話ではないのです。


現憲法は、はっきりいって、利敵憲法でしかないと、私は思います。


この憲法が護っているのは、どっちでしょうか?


私たち日本国民ですか?国民の生命と財産を護ってくれる自衛隊ですか?


どうみても、得をしているのは敵国です。


護りたくても、どんなに優秀で精強でも、今のままだと、自衛隊は、


その能力の全てを十二分に発揮させてもらえないんです。


こんな馬鹿げた国がありますか?


こんな危険な国がありますか?


この国を平和だと思っているなら、それは幻想です。


潜在的な危険に、どれほどさらされていると思いますか?


中国が万が一攻めてきたら、どうなるか知っていますか?


新彊ウィグル自治区「東トルキスタン」の現実


敵は、陣地を作るための許可が下りるのを待ってはくれませんよ。


待っている間に、こういう事が起こる可能性は充分に高い。


先のベトナム海兵隊の惨殺もそう、この東トルキスタンもそう、チベットもそう、


中国という国が平気でどんなことをする国か、日本人はもっと知るべきです。


それでもなお、憲法9条を護ると言えるのか?


現実逃避していても、現実はイヤでも迫ってきます。


憲法を改正するのを待っているヒマがあると思いますか?


つい先日、


南シナ海では何が起きました?


中国は何をしましたか?


日本には関係のない話だと思いますか?


とんでもない!


私たちの生活に密接に関わっていることなのですよ?


私たちの生活はほとんど輸入に依存しており、


その輸入の90%以上は海上運搬によってもたさられています。


その船は当然、海上交通の要所である南シナ海を通りますが、


中国がここを押さえると、自由に航行できなくなります。


傍若無人な中国が、


尖閣諸島(は陽動じゃないかと、最近私は思うのだけど。五島列島あたりが危険な気がするなぁ)あたりの、


離島を強奪しにくるのは、もはや既定の路線なんじゃないかと私は思っていて、


だから、安部さんは急いでいるんじゃないかなぁ?と。


そういえば、今度の6月~8月はRimpacがありますね。


今回は、Rimpacに初めて陸上自衛隊が参加するのだそうです。


これは、昨年11月も行われていましたけど、離島奪還訓練になるからなんですよね~。


これ以上はもう、何も言うまい…。


Rimpacに参加される自衛官の皆様、


演習中は、とってもとっても大変だとおもいますので、くれぐれも、事故やけがのないよう、


恙無く演習を終えられて、日本に無事に戻られることを、心からお祈りしております。

























集団的自衛権と憲法改正と

2014年05月15日 | 国を憂う



夕方、安部首相が、


集団的自衛権についてTVで説明をしていらっしゃいました。


かなり分かりやすい言葉を使い、噛み砕いて、例を挙げながら丁寧に説明していらしたのが印象的でした。


ちゃんとした日本語さえ理解できる人なら、


まともな事を言っていると分かると思いますね。


問題は、それを流した後に、専門家や評論家とやらが、


それらをひっくり返すようなことを言って、イマイチよくわかってない人たちや、


自分で考える能力が分からない人を、


「なんとなくよくないことだ」という方向に誘導していくであろうことは明白だけど。


とはいえ、私も全面的にもろ手を挙げて、集団的自衛権OK!って思っているわけではなくて、


懸念があるとするなら、


自衛隊が米軍の弾よけに使われないかという心配です。


可能性として0ではないと思うので、これは気になります。


集団的自衛権の発動で、共に軍事行動に出た場合、


大変な事や危険な事を自衛隊に押し付ける、なんてことをやりそうな気がするもの。


私は、アメリカを全面的に信用していないので~。


だからこそ、私は、憲法の改正は必須だと思っている。


少なくとも、自分の国は自分たちの手で護るという事が前提で、


それができていてからの集団的自衛権だと思うので、


自衛隊を現行法のままで据え置いて集団的自衛権だけ論議するというのは、


どうにも本末転倒しているんじゃないかな?と思うのだけどなぁ。


とはいえ、いきなり憲法改正を取り上げるといろんなアレルギーが出てくる、


一部の頭悪い奴らがうるさいので、まぁ、手をつけるのは、


集団的自衛権からだよね、ってなるのは、分かる。






で、そんな矢先、


あの超反日局のNHKが、集団的自衛権についてのご意見募集だってさ。


https://www.nhk.or.jp/special/boshu/jieiken/index.html


いちおう、送信してみた。


これに関しては、いろんな意見があるのは当たり前だと思う。


それが自分自身で調べて、考えて出した結論だったら、


それでいい。


しかし、


憲法改正というと、なにやら


日本がまた戦争し始めるあるいは、巻き込まれる


という妄想に取りつかれている人の多いこと。


これって、「我が国は憲法9条があるから戦争にならないんです」


とかって、学校で刷り込まれた弊害ですね。


なので、サヨクでない護憲派は、


単純にこの事を信じているお花畑脳の人たち…無知な人たちでしかないわけです。


スイスが永世中立国なのは、自分たちは永世中立国だと宣言しているからだと


勘違いも甚だしい思い違いをしているのと同じです。


いやいやいや…


あの国は、元から、永世中立国たるべくしてつくられているから、永世中立国なんですよ(笑)


あそこが侵略されることは、まずあり得ません(この辺は金融の話になりますが)


しかも、日本と大く違うのは、めっちゃ武装してますからね~、あの国。


憲法9条があれば戦争にならない、なんて寝言をいっているのとはわけが違います。


どっちを支持するかはその人の自由ですけど、


フェイスブックで、


集団的自衛権は支持するが憲法改正は認めないという発言を見つけました。


すげー自分勝手で幼稚な意見だな~と思いましたね。


イラッとしてしまい、つい、余計なコメントを残しちゃいましたけど(テヘペロ


ないわ~。


その人、憲法を変えるのは冒涜とかって書いてたけど、


敗戦後に、たった1週間で素人に作られた憲法を戦後60年以上も遵守し続け、


挙句の果てに、戦時中の日本や英霊を貶め否定し、バカにすることのほうが、


よっぽど冒涜だと思いますがね。


まぁ、中国が韓国軍みたいなお笑い集団だったら、憲法9条で充分かもしれないけど(笑)


残念ながら、そこまでひどくなさそうだしね。


でもって、この国を忌々しく思っているベトナムやフィリピンもいるので、


こういう国とも集団的自衛権を行使して、シーレーンを護っていかないといけないわけですよ。


シーレーンが護れなかったら、私たちの生活は成り立たない、崩壊するんだもの。


だから、戦争するために憲法改正するんじゃないし、


憲法改正したからって、戦争になるわけでもない、


という当たり前のことを、今日安部首相も仰ってましたけどね。


そもそも、基本的に、国家が軍隊を持つのは自国の防衛のためであって、侵略目的に保持しないわけよ。


ある外国人がネットでつぶやいていた


「自衛隊Self-Defense Forces…これほどまでに軍隊の本質を表している名前はない」


と。


なるほどと思った。


そうなのよね。


護るために軍を置くのだから。


でも、中国は侵略目的なのはあきらかだけどね。


こんな国が、日本を軍国化だのなんのと言うのはちゃんちゃらおかしな話。


誰だって、自分生命と財産は護ってほしいと思うだろう。


危険から護ってほしいと思うだろう。


現実、自衛隊は、日本を護りたい!という意志と充分な能力をもっているのに、


それが認められない状況下にある、ということを、


もっと多くの日本人が知るべきだと思う。


これって、すごく辛いと思うもの…。












言いたいことも書きたいことも、いろいろあるけど、


ありすぎてまとまらないので、


今日はこの辺にしておきます。


ではまた~。



自衛隊記念日から見えてくる日本の憂鬱

2013年11月02日 | 国を憂う
昨日11月1日は、自衛隊記念日でした。


防衛庁、および自衛隊の創立に基づいて1966年に制定された記念日です。


本来は「防衛庁設置法」「自衛隊法」が施行された1954年7月1日になりますが、


自衛隊の出動が増えうると予想される夏(台風や大雨)から秋にかけては、


記念行事・式典を行うのはちょっと・・・と、この時期を避けて


この日を記念日としたらしいです。


ちなみに、この日に合わせて中央観閲式が3年に一度、陸海空が持ち回りで開催されますね。


今年は陸上自衛隊の中央観閲式が朝霞駐屯地で行われました。


・・・ということをご存知の国民は、どのくらいいるのだろうと、思わずにはいられません。


国を守ってくれている自衛隊が創立された日なので、


もう少し国民が意識を向けてもよい日だと思うのですが・・・。





幸いにして、


今の安倍首相は、自衛隊に理解がある方なので、


内閣府がきちんと、SNSやLineを使って、今日は自衛隊記念日ですよ、と流してくれました。


YouTubeに動画まで作ってUPしてありましたね。


まぁ、これは、安倍首相の支持者は、保守系が多く自衛隊支持者も多いことから、


戦略的に行っているのだとは思いますが、


プロパガンダであれなんであれ、


国防に務めている自衛隊を正当に評価し、慰労する姿勢を国家元首が持つ、


ということは必要なことで、至極真っ当な行為だと考えます。


と、いうのも、いちいちこんな当たり前のことに


「ありがとうございます」


と言わねばならないほど、この3年間はひどい国家元首が日本に君臨していたわけです。


言わずと知れた民主党政権時代の首相ですね。


その中でも、いや、古今東西においても類を見ない暗愚な元首が、


菅直人でしょう。


理由を上げるとキリがありませんが、


此奴は、観閲式直前まで、


自分が自衛隊の最高司令官であることを知らなかったんだそうです。


いやいやいやいや・・・


そんなこと、一般国民でも知っていますが(笑)


そんな人間が一時にしろ、最高司令官として頭上にいた自衛隊の皆様には


ご同情申し上げるより他にありません。


以前も触れましたが、


シビリアンコントロールというモノには疑問を感じます。


これは、常に文官が武官よりも正しい判断ができる、


ということを前提にしているように感じるからです。


・・・さて、上記の如き輩が、最高司令官として君臨している場合、


有事の際に、如何程のまともな判断ができることやら?


武力を保有している機関(面倒な言い回し・・・)の抑止力、


と言うけども、


抑止力ではなく阻害でしかないと思う次第です。


過去においては、自衛隊違憲を唱える社会党の村山富市が首相になったこともありました。


現場の過酷な環境で国防に務めてる自衛隊を、


労うどころか、最高司令官が否定している、


などという馬鹿げた状況が起こりうるのは、


世界広しといえども、日本だけでしょう。


信念は、何を持つかは人それぞれの自由だと思いますが、


しかし、広範囲の大多数の人間に大きな責任を持っている人間に、


それは許されないのではないでしょうか?


その考えを持っているなら、首相としてふさわしくない、


という判断はあってしかるべきだと考えますが。


ただ、日本という国は、


首相がどれだけ無能・暗愚でも、


国民の生活に大きな変化は全くないのです。


それが、日本における政治家の必要性が感じられない所以でもあります。


そんなのが上にいたら、有事の際は邪魔なだけでしょうに。


おそらく彼らは、自分の判断一つに、大勢の国民の命がかかっている、


ということすら理解できていないのではないかと感じます。


翻って自衛隊は、


自分の命にかえてでも、国民を可能な限り守ろうとします。


例えば、こんな話もあります。(以下「いい話コピペ保管庫」からの転記)

1999年11月22日午後、航空自衛隊入間基地所属のT33型ジェット練習機が入間川河川敷に墜落しました。その際、東京電力の高圧送電線を切断し、東 京・埼玉の約80万世帯で停電となりました。電線切断による停電は都市のもろさの再認識となり、マスコミの論調は私の知る限り「税金の無駄使い」的な、冷 淡なものであったと思います。

ところが私の属する「フォーラム」で別な観点の紹介がありました。

当日のニュースステーションで(私は普段テレビをほとんど見ず、この番組も見ていませんが)国際コンサルタントの岡本さんという人が出演しており事故のお詫びをする防衛庁長官の画像についてコメントを求められ、

「私の事務所でも停電のためにコンピュータが止まり、大いに迷惑はしているが、今の報道を見ると、脱出用パラシュートも開かぬままとなっており、脱出の チャンスを失ってまで、住宅地への墜落を回避した可能性が高い。であれば、パイロットの行為は人間の尊厳に満ちたものであり、にも関わらず、まず、この行 為に対して、長官が哀悼の意を表しなかったとすれば、ご遺族の方々は、何と思うだろうか、誠に遺憾である」

と語ったそうです。(実際には防衛庁長官は会見で、亡くなったパイロットへの、哀悼の意を表したそうです。報道の編集作業の恐さですね。報道には必ず「誤 報」があります。意図したもの、せぬものがあるでしょう。しかしそれ以上に恐ろしいのは「編集」です。簡単には「強調」と「省略」です。)

又、別なフォーラムでこのような会話がありました。

「ベテランのお二人は、最低安全高度については熟知されていた筈ですから、二人とも『自分が助かるため』に脱出装置を使われたとは思えないのですが」
「自衛隊パイロットへのインタビュー記事でしたか、こんな記述を読んだことがあります。もし住宅密集地の上空でエマージェンシーに遭遇したら、どうするのかとの質問に対するパイロット氏の答え、
『被害を最小限にとどめるため、最後まで操縦を続ける覚悟はあります』
と言い切った上で、
『ただ、最後の瞬間に、わずかでも時間があれば、脱出装置は作動させます。そうしないと、脱出装置を整備した整備員に、要らぬ心配をかけますから』
とのことでした。」 

産経新聞2000.8.3朝刊から「自衛隊半世紀」と題する特集記事が始まっており、プロローグとしてこの事故が取り上げられています。その冒頭で、

なぜ、航空自衛隊のパイロットは「ベイル・アウト(緊急脱出)」を二回叫んだのだろうか。

と、記しています。「パイロットはベイル・アウトを通報した後、十三秒後にもう一回、同じ言葉を叫んでいた。」

この十三秒は、正に上記の
『被害を最小限にとどめるため、最後まで操縦を続ける覚悟はあります』
に合致します。そして、
『ただ、最後の瞬間に、わずかでも時間があれば、脱出装置は作動させます。そうしないと、脱出装置を整備した整備員に、要らぬ心配をかけますから』を、完璧に実現しています。



いかがでしょう?


私は、自衛官を知るにつけ、


統制される側とする側に違和感を感じずにはいられないのです。


こういうことを言うと、すぐに、戦前の軍部独裁体制を是とするのか?


といきり立つ人もいるでしょうけど、そうではありません。


シビリアンコントロールとやらの必要性に疑問があるだけです。


まぁ、それ以前に、


憲法改正という課題がありますけどね。


自衛隊を国防軍にしてしまえば、文民統制の必要性はさらに必要と言われるでしょうけど・・・。


それでも、現状の政治家たちによってであるなら、


文民統制の必要性は本当に意味がないと思います。


そもそも、プロフェッショナルが、素人に判断を委ねればならないというのは、


組織上、異常なことです。


これは、このことだけでなく、多くの企業でも起こっていることですが、


この事態が組織を壊している元凶です。


いろいろ細かく言いたいことはありますが、


言い出すとキリがないので、いづれまた。





昨日の自衛隊記念日では、


海上自衛隊では、艦艇に昼間は満艦飾、夜は電灯艦飾をして祝意を表していました。


佐世保のはるゆきは、来年3月で引退なので、最後の電灯艦飾だったそうです。


残念ながら、手前のさわぎりに隠れてしまっていますが、


はるゆき最後の電灯艦飾の写真を、船務長さんから送っていただきました。



これから、自衛隊の皆さまに、少しでも理解ある人たちが増えてくれて、


活動しやすい環境となることをお祈りしています。






68回目の終戦記念日に思うこと

2013年08月15日 | 国を憂う
昨年は、東京にいたので、靖国神社に参拝して参りましたが、


今年は、そうもいかないので、12時に黙祷を捧げさせていただきました。






思えば、私は、元々は日教組教育のお陰で、


小~高校生時代はとてもサヨク的思想に毒されていました。


ですので、私はずっと、


日本は悪い国で、恥ずべき国で誇れるものなど何もない、と


思っており、さらに、


戦争に行った祖父を、ずっと悪い人だと思ってきていました。


ですので、軽蔑すらしていました。


私が、真実に気づいた時にはもう、祖父は、


生きてこそいますが、私の事は分からず、話もほとんどできません…。


忸怩たる思いでいっぱいです…。


もっと、祖父からいろんな話を聞いておけばよかった、


もっと、たくさん話をしておけばよかった、


もっと、敬意を払うべきだった…と、


悔やんでも悔やみきれません。






恐らく、こういう日本人は少なくないのではと思います。


歴史を、教育によって曲解している人は、


まだまだ多いでしょうね。


しかし、それと同じくらい問題なのは、


これらのことに無関心な人達です。


ファッションと恋愛、お金、自分にしか興味がない人達です。


こういう人達が増えていく事も、国家にとっては、


非常に深刻で危険だと考えます。


特に日本人は、「イメージ」で全てを判断するきらいがあります。


良いイメージを与えれば、信用し、納得する。


悪いイメージを与えれば、忌避し、除外する。


非常にコントロールしやすい人種だと感じます。


物事の本質を見ようとしないのですから。


判断を他人に委ね、自分で決断しようとしない。


そんな人間が本当に多いです。


教育や、メディアは、巧みにそういうバイアスをかけて来ます。


そこに気づかずにいると、


そういう人達が量産されていくわけですが、


どうしたらこれらを食い止められるものかと、思わずにはいられません。





あの戦争で英霊となられた方々は、


平和をこそ願っていらっしゃいましたが、


その平和とは、ただ戦争がないだけの、このような日本の姿だろうか?


戦争さえ起こっていなければ、平和だといえるのだろうか?


と彼らの遺書を目にする度に思います。


戦争がないことは、当然の大前提ですが、


それにしても今の日本は、本当に平和で豊かだと言えますか?


家庭内で、親が子を、子が親を殺害することが横行し、


命を軽んじるような凄惨な出来事が、次々に起こっている状況は、


とても平和で豊かだと呼べるものではないでしょう。


ですが、このような社会になってしまった背景は、


きちんとした歴史教育や、


道徳教育を行ってこなかった事に要因の1つがあると考えます。


そして、歴史教育の中でも重要なのが、


この大戦の位置づけです。


侵略戦争などでなく、実際に侵略されたのは日本だという事に、


そろそろ、気づく時です。










靖国神社の参拝問題で取りざたされる「戦犯」という言葉や、


それに伴う、東条英機元首相に対する感情…

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(真ん中が東条英機です。左は広田弘毅元首相【文人で唯一戦犯として処刑された】右は白鳥俊夫イタリア大使)


これも、イメージが先行しているだけです。


こちらをご一読いただくと、一般的なイメージがいかに歪曲されているか、


よく分かると思います。


東条英機元首相の「米英諸国に告げる」という文は、一読の価値があります。


この文の中で彼が述べていることは、至極真っ当なことです。


こんな人物が、学校の授業では、極悪人のように伝えられてしまうのは、


なんとも悲しいことです。


1つ参考までに知っておいて欲しいことは、


全てとはいいませんが、多くは、


「英雄」「素晴らしい人物」とされている人間と、


「残酷非道で悪逆な人間」だとされている人間が、


全く逆の状態で描かれ、伝えられているケースが多くあるという事です。


それは、歴史は常に、


勝者となった側が伝え、作っていくからに他なりません。


勝者は、敗者を支配する正統性を確保するために、


敗者を貶めねばならないからです。


この日本の歴史や先に述べた憲法も、そうした視点から作られているのだという事を、


知った上で色々なことを考え、判断する必要があります。







この終戦記念日は、この戦争の真実について触れ、


命をかけて日本を守ってくださった英霊方に思いを馳せてみてはいかがでしょうか…。