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「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

第61回 第四師団開設記念行事   ~ドリル&訓練展示~

2015年06月01日 | 陸上自衛隊
お待たせいたしましたドリル&訓練展示の内容をお届けいたします


まずは、ラッパドリルから。


昨年もそうでしたので、恒例なのか、


旧軍時代と現代の自衛隊のラッパの違いを演奏してくれます。

陸上自衛隊 福岡駐屯地 第4師団 創設記念式典 ラッパドリル 平成27年5月24日


1分40秒あたりを聞いて下さい。


この時、私の脳内では自衛艦旗が掲揚されたのは言うまでもありません(笑)


しかし、改めて動画を見て思ったけど、アナウンスの内容が何気にすごいな…(笑)


ラッパドリルって、わりと、駐屯地ごとでいろんな工夫を凝らしてありますので、結構楽しいです


ただ演奏するだけだと、きっとつまんないだろうからと、少しでも楽しんでもらえるように、という


そんな自衛官の心意気を感じます






そして、お次はオートドリル


ウチのイベントに来てくれた陸自さん(普通科)が、


「やっぱ、偵察隊はカッコイイですよねぇ


とこぼしていた偵察隊のオートドリルがコチラ

2015/05/24 福岡駐屯地記念行事 オートドリル


うん、カッコイイです


ところで、私、偵察隊が機甲科だということは、わりと最近知りました。


意外~~~~って思った


個人的には、バイクの横に隠れるようにして乗るのが、なんか好きです





さて、おまたせしました、訓練展示


満を持して飛んできたのは、そう、アパッチ様です。


観閲飛行の時は違っていたので、ここで来てくれました。


私、目達原が近いから当然飛んでくるのは当たり前、くらいに思っていたのですが、


アパッチ様は将官の要請がないと飛ばせないんだそうですね


失礼いたしました…。


航空偵察のあと、偵察車両が登場。


…のあと、先ほどオートドリルを魅せてくれたオートバイの皆さんの登場。



カッコイイ…


ここから先は、もう、動画を見てくれた方が早いと思いますので、コチラをどうぞ

陸上自衛隊 福岡駐屯地 第4師団 創設記念式典 訓練展示 平成27年5月24日



ギリースーツ着た人が登場してたけど…


この日、ギリースーツはおそろしく暑かったと思うのお疲れ様でした…


…動画の後半に、戦車隊が前進してきましたが、


空自さんがくれた写真もありますので、掲載します









そして、後方でがんばる榴弾砲が火を噴く様子を激写






動画内にありますが、


この日は、偵察隊で撃たれて負傷した(という役の)自衛官が運ばれるという、


戦場では当然想定される危険を表した場面もありました。


こういう場面もありうるんだ、ということを民間人に見せて知ってもらうのはいいことだと思います。


もっとも、自衛隊を応援するフリだけしているサヨクみたいに、


「ほらみろ!自衛隊が危険じゃないか派遣するな


みたいな、思考が停止するような人もいますけどもね。


呉の共産党の事務所の前を通るたびにイラッとするのが、


「私たちは、自衛隊のみなさんを危険な目に合わせません


みたいなことを書いたのぼりを立てていることです。


はぁぁぁぁぁぁ???????


どのツラ下げてそんなことを言っているのかと思いますね。


今までさんざん、


自衛隊は軍隊で違憲の存在だの、なくせだのと騒ぎ立てていて、


人気が出てきたら、自衛隊支持者やご家族の支持をもらうためにそういう方針に変えた、ってのが、


ミエミエなんですが?


どこまで恥知らずなんだろう。


偽善者ですらありませんよ。


だいたい、こんなことで、自衛官やご家族、そして支持者の支持をもらえると勘違いしているあたり、


もう、ほんっとにバカにしているだけです。


危険だから、きちんと法整備して、危険じゃないようにしてあげないといけないんですよ


もう、国会中継もイライラするだけだから見ないけど、見なくてもイライラする…(笑)


日本人が、全体的に、もっと国防の重要性に気づいてくれるようにならないといけないと、つくづく思います。


反対する人たちは、必死なので。


女性の自衛隊ファンが増えることも誠に結構なのですが、


「自衛隊カッコいい~


だけ言ってる子ばかりじゃなくて、もう少しちゃんとお勉強する子たちが増えるように、


微力ながら励んでまいる所存です。




さて、訓練展示が終了すると、お腹も空くころだし、


祝賀会食に行ってまいります。


*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆


みね姉のみた防人たちの素顔

 チャンネルNipponにて連載中のエッセイです(*^ー^)ノ

  私が数々の自衛官とお会いさせて頂いた中で感じたことを、
  エッセイとして書き連ねています。


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第61回 第四師団開設記念行事   ~観閲式&観閲行進~

2015年05月28日 | 陸上自衛隊



さて、観閲式が始まります。


最初は国旗が入場するのを、みんなで正対して迎えます。


こういう時、一緒にいたイケメン空自さん見てて思うのですが、


本当に、立ち姿がキレイなんですよね…


ちょっとした姿にも、訓練した動きが感じられます。


観閲官はもちろん、第四師団師団長である、深津孔(あきら)陸将です。


3月(だったかな?)深津陸将が講師としてお招きされていた、防衛講和が、


博多で開催されていたのですが、残念ながら行けませんでした。


ですので、この日の訓示を楽しみにしていたのですが、


やっぱり、外ってちょっと聞こえづらいんですよね…どうしても。


仕方ないので、祝賀会食でのお話を楽しみにすることにしましたが、


これがちょっと、予想外の内容でした(笑)


こちらは、後ほど。









観閲官が、ぶ~んと車で受閲部隊を回り終えると、観閲行進が始まります。


…このあたりから、私、左隣にお掛けになっていらした、


とっても上品な奥さまと仲良くなり、色々とお話していました。


ご主人が、小倉駐屯地にいらした自衛隊OBで、


ご子息が春日駐屯地にいらっしゃるのだそうです。


「息子を、少年工科学校にいれたのだけど、そうしたら、
 親戚中から『なんでそんなところに入れたんだ』って言われましてねぇ…」


その時代は、さもあろうと思いながら伺っていました。


そうこうしている間に、観閲行進が始まりました。


まずは、音楽隊が入場したのだけど、実はさっき、珍しく


音楽隊で倒れた方がいらしたんですよね…。


空自さんと、珍しいねぇ…と話していたんですが、


空「…さっき、倒れた人のパートどうなったんだろ???」


私「部活と一緒で補欠みたいな人がいるはずだから、大丈夫なんじゃないの??」


そんな話をしていると、私が大好きな陸軍分列行進曲が始まり、


フレッシュな今年入隊したばかりの陸士君たちが入場してきました。




私たちの前後には、自衛隊OBのおじい様方がたくさんいらしてて、


「なかなか揃っているじゃないか」


「がんばっているな」


と、暖かいエールを送っていらっしゃったので、心が温まりました


隣の奥さまとご主人も、


「返って、この子たちの方が、きちんとしているんじゃないかしら?」


「うん、なかなかいいね」


と仰っていました。


しか~~~し、反対側の隣からは


「そろってねぇな…(ぼそっ)」


と、厳しい意見が(笑)


彼は、と~~~っても厳しい人で、


私が敬礼していたLineのプロフ画像を見て、


「腕が下がってる、指先も揃っていない。やりなおし


とLineを送ってきた、容赦のない人です(笑)


まぁ、私的には、フレッシュな彼らは、とっても初々しくてかわいかったんですけどね


余談ですが、陸上自衛隊=陸軍分列行進曲、海上自衛隊=軍艦行進曲、


で、航空自衛隊=空の精鋭ですが、この曲、ものすごく行進しづらいらしいです。


曰く、「絶対に合わない、ズレる」んだそう。


私「華やかで明るい感じのいい曲なのにねぇ…」


空「そう。でも、合わない


航空自衛隊行進曲 空の精鋭



…あ~、うん…ズレるかも…






続いて、車両が入場してきます。





や、本当はもちろん、もっとたくさん入場してきましたよ


頂いた写真だけ掲載していますので…悪しからず。


撮影者の空自さんより頂いた写真なので、とってもキレイです


撮影しながら、


「あれ、何に使う車両なのか全然わからない…」


と言っていましたが、そりゃそうだよね、畑違いなんだもん。


むろん、私も分かりませんでしたが(笑)


私「九州だから、戦車はやっぱり74だよね」



空「あっちに、10展示されてたよ」


あ~、そっか。


この前、玖珠に来たんだっけ、10


ところで、観閲行進の後、観閲飛行があるとのことでしたが、


UHだったっけ?ヘリが1機でした…。


ん~…それはちょっと淋しい…


ちょっぴり切なくなっていると、隣の奥さまが、


「…ところで、あなたの隣の方、ステキね~
 すごくステキね~



と仰いました(笑)


「え?あ~、そうですね(笑)」


「ふつうの方?」(=訳:民間人ですか?)


空「…え??あ…私ですか…??…ふつう…ではないです…。航空自衛官です(苦笑)」


奥さま「あら、そうなんですかまぁ、本当にステキな方ねぇ~


メロメロになっていらっしゃいました(笑)


そんなこんなで、観閲行進が終わりまして、次、楽しい訓練展示です


まて、次号


*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆


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第61回 第四師団開設記念行事   ~プロローグ~

2015年05月26日 | 陸上自衛隊

…はいっというわけで、


今月初の自衛隊イベントにようやく行くことができました~


もう、長かった…。


本当は、伊勢神宮参拝や、遠洋航海の出国行事等々行く予定だったのに…


体調とお財布両方の不具合及び、祖父の法事諸々重なり、


断腸の思いで諦めため、こんな後半になるまで、自衛隊イベントに今月は行けませんでした


ようやくと思ってウキウキしていると、


前日の天気予報で「雨」などと言っており、うそぉ~~~んと思っていましたら、


驚くほどの、恵まれすぎたくらいのいいお天気でした(笑)


今回は、いつもの相方(兼FMみね姉の音楽担当)杉ちゃんが来れなかったため、


いつもお世話になっているS山さんという、「真の保守(笑)」と呼ばれる知的紳士に、


プライスレスのお返しということで、お誘いしました。


さらに、いつもお世話になっている空自幹部さんから、この日行くよ~と、


連絡を頂いたため、じゃあせっかくだから、ということで、


合流することにしました。


…というわけで、この日は、ステキ紳士に囲まれての楽しいイベントに(笑)







まずは、「真の保守」ことS山さんから、車で拾ってもらい、駐屯地に向かいました。


でまぁ、もちろん、駐屯地内には一般来場者は車の乗り入れできませんけども、


ありがたく頂きました、通行手形がございますので、乗り入れさせて頂きました。

                 ↑↑↑通行手形(笑)


この時が面白くて、これをダッシュボードに置いた車が、正門に頭突っ込むなり、陸自さんたちが、


「青~


「はい、青~


「青~


と大声で口々に伝えて行くんですよね(笑)


そして…矢印に沿って、車を走らせていたけど、途中で分からなくなり、


たまたま近くを通った陸自さんにお尋ね。


「ちょっと待ってください!」


と言って、無線を手に取り、


「ヒトヒトニ…」これだけ聞き取れました(笑)



その時の様子(笑)


場所を教えてもらい、指示された駐車場に向かって行く途中に、今度は…


こんなのが


分かります????


これ、本物ではなく、キッズコーナーに置いてある、


フワフワの74さんです(笑)


よ~~~~く見ると、フワフワ感が分かりますよ~


カワイイ~~~


駐車場に着くまでに、こんなにネタが満載なんですが、まだ受付すらしていません(笑)






無事に駐車し、中央受付に向かい、ここでようやく受付。



そして、待ち合わせの空自さんとも無事に合流出来たので、


三人一緒にブラブラ~。


「真の保守」がやたらと反応していたのが、

対馬警備隊のブース。


対馬警備隊と言えば、最前線に立ちはだかる、まさに現代の防人。


一騎当千の高い戦闘能力を持つ、陸上自衛隊きっての武力集団の呼び声も高い、最強集団ですよ


その、最強集団がイカ焼きを売っていたんだけど、


「真の保守」と空自さんは、


「絶対に、あのイカは自分たちで採ってきたヤツ


と言っていました(笑)


会食の時に、その話を第四特科連隊の連隊長さんに話を振ると、


「間違いないと思います(笑)」


そ、そうなん???(笑)







そして、また歩いていると



海自さんのブースがありました


この海自さんたちが、寄ってたかってなんかしているのは、


ちびっこ二人にセーラー服を着せていたのです


めっちゃかわいかった~


そして、ここで、我々は団扇をゲットしました。


も~~~半端ない暑さでしたので、すでに。


このあと、PX行って、お買い物。


すると、だいたいちょうどいい時間になりました。


記念行事がそろそろ始まるから、席に行こう~


と、三人で、ひな壇に向かいました。


ってことで、次回に続きます(笑)





*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆


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久留米駐屯地観桜会…と、おまけの幹部候補生学校

2015年05月10日 | 陸上自衛隊

…さて、ずいぶん更新の間があいてしまいました。


申し訳ございません…。


そして、久々にお届けするネタですが、もう葉桜の時期になって、


観桜会…って、ほんっとに、申し訳ありません


…しかし、今年は桜が散るのが早かったですよね


この日は8分~9分咲きくらいで、翌週が満開…となるはずでしたが、


残念なことに、翌週は大雨で早々と散ってしまいました


この日、桜を見ることができて本当によかったです


で、こちらが久留米駐屯地の桜↓↓↓



お天気が良かったので、心おきなくお花見ができました


こんな感じで、食事会が始まります↓↓↓



もちろん、同じみ連隊長のご挨拶ではじまったのですが、


この日は、そう、地方統一選挙前で、


いつにも増して地元議員さんや候補者の皆さまが多く、


参加者民間人も、選挙の話題で持ちきりでした。


あからさまに名刺配りまくる地元議員さんもいて、


なんかちょっと微妙な気持ちにもなりましたがね…。







それはさておき、


自衛隊といえば、太鼓と言っても過言ではありません。


その演奏もご披露頂きました。



いいですね…なんかこう、春のうららかな日に、桜の下での太鼓って。


そして、私が今回、非常に楽しみにしていたのが、コチラ↓↓↓


そう


野点です


一度体験してみたかった、野点。


それが、こんな自衛隊イベントで体験できようとは…うれしいぃぃぃ~~~


…あ、お忘れの方(というか知らない方)も多いかと思いますが、


私、ほんのちょっとだけ、お茶をたしなんでおりましたので(←過去形)


ちなみに、奥で必死に袱紗を何度も畳み直していた、一見、高校生かと思ったお嬢さんは、


なんと、現役のWACちゃんでした


まだ、習い始めてひと月くらいだそうで、初々しいを通り越して、


袱紗を畳むだけなのに、すさまじい緊張感が漂っていましたね…。


手前にいらっしゃる方が、先生です。


その後、WACちゃんと交代されて、ベテランなかんじの奥さまがお越しになりました。

…実は、この方も元WACさん。


そして、写真に撮り損ねましたが、


男性で袴を履いていらした、非常に立ち振る舞いが綺麗なロマンスグレーのおじさまもいらしていて、


この方も、OB…つまり、元自衛官でいらっしゃいました。


いや~~ほんっとに、ステキでした


この時、同席させて頂いた方に、確か2佐くらいの方とその奥さまがいらっしゃいました。


2佐の方の立ち振る舞いを見ていると、明らかにお茶席慣れされているし、


先生とも親しくお話されていたので、


お茶のお稽古をされている方だとお見受けいたしました。


久留米駐屯地では、わりと茶道を嗜んでいらっしゃる方がいらっしゃることが、とてもうれしかったです。


茶道って、元々は武人の嗜みの一つですからね。


そう言えば、防衛大学校にも茶道部があります。


お茶を嗜む自衛官が、もっと増えてくれたらいいな~












そして、その後気になって仕方なかったのが、


この観桜会が催されている場所の奥で、


各部隊の方達が、お花見の準備をしていた様子です(笑)


準備から、もうすでに楽しそうで、


…混ぜてほしかったですよ、えぇ(笑)


さすがに、それは実行しませんでしたけどね。


「あっちが楽しそうだな~」


という気持ちは否めなかったです…。


ですが、ずっと行きたいと思っていた、観桜会、


そして、野点が体験できて、すっごく嬉しかったです


…で、まぁ、これ以上に楽しかったのが、


実は、この後に行った、


陸上自衛隊の幹部候補生学校です









久留米駐屯地のすぐ近くにあるのは知っていましたが、


当然、なかなか行く機会もないままでした。


…が、今回、またしてもありがた~~~~いご縁で、


久留米幹部候補生学校副校長さんに、エスコートして頂きました


ここは、場所は元陸軍士官学校があった場所ですが、


建物は戦後に再建されたものです。




グラウンドがめっちゃ広い


奥に、桜が咲き誇っています。


地元近隣住民から、


「桜がキレイだから、解放してくれ」


という要望があるそうですが、


「…さすがに…ここは、学校ですからねぇ…」


とのこと。


それは当然だと思いますね。


最近、海上自衛隊幹部候補生学校の江田島の見学ツアーも人気ですが、


普通の観光地と勘違いしている方が多いようにお見受けします。


HPに書かれている注意事項を守っていない方を見かけますしね…服装とか。


それはともかく、


このグラウンドの、朝礼台(?)みたいなところの上で、


あらかたの説明を受けました。


っていうか、この朝礼台がやたら広かった。


なんでも、式典ではエライ方々の席がここに作られるから、広くなっているんだそうです。


朝礼台というよりも、ひな壇的なかんじですね。


その後ろが、


事務室とか、職員室(教官室?)がある建物。


なかなかレトロな感じですね。


対照的に、



できたてホヤホヤの、真新しい講堂。


ここで、卒業式が行われるのですが、


つい昨年10月に落成した時、落成式ではなんと、


あの中央音楽隊が来て演奏してくれて、近隣住民がご招待されたのだとか…。


これは行きたかったなぁ…。


ちなみに、この講堂、武道館でもあるのですが、


汗の臭いが染み付くから、という理由で、


実際に、武道の類をここで行うことは禁止されているんだとか(笑)


この講堂は、ホールを取り囲むような形で、


ぐるっと廊下沿いに、陸軍時代からの様々な写真や資料などが展示されています。


これはなかなか見ごたえありましたね。


私が特に気になったのは、


初代校長(だったと思います)が創られたという、


陸上自衛隊バージョンの五省があったことです。


五省といえば、海軍の五省があまりにも有名ですが、


陸上自衛隊にもあるんだ~と、驚きました。


海軍五省が、「~なかりしか」という漢文調ですが、


こちらは、これの口語調の、


「~することはなかったか」


というフレーズになっていました。


内容は忘れましたが、だいたい、似たような感じだったと思います。


ちなみに、創作された初代平井校長は、元幼年学校の生徒監だった方らしく、


黒田節を嗜み、何か祝い事の席では、舞をひとさし舞う、ということをされていた方なのだそうです。


こういう方、大好きです


ステキ





ところで、戦前、陸軍の幼年学校や士官学校の敷地内には、


必ず「雄健(おたけび)神社」がありましたので、


ここにもあったわけですが、敗戦後、米軍によって取り壊されました。


遠目から、


「あの辺りが、雄健神社があった跡地です」


と教えられた辺りを眺めやった時、


なんとも悔しい想いが込み上げてきたのものです。


雄健神社とは、天照大神、大国主命、明治天皇…


そして、その学校の卒業生の英霊をお祭りしていた神社で、


学校の正門の右側に必ずあった石造りの神社でした。


朝礼時や帰宅時には必ず最敬礼をし、出陣の時には必ず参拝した神社です。


この神社は、ほとんど米軍によって破壊された…と聞いたのですが、


ただ、一か所だけ現存している雄健神社があることを後日知りました。








たまたま、この一週間後に、


元、熊本の陸軍幼年学校出身者のおじい様から、あるお話を伺いました。


この幼年学校跡地は、現在、北熊本駐屯地になっています。


その方は、終戦当時まで幼年学校の生徒として在籍しておられました。


「…終戦になって、幼年学校を米軍に明け渡すことが決まった時、

 当時の校長加藤大佐から、『学校の明け渡しは、赤穂浪士を範とせよ』

 との通達がありました。

 それで、我々は、必死になって徹底的にピカピカに掃除をしたものです。

 『敵に渡すのに、なんでこんなにキレイにしなきゃならんのだ』

 とブツブツ不平を鳴らしながら、掃除したものです。

 しかし、いざ、米軍に明け渡した時、その司令官が甚く驚嘆して

 『これほどまでに見事な明け渡しは見たことがない。

  学校長を呼べ』

 と言い、

 『…素晴らしい!よかったら、望みがあったら何でも聞こう。

  どんなことでもいい』

 と、敵司令官が言ったところ、校長は

 『では、雄健神社にだけは手を出さないでほしい』

 と言いました。すると、司令官は、神社の周辺を徹底して保護し、

 何人たりとも近づけないようにしました。

 唯一、熊本にだけ、雄健神社が残されたのです」


…この話を、当事者である方から直接伺うことができ、


震えが来るほど感動しました。


建軍駐屯地には行ったことがありますが、


北熊本駐屯地には、まだお邪魔したことがありません。


ぜひとも、今年は伺いたいと思いました。


鳥居だけは、一度破壊されたようですが、


戦後に再建されたようです。







陸上自衛隊幹部候補生学校は、


「質実剛健」「清廉高潔」


を旨とした資質の涵養に努めているとのことです。


その新たな一歩を踏み出した、新進気鋭の幹部候補生たちが、遠くに見えました。


彼らの幹部候補生学校生活が、充実し、より実りあるものとなりますように、お祈りいたします。

桂駐屯地にお邪魔してまいりました♪  ~防衛講和+おまけ編~

2015年03月06日 | 陸上自衛隊
さて、工場見学が終わると、ちょうどお腹が空く時間となりました(笑)


ここでもちろん…そう、体験喫食です


体験喫食、今回のメニューは…たら~~~ん



かつおのたたきの漬けどんぶり


ご飯はすし飯で、けっこう、ぺろっとイケました(笑)


大変おいしゅうございました


食堂の一角をパーテーションで区切られた場所で、食事をさせていただいたのですが、


なぜわざわざ仕切られていたかと言うと…それはたぶん、私達のため…というよりは、


副隊長さんがご同席されたからではないかと思いました…たぶん。


そしてその副隊長さんが、これまたとっても素敵な方です


そしてさらに、食事の後、副隊長さんによって、


防衛講和をして頂くという、これまた貴重な機会を頂きました







会議室に移動すると、入口目の前には席順が貼ってあり、


奥には…



コーヒーが、これまた整然と準備してあります

そして、テーブルの上に…



それぞれ、ネームプレートが置いてあります。


そして、お気づきになったでしょうか?


プロジェクターのコードすら、まっすぐしていることに


なんかもう、いちいちすごさを感じさせる徹底っぷり…


そして、



桂駐屯地の副隊長 中村賀津雄一等陸佐による、防衛講和がはじまり、


主に、東日本大震災での活動状況についてのお話をして頂きました。


副司令は、当時、第6後方支援連隊長をされていたので、


震災の時は、石巻で、派遣部隊指揮官として災害支援の陣頭指揮を執られた方の一人でした。


当時、地元の隊員さんは、いつ終わるともしれない中で、


ひたすら災害支援に携わられていたということが、一番のストレスであったようです。


当然ですが、単に長い期間というよりも、


終わりが見えない、いつまでやるのか分からない、というのは、


人間にとってはものすごいストレスだということは、よく理解できますので、


ただでさえ、過酷な災害支援の中で、


これは本当に辛かっただろうと思いますし、指揮官としても、辛かったと思います。


特に、士長など若い隊員さんたちは、


どこまでやればいいかわからないので、ものすごく、生真面目に必死になって


いっぱいいっぱいで頑張られ、結果、心労がたたって、


残念ながら、自衛隊を去るという残念な結果になることも、しばしばあるのだそうです。


そのために、隊員同士のミーティングをするなどして、


色々な辛い思いを吐き出す場を作って、隊員さんのメンタルの安定のために腐心されました。


ご存知の方も多いとは思いますが、


被災地支援に従事された自衛官には、自ら震災で家族を失った方も少なくありません。


そんな中で、なぜ自分たちががんばれたのか、ということですが、それは、


「今頑張らないで、いつ頑張るんだ!」


という思いであったとのことでした。


長年、不遇を時代を過ごしてきた自衛隊。


地震と原子力発電所の事故という、二正面対処を強いられ、


危険度が増す中、自衛隊がやっぱり最後の砦として対処することで、


自衛隊の必要性を、国民がようやく認知することになりました。


国難において、はじめて歓迎されるという、かの吉田茂の訓示そのままの状況です。


自衛隊は、自分たちの出番がない方がいい、歓迎されない方がいい、と、


それを確かに思っています。


ですが、どんな人間でも、自分たちの存在意義が不確かなまま、


日々、過酷な訓練をするというということは、大きな悩みを抱くのではないかと思うのです。


この、大きなジレンマを抱えてきた組織が、


存在意義を見いだせたこと、国に、国民に認められたことは、


自衛隊にとっての転換期であったことは間違いないと思います。


もちろん、震災を歓迎するものでも肯定するものでもありません。


問題なのは、日本人の想像力の貧困さであり、


実際に国難に直面するまで、自衛隊の必要性に気づけない人が多いという現実です。


おそらく、現在は、「サヨク」でもない限り自衛隊は日本に不要だ、などと言う人は、


もはやいないでしょう。


皮肉にも、多くの国民が自衛隊の必要性を認識するには、


これほどの国難でなければ、気付けなかったという事実が問題だったのだと思います。


しかし今度は、自衛隊でなくとも、災害支援専門部隊というようにして武力放棄させるべきだ、


などと、叫ぶ人が現れました。


認識不足も甚だしいですが、自衛隊がなぜ、あれほど過酷な環境で災害支援ができるか、


それは、このブログでも再三書いてきましたが、


戦闘行為という、人間が行う中で最も過酷な訓練をしてきているからです。


まさしく、命のやり取りの訓練を行っているからなのです。


それは、襲ってくる国難が、自然災害であろうと、外敵からの攻撃であろうと、


最悪の事態が日本に起こった時に、なんとかして国民を護るために、


そういう訓練を命がけで行っている…それが自衛隊です。


それが、実戦で使うことが来ない日を祈りながら…。


ですから、当然、誤解してほしくないのは、


存在意義を認識できたからと言って、嬉々として、災害支援に従事された自衛官など一人もいないし、


むしろ、あまりに精神的に辛い状況を乗り切るためには、


「今頑張らずに、いつ頑張るんだ!」


という思いだけが…自分たちの存在意義を実感することだけが、原動力であったのではないのかと、


そんな風に思った次第です。


ですから、最近自衛隊が人気が出ていることに関して、


「いつから人気が出ていると思いますか?」


と自衛官から質問された時に、


「確実に、震災以降だと思います」


と答えると、正直、微妙というか、複雑な表情をされる自衛官は少なくありません。


少なくとも、嬉しそうにする自衛官を見たことはありません。


それは、彼らが一番、


自分たちが歓迎される事態の意味を、理解しているからに他ならないからです。


それを思うと、実際に被災し自衛官に救助されていない身で、


「震災での自衛隊の活躍がすごい!」


などと、軽々しく口にするのも憚られるような気がしなくもないです。


この時の、彼らが抱えていた様々な想いを慮ると…。


この時の防衛講和では、記事にすることができない話もありましたので、


お話のごく一部だけを、取り上げさせて頂きましたことを、明記しておきます。









お話の後、副隊長自ら正門までお見送りしてくださいました。


この日はちょうど、自衛隊を退官された方のお見送りのシーンにも遭遇でき、


本当に、貴重な数々の体験をさせて頂きました。


このような機会を作ってくださり、


お誘い下さった「いせ後援会」理事の方には、感謝でいっぱいです。


並びに、平素からお忙しい中、この日のためにさまざまな準備とお心配りをしてくださった、


桂駐屯地の皆さまには、お礼の申し上げようもございません。


皆さま、本当に、ありがとうございます。