原水爆禁止2017年世界大会が、3日の国際会議(広島、5日まで)から始まります。世界大会―広島は5、6の両日、世界大会―長崎は7~9日です。今年のテーマは「核兵器禁止条約を力に、核兵器のない平和で公正な世界の実現を」です。
被爆者と市民社会が求め続けてきた核兵器禁止条約が国連会議で採択され、9月20日に署名が開始されるもとで、条約の歴史的意義と内容を深くつかむとともに、核保有国とその同盟国に調印を迫る新たなたたかいに踏み出す歴史的な大会になります。唯一の被爆国でありながら禁止条約に背を向けている安倍政権を追い詰めていくたたかいののろしともなります。
世界大会には、条約交渉会議をリードしてきた国連の中満泉軍縮担当上級代表やメキシコ、オーストリア、キューバ、ベネズエラなどの政府代表、核保有国とその同盟国で取り組まれている反核平和運動の代表が参加します。国際社会の英知が結集された条約を力にし、核兵器の完全廃絶に向けた今後の展望や運動の発展方向について交流・議論します。
被爆者の訴えと原爆被害についての報告、「ヒバクシャ国際署名」の国民的発展をめざすプログラムがあります。日本共産党の志位和夫委員長は6日にあいさつします。3日から広島市内で始まる国際会議は、世界と日本の反核平和運動、NGOの代表に、政府代表も加わって核兵器廃絶の道筋を討論します。