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南英世の 「くろねこ日記」

本因坊戦第4局

守口市のアゴラホテルで本因坊戦第4局が行われた。昨日、その大盤解説会に行ってきた。

司会は佃亜紀子6段、解説は結城聡9段である。そのほか張栩9段、後藤俊午9段、木本克弥8段、呉柏毅5段、大森らん初段(記録係)、塚田千春初段、万波4段といった豪華メンバーが時折会場に顔を出す。
 
大盤解説会場では緊迫した対局場がモニター画面を通して映し出され、また、プロジェクターによって次々と変化図が作られる。プロの読みの深さにため息が出る。
 
 
途中で行われた「次の一手」に正解し、特製の扇子をもらった。ラッキー!
 
 
結局この勝負、350手で黒番一力遼棋聖の半目勝ちというきわどい勝負であった。
来年から本因坊戦は大幅に縮小される。優勝賞金が2800万円から850万円に引き下げられ、リーグ戦決勝7番勝負からトーナメント戦決勝5番勝負になる。スポンサーの毎日新聞の苦渋の決断だという。
 
プロ棋士になるのは東大に入るより難しいといわれる。現在、日本の囲碁棋士は約500人。プロにはトーナメントプロとレッスンプロがいる。トーナメントプロは文字通り獲得賞金だけで生活できる人である。500人のうち30人いるかいないかであろう。そのほかのプロはアマチュアに指導することで生計を立てている。平均的な棋士の年収は1000万円程度といわれるが、トップ棋士の優勝賞金がテニスやゴルフに比べて非常に少ないのは残念である。もっと社会全体に文化を楽しむゆとりが欲しい。
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