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南英世の 「くろねこ日記」

ド迫力

大阪空港に着陸する飛行機をすぐ間近に見ることができるポイントがある。
阪急曽根駅から歩いて30分ほどのところにある千里川の土手である。
有名スポットであり、多くの見物客が来る。
私が行った時も、平日であるにもかかわらず、50人ほどの人が集まっていた。

マニアの人は頻繁に見に来るようで、専用のソフトをスマホにダウンロードし、
あと何分後に、沖縄からの飛行機が到着します。今奈良の上空です、などと説明してくれる。

なるほど、大きな飛行機が通るとすごい迫力である。
砂埃がたち、帽子が吹き飛ぶ。
中には眼鏡を吹き飛ばされた人もいるとか。

新聞に載るプロのカメラマンが撮る写真と違って、我々素人が撮る写真はなかなか狙ったような構図にならない。
何しろ、真上を一瞬のうちに飛びすぎるのである。
飛行機までの距離があまりに近すぎて、シャーッタチャンスを合わせるのが難しい。

何十枚かとって、ようやく何とか形になった一枚がこの写真である。
この写真は、大阪空港公害訴訟の授業で使う予定でいる。





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