minaの官能世界

今までのことは、なかったことにして。これから考えていきます。

パソコン改造Ⅱ

2014年11月18日 | ひとりごと

今回のパソコン改造は、結局、まるまる2台を新規で製作したようなものだ。

旧作を抜き出さなければならなかった分、新作よりも余計な手間がかかった。

 

旧作を抜き出す作業で、随分と苦労した。

 

パソコン本体を机の上に持ち上げる力がなく、仕方なく、床に横倒しにして蓋を開け、上から覗き込むような格好で作業した。そもそも、この姿勢が苦しかった。

正座などできないので、

椅子の代わりに50センチほどの高さまで雑誌を積み上げて、それに腰かけた。

この姿勢を保とうとすると、支えきれずに、たちまち足がぶるぶると震えだした。

手にも力が入らず、工具がまともに持てない。

グー握りでしかドライバーを持てず、ネジ頭の溝にドライバーを合わせられなくて、いらいらした。

一度に回せる量も少しで、なかなかネジを外すことができない。

日常生活で言えば、歯磨きもろくにできないのだから、ドライバーでネジを回すなんて、無茶な話ではあった。

それでも時間をかけると何とかなるもので、1時間かけるとネジを1本外すことができた。

その代り、頭がふらふらして、気分が悪くなった。 

所謂、立眩み、貧血だ。

頚髄損傷では交感神経の損傷もあるので血流が悪くなり、貧血を起こす。

やむを得ず、1時間くらい横になって身体を休める。

体調がよくなると、作業を再開する。

これの繰り返しだから、作業は遅々として進まなかった。

 

古いマザーボードを抜き出すのに、まる2日間かかり、新しいマザーボードを取り付けるのにも、やはりまる2日間かかってしまった。

とほほ、、、。

水冷キットは重くて(←私にとっては)、支えきれなくて、なかなか長ネジでとめることができなかった。

結局、水冷キットの取り付けも2日間かかった。

もうこのへんになってくると、腕も脚もぱんぱんになっている。

なにしろ、5キロ程度しか持ち上げる力がないのだ。

手足に血液が大量に流れ込み、脳の血液が不足して、しょっちゅう気が遠くなった。

倒れる前に、保冷剤で頭を冷し、横になって、ふーふーっ、言ってた。

夜、寝ている間も、身体が痛くて、うーうー、唸っていた。

20日間ほどかかって、パソコンを組み上げた時には、ばいざーいって大声で叫びそうになった。

パソコンの稼働には、ここからさらに数日かかった。

OSのクリーンインストールがうまくいかなかったのだ。

パソコンの組み立てで、酷使?して悲鳴を上げている身体に鞭打って、インストール作業を続行した。

これも、以前の私なら、あっという間にできたはずなのに、うまくいかない。

でも、何度かやりなおして、やっとOSインストールができた。

うまくいかなかった原因は、2年間のブランクで肝心なところを忘れてしまっているのだ。

でも、ほとんど思い出した。

メモリを8ギガ挿すのなら、OSは64ビットじゃないといけないことも、この時点でようやく思い出した(涙)。思い出すのが、遅すぎる。

こういう頭の運動もしておかないと、どんどん記憶が薄れていくようだ。

 

今回の一連の作業は全身のリハビリになったし、巧緻性の向上(不自由さを補うため道具を使えばよいことに気がついた)にも役立った。

反面、限界もよく判った。

とにかく、身体を動かしていないと、固まって動けなくなるということだ。

主治医の処方薬は、とてもよく効いていることも、限界まで全身を責めてみて、よく判った。

 

今後は、部屋の中でもできる軽い運動や家事などを積極的に行い、体力の衰えを最小限に抑えていこうと決意した。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無茶しないでくださいね (katsu)
2014-11-20 07:36:33
心配したんですよ
UP無いんで。
出てきと思ったらPC改造してたなんて。
そこまでしなくてもいいでしょ、出来合いで、
よくもまぁ、と思ったのですが
そういう“無茶”がminaさんらしいと思われ
笑ってしまいました(^^)/
おまけに、
全身のリハビリになった
頭の運動も、と聞いてなおのこと納得。
ご自愛ください。
映画の感想待ってますね。
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前を向いている。 (ken-mo)
2014-12-09 00:59:29
前向きで良いなあ、って思いました。
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