ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

祈りの日

2012年03月11日 16時51分00秒 | 
今朝、不思議な夢を見ました。
真っ白な光の中に、一人浮かんでいて
「誰か別の人の経験も、
知ることで自分の経験になる」
そんな言葉というか概念みたいなものが
そこら中から湧き出して、
その光の中に満ちているという、夢。

浮かんでいる心地よさも、
その概念のエネルギーのようなものも
目が覚めても、ありありと覚えていて。
今日のこの日にそんな夢を見たのも
なにか意味があってのことでしょう。
その意味を一日、ぼんやりと考えていた、
震災から1年目の、祈りの日。



こんな日に言葉を紡ぐのは簡単じゃないから
ベランダに花の苗をいくつか植えました。

― 復旧とは けなげな言葉 さはあれど
喪(うしな)いしもの つひに帰らず ―
(「震災歌集」長谷川櫂)
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忘れないこと

2012年03月05日 20時58分00秒 | 社会
間もなく東日本大震災から丸1年。
職場のあるビルの1階でも
津波被害の展示が行われていて
津波に引き裂かれた大漁旗や
泥まみれの小さなクマのぬいぐるみは
見るたび、胸がしめつけられる。

毎日のように放送される、
さまざまな震災の特番を見ながら
いろいろなことを考えてしまって。
あまりにも多くの課題を抱えた政府に対して、
批評家は、こぞって批判を展開してるけれど
批判するだけというのも、何か違うような。
当事者意識があれば、反省しこそすれ、
批判だけでは終われないはずでは、と。

(満開になった大阪繁盛亭の梅)

確かに間もなく1年になろうとする今、
当事者意識を共有するのは
ますます難しくなりつつあるのかも。
震災直後のように、街の到るところで
募金が行われているわけではないし、
今自分に何が出来るのかを
切実に考えることも少なくなってきたり。

でも、「3.11を忘れない」というのは
ただ単に記憶しておく、というだけじゃなくて
当事者意識を持ち続けるってことじゃないかしら。
それは「お気の毒に」と「つらいなあ」の違い。
「かわいそうに」と「何か出来ることない?」の違い。
ただそれだけの違いでも、それを持ち続けること、
それが、大切なことのような気がして。
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Rに苦しむ

2012年03月01日 21時41分00秒 | フランス語
フランス語の発音の中で
わたしにとって最難関なのが、R。
喉の奥の方で、うがいをする時のような音。
何度練習しても、いまだにうまく行かなくて。

先日もフランス語のクラスで
自由なテーマでのexposé(発表)をした時に
"On peut la faire chanter."と言ったつもりが
先生には"On pourra faire chanter."と伝わって
ああ、まだLとRが出来てないんだな、と
へこみつつ、改めて反省したところ。

(もうすぐひな祭り)

家に帰って、何とかしなければと
ネットでみつけたのが、このビデオ
このシリーズは、以前から時々お世話になっていて。

3回くらい聞いて、練習もしたのだけれど
いざ文章を読んでみると、とっさにLとRを
発音し分けるのはやっぱり難しい。
クラスの先生の発音は、Rをあまり強調しなくて
息の音は殆ど聞こえないくらいだけど
同じようにすると、Lっぽくなるみたい。
頑張ってRを強調しすぎても不自然だし。

ああ、本当に悩ましい、Rの発音。
さりげなく出来るようになる日は来るかしら。
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