ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

仕事をするのは

2011年01月14日 23時30分00秒 | 仕事・職場
録画していたNHKの仏語番組の中には
毎回様々な職業の人へ同じ質問をするコーナーがあって
それが、なかなか哲学的というか、面白くて。
たとえば「あなたにとって仕事とは何ですか」。
こんなこと急に聞かれて、すらすら答えるところが
さすがというか、フランス人らしいところかも。

仕事は、「人生そのもの(la vie)」とか、
「努力し続けること(la continuité des efforts)」、
「自己実現(l'epanouissement personnel)」等
うまく言うものだなあと、毎回関心してしまう。

わたしなら、何て答えるかしら。
「お金を稼ぐ手段」であることは確かだけれど
それだけじゃないのも、また確か。
「自己実現」これは、間違いなくそう。
でもあと何か、もう少し足りないような・・・



ああ分かった、自分だけじゃ足りないんだ。
わたしにとって仕事とは、自己実現であると同時に
「色々な人との出会いを通じて、学び、磨かれ、
喜びや苦労や多くのことを、分かち合う場」。
そこに、わたしと違う誰かがいるから
わたしは、わたし自身の境界線に気づく。
その人たちとのふれあいや、摩擦があるから
わたしは磨かれ、成長することが出来る。
そして違いを超えて、理解し、分かち合えることが
わたしにとって何よりも大切な、よろこび。

そういえば今週も、2人の人からメールを通じて
わたしは素敵な、言葉の贈り物をもらったのでした。
長くなるから、文脈は省略するけれど
それは "Every day is a blessing."という言葉と
"these experiences will be a light to guide you."

楽しい経験も、苦しい経験も、苦い経験も
やがて灯となって、道を照らしてくれるから、
どんな毎日だって、それは祝福に満ちたもの。
全く違う脈絡の中での、別々の2つのフレーズが
ぱっと結びついて、胸の奥に飛び込んできて
わたしの心を暖かな光でいっぱいにしてくれました。
こういうことも、仕事を続けたいと願う理由の1つかも。
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フランス語はじめ

2011年01月08日 22時46分00秒 | フランス語
今日からついに、フランス語の冬季講座が開講。
わたしも恐る恐る、C1のクラスを受けて来たら
やはりわたし以外は、全員フランス滞在経験者。
レベルも当然、ワンランクのツーランクも上。
でも背伸びすれば、何とかついていけそうで
えいっと、正式な受講手続きもしてきてしまった。

でもとにかくもっと話せるようにならなければ、と
かなり切羽詰った覚悟のもと、実は昨年末から週1回、
職場のフランス人のインターンさんにお願いし、
仕事の後に、フランス語会話をさせてもらっていて。

「週1回、1時間でいいから」とお願いしたのに、
毎回、2時間半近くも丁寧に相手をしてくれる。
しかも、多少なりともお礼を払わせて、と言っても
楽しみでやってることだからと、受け取ってくれない。

(近所のケーキ屋さんで見つけたうさぎ)

まったく無給のインターンをするために
はるばる飛行機に乗って、日本まで来た挙句、
6ヶ月もの間、フルタイムでタダ働きするのみならず
ボランティアでフランス語まで教えてくれるなんて。
・・・いい人にも、程がある。

しかも、物腰は柔らかく、エレガントで上品。
日本人の目から見ると、かなりなイケメンなのに
少しシャイな彼は、それに気づいていない様子。
そんないい人が、忍耐強く、懇切丁寧に
私のひどいフランス語を直そうとしてくれているのに
これでもし、ちっとも上達しなかったりしたら、
わたし、彼の人の良さにつけこんだだけの
すごい悪人に思えて、自己嫌悪に陥るだろうな。

わたしは、彼の半分もいい人にはなれないけれど
頑張って上達することで、彼の親切にせめて報いなくては。
(ちなみに彼は、来月結婚予定のため、
ご紹介は出来ませんので、あしからず。)
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松の内も開けて

2011年01月07日 22時14分00秒 | 生活
松の内も開け、お正月ももうおしまい。
正月ボケになる程の休みはなかったけれど
これまでに頂いたたくさんのお年賀状が
お正月気分を届けてくれました。

年々減っているというお年賀状だけど
わたしには大切にしたい習慣のひとつ。
ご無沙汰ばかりで年に一度だけの方々が大半だけど
それでも年に一度でも、近況を知らせ合えることが
やっぱりとてもうれしいことのように思われて。
お一人、お一人の一年に思いをめぐらし、
わたしも頑張らなくっちゃ、と励まされる。

(大阪天満宮にお参りした時に通った、繁盛亭)

でもそれは、あくまで私の感じ方だから
押しつけがましくならないよう、気は遣いつつ。
出すべき方と出すべきでない方を見極めるのも
相手を尊重するためには、大切なこと。

お年賀状やお年賀メールでご挨拶出来た方にも
出来なかった方にも、感謝の思いが届きますように。
皆様にとって、幸多き年の始まりでありますように。
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ようこそ、2011年

2011年01月02日 16時05分00秒 | 家族
2011年の幕開けは、各地で雪となった寒波の中。
案の定、実家のあたりは30-40cmの積雪。
これでも去年と比べたら、半分くらいだけど
さすがに車では無理、ということで
急遽、隣町の姉の家に集まることに。



久しぶりに三姉妹(及びその家族)が集まり、
何年ぶりかの、賑やかなお正月になりました。
おせちも、母のと姉のとが並んでずらー。
これにお鍋とお雑煮がついて、お腹いっぱい。

(左手前で照り輝くのは、姉の自慢の黒豆)

そしてこれが、姉んちの愛猫、リュミエール。
「スフィンクス」というへアレスキャットで
性格は実におっとりした、甘えん坊なんだけど、
ETのモデルになったという、実にユニークな風貌。
アビシニアンを飼っている妹がベタぼれしてるし
三毛を飼っている母も、かわいいを連発してるし
私の家族は、ひょっとしてマニア揃い?

(通称、リュミたん。抱っこが大好き。)

今月末には、母の心臓の手術も控えているけれど
入院中の父も、なんとか無事に年を越し、
家族で迎えられた、お正月らしいお正月。
こんな和やかな日々が、この先も続きますように。
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