ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ゲゲゲな息抜き

2010年08月21日 15時54分00秒 | 生活
タダ券をもらったので、昨日は仕事帰りに
職場の近くの美術館で、ちょっこし息抜き。
「ゲゲゲの女房」にハマりついでに
「水木しげる・妖怪図鑑」展を見に。

少女漫画派だったわたしには
彼の絵はおどろおどろしくて、苦手だけど
でも「ゲゲゲの女房」で言われていた通り、
確かに背景は、驚くほど精緻な点描画のよう。
たかが背景に、あそこまで手を抜かないとは
やはりこれは、本物のプロの仕事だと感心。
点々担当のアシスタントの菅ちゃんが
目を回して倒れたのも、うなづける。

(入り口では、一反もめんがお出迎え)

毎朝楽しみにしている「ゲゲゲの女房」も
タイトルバックの、2人の自転車のシーンも
走る道が、初めは細いあぜ道だったのが
いつしか広い道となったと思ったら、
最近では2人の子供も加わって4人で走っていて。
今週は、戦時中の話に涙ぐみながら出勤する日々。

水木しげるは、自らの戦争体験を描くために
生かされ、漫画を描き続けてきたんだろうな。
左腕を失ってなければ、仲間と共に玉砕してたから、
生きのびて、戦争の本当の姿を伝えるためには
左腕に被弾することも、必要だったのだろうな。
そしてご本人もそれを充分、分かっていらしたみたい。

水木しげるの描く、たくさんの妖怪の絵を見ながら
人の「使命」について、思いを馳せた夕べでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする